人違いです。

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学びの庭にて

65.

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 ざぁ、と吹き荒れる風の音が、静かな真夜中の校門に不穏に響く。行かないで、どうして、と叫ぶ彼らが向かい風となって俺とヴィオラ愛馬を襲うのだ。
 それに何とか逆らいながら校門の前まで到着した俺は、1度ヴィオラの足を止め、くるりと広大な学園を振り返った。ーー目を細める。

 今日、俺はここを去る。

 これ以上ここにいては、名残惜しくなってしまうから。レーネ・フォーサイスという人間で居たくなってしまうから。
 沢山の人達から頂いた贈り物は、その全てがきっと検閲にかけられて廃棄されてしまうから、部屋に置いてきた。王様からの贈り物も、通信魔具も、日記帳も。そして、第3部隊の皆と一人ずつ別々に選んだ、お揃いのものも。
 着の身着のまま、鎧だけ身に着けて。

 小さく息を吐く。すると、外気に冷やされて白く染まったそれが空気中で震えて消えた。


「……ごめん」


 人と話せば話すほど、離れ難くなるのだ。微睡みのような時間から醒めたくないと心が騒ぐ。このままだと、もう恥も外聞もなく叫びたくなってしまいそうだった。
 びきり、と胸が軋む感覚に胸を抑え、苦笑を零す。――どのみち、きっと長くはないのだ。

 もう1度深く呼吸をし、俺は今度こそ校門の外に向けてヴィオラをいざなう。そして、校門の外で礼をする警備兵に軽く会釈をして門を潜り抜けようとした――その時。


「……漸くのお出ましか、エーレ、セス」
「はい。どうせ隊長はさっさと1人で誰の見送りも受けずに去るのだろうな。――と思いましたので」
「隊長、俺達も連れて行って下さい。俺達は隊長のものだ。同時に隊長も俺達のものでしょう」


 虚空から突如姿を現したエーレとセスは、俺と同じように騎士の鎧を身に着けている。この様子だと、他の皆もいるのだろう。何人かの人間の気配が確実に近づいて来ている。

 思わず、鼻で嗤ってしまう。鎧兜に隠れて彼らの表情は伺えないが、きっと苦渋を飲んだような顔をしているに違いない。ーー彼らとてわかっているのだ。一緒に帰ることなどできないということを。一緒に、死ぬことはできないのだと。だからこそ、俺は敢えて冷たい声を出して2人を威圧する。


「いい加減にしろ」
「……」
「どうして言う事が聞けないんだ。わかるだろう?このまま一緒に国境を越えてみろ。お前達は即座に死刑だ。いい加減理解してくれ、俺が、俺は、お前達に死んで欲しく――」
「そんなの俺達だって同じです!!!!」


 静かな夜闇にエーレの悲鳴のような叫びが響き渡る。無言で俺達を見ていたセスは、一瞬で俺の進行方向を閉ざすように、背後へと回った。
 俺はギチリと歯を噛み締めてエーレを睨みつける。


「俺はッッ父上が王子の手に墜ちて、第1部隊の奴らがおかしくなっていって、気が狂いそうだった!!!父上に母上の死体の前で組み敷かれて犯された時、死にたいと思った!!!死のうとした!!!でもッでもッッ隊長が!!!アンタが俺に生きろってッ生きてさえいれば、いつか幸せになれる日が来るってッッーーーだからッ俺はアンタについてきたんです!!!」
「そうだ。今がその時なんだよ、エーレ。お前達は、これから沢山幸せを得ていくんだ。これから王城に行って、国王陛下と話す。お前らが、ヘイデル王国で幸せに過ごせるようにーー」 

「そこにアンタがいなきゃ何の意味があるんだ!!!!」


 ガシャン、と大きな音が鳴る。そして鎧兜を地面へと投げ捨て、ボロボロと涙を零すエーレの絶叫が一際大きく木霊した。可哀想に、寒さと興奮で鼻はすっかり真っ赤になってしまっている。それでも俺はヴィオラから降りることなく、彼から視線を外す。

 尚も癇癪を起こしたように叫ぶエーレとは反対に、沈黙を貫くセスを見据えた。大弓を抱えて俺の進行方向に立つセスの姿は、その色黒の肌が夜に紛れて冴え冴えとした碧色の目だけが浮かんで見える。
 暗殺者として仕事をこなすのに、これ以上ないほど向いていたセス。もう、そんなことをする必要はないのだ。


「セス、お前は何か言いたいことは?最後だぞ」
「……隊長」
「セス。お前はもう、暗殺なんてしなくていい。ユズ達と堂々と沢山出かけて、好きなものを買って、好きなように生きるんだ」
「なんで隊長は、駄目なんですか」


 そんなの、俺が、フィオーレ王国近衛騎士団第3部隊隊長だからだよ。
 そう呟いた俺の声は、存外寂しく夜闇に響いた。そうしている間にも次々とやって来た第3部隊の皆が、俺を取り囲むようにそれぞれの馬を寄せる。そして、背後にシャルとシャロンを乗せたアリアが兜を脱ぎ捨てる。後からついてきたユズも、ナヨンも、同じように兜を捨てた。ガシャンガシャンと鎧兜が地面を打つ鈍い音が幾重にも鳴る。

 仮にも自国の兜にその乱雑な扱いはいかがなものか。不快げに眉を顰めれば、アリアもまたその灰色の目を厳しく細めて俺を見つめ、美しい唇を動かす。


「『魔法契約』がなければ、我々と一緒にいて下さいましたか。それほどまでに、フィオーレ王国は大切にすべきものですか。ーー貴方という偉大な人が命を落とすに値する国でしたか」
「あぁ。フィオーレ王国は、栄光ある最強の国だ」
「……別れの挨拶さえも、させて貰えないノ。アタシたちは、もういらないノ?
 アタシ、なら、なんで、なんでここまで生きてこなきゃいけなかったノ。隊長がいるから、死にたくなるような過去全部、見ないふりを出来るのヨ」
「――ッッユズ、」


