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底なし沼にて
69. (※)
しおりを挟むイリアス殿下の圧にやられたのか、陛下は「イリアスに一任する」とだけ言って、そそくさと謁見室を去って行ってしまった。謁見の時間は陛下の退室と共に唐突に終わりを告げ、貴族達も何処か釈然としない顔をしながらも続々と部屋を出て行った。
その中に、兄の姿も見えて。保守派の俺の方に一瞥もくれることすらなく颯爽と去っていく革新派の彼の後ろ姿を、ぼんやりと見つめた。
「さぁ、行こうかレーネ」
堂々と俺で遊ぶ許可を得られたイリアス殿下は、殊更機嫌が良さそうに微笑んで俺の頬を撫でる。その指先からぞわりと怖気が走る感覚にブルリと震えれば、彼はクスクスと嬉しそうに口角を上げた。あぁ、寒い。
イリアス殿下は真顔でぼんやりと立ち尽くしているヴィンセント殿下を一瞥すると、特に何も言うことなく「ゴーダン、行くよ」と呟いた。
「長旅を経て帰ってきた部下を少しは休ませてやれば如何だ。兄上」
透き通るような美しい美声が、静かな謁見の間に心地よく響く。第1部隊隊長の腕越しに振り返ると、冷たい紅玉の瞳が此方を見つめているのが見えた。
イリアス殿下やロバル様のような陛下譲りの薄紫の瞳ではなく、彼だけは側室が持つ美しい真紅の瞳を譲り受けている。シャルとシャロンを鮮血のような美しさと例えるならば、ヴィンセント殿下のそれは輝く魔石のような美しさだ。
じ、と一貫した無表情で俺達を見つめるヴィンセント殿下。対して、イリアス殿下は機嫌の良さそうな笑顔から一転、ゾッとするほどの真顔になり、すぐに笑顔を取り戻して彼を見返した。
俺にだけ見えるような位置で真顔になるのやめてほしい。怖いから。
「ーー僕の采配に文句でも言うつもりかい?ヴィンス」
「文句?いいや、まさかこの俺の兄上がそこまで狭量な男だとは……驚いたな。流石、すぐに国民を死刑死刑と叫んで殺したがる部下を持っているだけのことはある」
「…………」
驚いたのはこっちだよ。やめろイリアス殿下のこめかみに青筋がビキビキ浮いてるのが見えないのか。
ちなみに、ヴィンセント殿下は決してロバル様のような馬鹿でも、(会計曰く)会長のような天然でもない。彼は全て分かった上で煽り散らかしている。
幼い頃から特に権力者相手に敵を作りやすい人ではあったが、少し見ないうちに更にその毒舌っぷりに拍車を掛けているようだ。
そのとばっちりを食うのが俺でなかったら「もっと言ってやれ」と思うのだが、生憎対象は俺だ。やめてください。
「……言葉には気をつけた方がいい。ねぇ、レーネ。お前もそう思うよね?」
「ーーゲホッ、左様、でございます、ね」
グリンッ、と音が鳴りそうな程の勢いで俺の方を向くイリアス殿下。同時に第1部隊隊長が俺の首に回した片手ををギチギチと締め上げてくる。死ぬ程痛い。
咳き込みながらもなんとか適当に頷いておく。すると、殿下は満足したように「ほら、レーネもそう言ってるだろう?」と諭すように朗らかに呟いた。今度はヴィンセント殿下が、不快げにピクリと眉を動かす。
それを、「不快」の意と受け取ったイリアス殿下が、ニタリと悪辣な笑みを浮かべた。
「知っているかな、そういうの、無駄なお節介と言うんだよ?それに、レーネが僕の為に動くのは、当然のことだからねぇ」
「初耳だな。人を労るのは人の上に立つものとして当然の行為かと思っていた」
「はは、君はもう少し、王子としての自分の在り方を見直したほうがいいね」
「自己紹介か?」
お互いに一歳相手から目を逸らさず、バチバチと閃光が出現しそうなほど睨み合う2人。
ヴィンセント殿下もよくここまでイリアス殿下に恐れをなさず口を開けるものだ。末恐ろしい。普通、何度も何度も殺されかければ逃げるだろうに。
反対に、存外煽り耐性がないらしいイリアス殿下は、首筋から頬にまで青筋が走っている始末だ。せめてもの我慢で柔和な笑みだけは崩していないが、口角はヒクヒクと忙しなく痙攣しているし、魔力がぐらぐらと煮立っている。
イリアス殿下が、呆れたように大きく息を吐いた。
「全く、君のような人間が王族なんてーー、火属性でもない、髪の色も目の色も違う。あぁ、世も末だね」
「何を言っているのかわからないな。俺はこの通り容姿も人並み以上、紫がかった黒の髪は艶やかで美しいし、母上譲りの紅玉の瞳がよく映えているだろう。正に美の結晶。これ以上ない程に王子だ。更には性格も良い」
「……………どこからその自信はやってくるんだい?」
冷静かつ正確な自己分析の結果だが。
スン、と澄ました表情でそう宣言するヴィンセント殿下に、俺まで思わず白い目を向けてしまう。相変わらず自己肯定感が底抜けに高い。良いことだけども。自分の良い所を見つけられるのは良いことだけども。ーーこう、無性に腹が立つと言うかなんというか。
正面に立って話すイリアス殿下は尚更だろう。ブルブルと憤怒に震える手が彼の精神の限界を如実に表していた。
「おっと危ない。兄上、部下の躾がなっていないぞ」
「いいや、この上なくしっかり機能しているよ」
しかし、彼が次の言葉を口にする前に先に臨界点に到達したらしい第1部隊隊長が、俺の首から手を離してヴィンセント殿下に詰め寄っていく。
その隙に、俺はイリアス殿下が俺に気を向けていないのを確認して素早く襟元から通信魔具を抜き取り、風魔法で遠くにある豪奢な花瓶の中へと移動させた。ーーよし、誰も見ていない。お仕置きの後で隙を見て回収しよう。
俺がコソコソとそんなことをやっている間にも、ヴィンセント殿下は掴みかかろうと伸ばされた第1部隊隊長の手をスルリと難なく避け、彼の手が届かない位置まで下がる。
そして、これ以上は流石に良くないと漸く理解してくれたのか、そのままイリアス殿下や俺の横を颯爽と通り過ぎて、謁見の間の扉に手をかけた。
くるりと振り返った彼と目が合う。ーーはいはい。
「それでは、俺は部下で遊んでいられる程暇では無いのでこれで失礼する」
「どうぞ?」
「兄上も、仮にも第1王子なのだから、遊び呆けていないで職務の1つでもまともにこなしてみる事をお勧めするがな」
彼はすぐに俺から目を逸らし、その紅玉に殺意を漲らせてイリアス殿下を睨みつけ、颯爽と部屋を出て行ってしまった。少し見えた部屋の外側には、控えていたらしい副団長の姿が見えた。……良かった、護衛がなかったら即殺されている。
「…………」
それにしても、どうしてくれようこの空気。
イリアス殿下は最早苛立ちを隠しもせずに舌打ちをかましているし、第1部隊隊長は俺の首を剛腕で締め上げて八つ当たりしてくるし。畜生、結局これだよ。
暫く開き切った瞳孔で地面を見つめていたイリアス殿下が、落ち着いたのか俺を見つめ、「邪魔者は消えたし、僕の部屋に行こうか」と微笑んだ。
あーあ、ばーか。俺のばーか。
懐かしい殿下の部屋が近付くにつれ、身体が本能的な恐怖を訴えてくる。全身の体温が下がり、異様なまでの寒気が俺の身を襲う。唇を噛み締めて震えを堪えるが、あまり効果はなかった。
到着するやいなや第1部隊隊長に背中を蹴られ、部屋の床にドサリと倒れ込む。すると、すぐ側までやってきた殿下が、美しく微笑みながら口を開いた。
「調教の前に、まずはすべき事をしなくてはね」
そう呟いた殿下の手に第1部隊隊長が恭しい手付きで、1枚の紙を渡す。受け取った殿下は、異常なまでに慈悲を感じさせる笑みを深めた。
彼が持っている紙ーー『魔法契約書』を、蹲ったまま見上げる。
俺が騎士団に入った時、第3部隊隊長になった時ーー階級を経る度に要項が増えていくそれに、何度署名をさせられただろうか。今度こそ、逃げられないのだ。
契約書の縁に凝らされた繊細な紋様をぼんやりと眺め、呆れたように苦笑してしまう。王様のそれとは、書いてある残酷さが桁違いだ。
「まず、忌々しい男の名前は省いてしまわないと。それに、君が僕の命令に逆らえないように、拘束力を強くしないとね。ーーあと、解除条件も変えないと……契約書を破れば終わりなんて、生温いよねぇ陛下は」
「……」
「聞いているのかな?返事は?レーネ。お前は僕の奴隷だよね?」
ーーゴスッ
「ゲホッ、俺、は、騎士でーー」
「は?」
俺は、奴隷じゃない。モロに鳩尾に入った第1部隊隊長の蹴りに悶絶しながらも呟くと、直様殿下の顔に愉悦が浮かぶ。反抗され、それを更に踏み潰すことを何より好む殿下だけど、ーーーーあぁ。これは、見過ごすべきものなのか。
サファイア教授の言葉を思い出し、降ってくる拳に頭を庇いながらも反省する。矜持に拘りすぎるのも問題ありなのか。
腹を庇うようにうつ伏せになったところを背中に乗られ、前髪を掴んで無理矢理顔を上げさせられる。すると、しゃがみ込んだ殿下が、わざと俺に見えるように契約書を突きつけ、指先に宿した火で、『契約主』の項目から『第2王子:ヴィンセント・フィオーレ』の名前を消していく。
同時に、契約を強制的に変更される不快感が俺を襲う。身体の中を掻き回されるような感覚に、歯を食いしばって耐えた。
そして、ヴィンセント殿下の名前が完全に消えた所で、呻く俺を凝視していたイリアス殿下は火を消し、立ち上がる。彼は悪辣な笑みを浮かべて俺を見下ろすと、ケラケラと軽く小鳥が鳴くように透き通った声で嗤った。
「あの忌々しい男はじきに殺す。下賤な娼婦上がりの側室の血が入った男なんて、崇高なる王族には必要ないからね」
彼にとっては、娼婦を陛下が孕ませたことすら、許し難いことなのだろう。後宮に上がるまでの間、一端の騎士として護衛を務めた俺にも優しかった彼女を思い出し、眉を顰める。紫がかった黒の髪と紅玉の瞳が美しい、強く気高い女性だった。
今は、きっとヴィンセント殿下と同様に生命を狙われる毎日なのだろう。
彼女の身を案じる暇すらも与えてもらえず、俺は第1部隊隊長に突き飛ばされて殿下のお仕置き部屋に突っ込まれてしまう。
変わらぬ内装に、息を呑んだ。
狭い部屋の天井からは、『魔力封じの鎖』が吊り下げられている。壁には幾つもの鞭や短剣が引っ掛けられ、その存在を主張していた。更に、壁に寄り添うように設置された机の上には、注射器や沢山の悍ましい色の薬液が置かれている。
ガタガタと芯から震え出す身体を無理矢理持ち上げられ、微かな抵抗も虚しく両腕を『魔力封じの鎖』で拘束されてしまう。
「ーーーー、ぁ、あの、」
真正面にやって来た第1部隊隊長の厳格な顔を、俺は思わず救いを求めるように見上げてしまった。無言で俺を見つめる彼に、震えてまともに機能しない口を必死に動かしながら、俺はなんとか言葉を紡いでいく。
「た、たいちょ、おねがいします、いやだ、おねが、」
「……成程。殿下のいう通り、随分洗脳されきっているらしいな。フォーサイス」
助けを求めれば助けてもらえるなどと、教えた記憶はないぞ。
そう、俺の耳元に口を近づけて、小さく囁いた第1部隊隊長の手には。
「ーーーーあ、嫌だ、いやだいやだいやだいやだおねがい、お願いしますやめ、やめてうたない、」
ぶら下がった腕に近付けられる注射器には、毒々しい紫色の薬液がこれでもかというほど詰められている。半狂乱で叫びながら逃げようとするも、鎖の可動域は悲しいほどに狭い。
嫌だ、怖い。自分が自分でなくなっていく感覚は恐ろしい。部屋の外からは、尚も魔法契約を書き換えているらしい殿下の笑い声と「レーネは可愛いねぇ」なんて言葉が聞こえてくる。
ーープスリ
と、悍ましいほどに静かに突き刺された注射針の中から、薬液が身体の中に浸透していく。そして。
俺は、魔法契約の書き換えによる不快感が、快感として脳から身体へと伝達されるのを感じ、目を見開いた。歯を食い縛る。
「ッ、ッツ"、ーーーーー、ひ、っ"、」
「お待たせ、ゴーダン。どの注射を打ったのかな?」
「この前と同じものを、原液で。やめて、などと無様にも口走ったものですから」
今までよりも、明らかにキツい快楽に、パチパチと視界が明滅する。内臓の中に手を突っ込まれ、直接弄られるような感覚。それが、なぜか、きもちいい。
あ、ぁこわい。こわい、こわい。なんだこれ。
異様な程に目を見開いてガタガタと痙攣する俺を、母親が幼い赤子に向けるような愛しげな表情で見つめ、殿下はクスクスと上品な笑い声を上げた。そして、傅いた第1部隊隊長の頬を、柔らかく撫でる。
「あーあ、可哀想なレーネ。原液に近づけば近づくほど依存性も強くなるんだよ。もう逃げられないね」
「ひ、ひ、ッ"、ぐ、ーーゔぇ、え、」
「あぁああああ、可愛い可愛い!!吐いちゃったねぇレーネ」
あ、ぁ。?おれ、っ吐いた?
ぼんやりと遠くへ行ってしまった思考をなんとかかき集めて足元を見ると、確かに、吐瀉物が散らかっている。おかしいな、はいたきおくなんて、ないけれど。
あ、ぁ、寒い。
『俺が護るよ、レーネ』
のあ?のあ、どこにいる?
「……ノア。って誰だい?」
ノアは、親友。大切な、
「そう。親友が出来たんだね。良かったねぇレーネ。
でも、それはもう、なくなってしまうねぇ。こんな無様な格好であんあん喘ぐレーネを見たら、きっと嫌われてしまうね」
きらわれる?ノアに?
『「気持ち悪い。穢れた手で俺に触らないでくれ。最低だな。お前なんて、そのまま傀儡になって死んでしまえばいいのに」』
イリアスでんかと、ノアの声が重なって、呪詛のようにきこえてくるのにくびをふって、耐える。
ちがう、のあは、そんなことを言ったりしない。ノアは、もっと乱雑な口調で、でも優しくて、陽だまりのような人間だ。
唇を噛み締めて殿下を見据える。きっと、目の焦点は合っていないし、涎はダラダラと溢れているし、さぞかし無様な姿なのだろう。だけど。
俺は、壊れるわけにはいかない。ここで負けてしまえば、俺は第1部隊隊長のような快楽に呑まれた奴隷になってしまう。
反抗の意思を見せた俺に、イリアス殿下の笑みが殊更深まる。ーー大丈夫、俺は、壊れない。心だけでも。
「……ふーん」
身体を傷付けるのを厭わずに俺の服を短剣で切り裂いて全裸に剥くと(その傷がまた快楽になるのだ)、殿下は俺の肛門に、もう片手に持っていた巨大な張り型を突き刺す。
未開拓のそこがブチブチと嫌な音を立てて傷付いていくーー恐ろしい快楽が、俺を貫いた。
あ、しぬ。
「ーーぁ、ぁあああ、あ"、や、ひ、!?」
「ふふ、おっきくて気持ちいいでしょうこれ。ゴーダンのお気に入りなんだよ?もう遠慮はいらないみたいだし使っちゃおっかなって」
「あああ、あ"、いやだ、い"、…ひ、あ"あ!!」
「はあああ、可愛い……寧ろ、此処までココを弄らないであげておいたことを感謝してほしいくらいだよ」
張り型が突き刺さり、ポタポタと血液を落とす肛門の縁をするりと撫でる快感に、また喘ぐ。混乱と快楽にぼろぼろと涙をこぼす俺に柔らかな口付けを落としたイリアス殿下は、俺の両頬を掴んで顔を上げさせ、にっこりと優しげに微笑んだ。
頬を舐められるかんかくすらも、悍ましい。
「ふふ、快楽の虜になっちゃおうね。レーネ」
たえろ、心を遠くにやれ。
早く終われ早く終われ早く早く早くはやくーーー
「ぁ、ぁ、あ…あ、あ、ひ、ぁ"…?」
しろとくろに明滅するしかいの中で、ぼやぼやと金色に光る魔ぐ灯が、めにはいる。
金いろと黒が、白できれいだった。かみさまのような、
『私は、レーネだからこそーーーー』
なんだっけ。?
プツン。ととおくで糸が切れるおとがした。
「ふふ、まだまだこれからだよ?レーネ」
奈落の底まで突き落としてあげようね。
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