 呆然と開いた栗色の目から、ほろほろと悲愴に涙を流すユズに、息が詰まる。彼女の溌溂さは、ある種現実逃避のようなものだ。過去を振り返らず、それ全て俺に会うための試練だったのだと置き換えることで、乗り越えてきた。
 俺だって。俺だって、彼らと離れたくなんてなかった。本当に、共に死んでいくのだと信じていた。

 唇をギリギリと噛み締めて彼らのもとへ駆け寄りたくなる衝動を必死に抑えこむ。ナヨンとシャルとシャロンに至っては、言葉を発することすら出来ずに、身体を震わせている。あぁ、今すぐ彼らを抱きしめて慰めてやれたら、どれ程いいだろうに。
 それをすれば、俺はもう二度と戻れなくなってしまう。


 ざぁあ、と風がヴィオラごと俺を校舎内へ押し戻そうとするのを何とか堪え、アリアを睨みつける。そして、凍える口を開こうとした瞬間。


「は、」


 俺は、唖然と目を見開いた。

 周囲に、いつ間にか沢山の人の気配がする。沢山の生徒が、教師が、――ノアが、ラルム先輩が、生徒会が、風紀が、ロバル様が、俺を、囲んで立っていた。
 何故か、全く彼らの気配を察知することができなかった。

 呆然と固まる俺を見つめたアリアがニタリと悪辣に嗤って脇に避ける。すると、その背後から悠然と理事長が近づいてきた。一瞬たりとも品を損なわない優雅な足取りでヴィオラと俺のもとへと来た理事長は、その薄紅色の瞳を愉悦に細めて俺を見上げた。
 流石に校舎内で彼を見下ろす訳にはいかないので、俺もヴィオラの背から降りて、彼と向かい合う。

 兜を取って彼を見上げた俺の顔は、さぞみっともないことになっているのだろう。


「ふふ、まさかこの僕に校門まで足を運ばせる生徒が現れるとはねぇ」
「……生徒たちを『隠した』のは、」
「あぁ、それは僕じゃない。会計――ドライ君だよ。彼は身体が弱いからここにはいないけれど。彼に『恩人を頼む』と言われてしまったからには、僕も出向かないとね。
 あぁ、安心してね、アルン君とトルン君が傍についてる」


 この季節は、水属性の彼が最も輝く時だ。特に氷魔法を得意とする彼は、生徒達と第3部隊の境目に氷の壁を築き、気配を遮断させていたようで。壁越しの気配にも気付かないなんて、俺も随分動揺していたらしい。

 どっ、と疲労感が俺へとのしかかってくる。徐々に体調を崩し始めていた会計には、あれ程無理に魔法を使うなといったのに。思わず溜息を吐いて愚痴れば、理事長は「じゃなかったんだろうね」と上品に笑った。

 ーー周囲が、静まる。


「レーネ」
「……」
「レーネ、ッ、ッッ」


 ノアの美しい黄金色が、瞬く間に滲んで宝石を落とすのを見ていられず、目を逸らす。ノアが一歩ずつ近づいてこようとするのが恐ろしくて、風の刃で威嚇した。途端、びくりと身体を震わせてその場にとどまる彼に、底知れない喪失感がこみ上げてくる。
 そうだ。もう、俺と彼は同じ立場の人間ではない。友人では、ない。俺は、この場にいる全ての人間に声が届くように、声を張り上げた。


「――今日、この場を持って、レーネ・フォーサイスは退学。フィオーレ王国近衛騎士団第3部隊隊長へと戻ります。もう、俺と貴方達は、他人――敵、同士です」
「レーネ!!!」
「ッッ、ッ、夢のような時間でした。奇跡のような、幸せで、楽しい日々でした。大切な思い出が、――なっ、」


 ーーガシッッ
 
 風の刃をその身に受けながらも、負けじと俺に駆け寄ってきたノアが渾身の力で俺を抱きしめた。俺はこれ以上刃が彼を傷付けないように慌てて魔法を消去し、ポタポタと血を流す彼の腕から逃れようとする。
 しかし、彼は俺が逃げようとすればする程、ますます強い力で俺をぎゅうぎゅうと抱きしめてくる。――あぁ、温かい。
 これ以上体力を消費したくもない、と心の中で言い訳をして。観念したとばかりに息を吐いて力を緩めると、ノアは俺の両肩を掴んで真っ直ぐに俺を見下ろした。その目には、涙がきらきらと煌めいている。
 
 ノアの涙を見たくなかったから、彼が寝ている内に部屋を出て来たのに。きっと、俺の1人っきりの作戦全て、彼らには筒抜けだったのだろう。この際、睡眠薬とか盛ればよかった。

 周囲からも、グス、グス、と鼻を啜るような音が響いてくる。


「レーネ」
「……何、」
「俺は、レーネの親友にはなれなかったか?俺は、レーネに、俺は、俺は、レーネと、ずっと、」
「ノア、」



「いかないでくれ……」


 悲鳴のような、掠れた、その言葉に。


「な、いかないで、ずっと、俺と一緒に、ぅ、う"、一緒に、」

「まいにち、ご飯も作るから、おれがレーネを護るから、」


 隣にいて。一緒にいて。いかないで。死なないで。
  

 そう何度も何度も、つっかえながら囁くノアに、俺は、ーー。ああ、だめだ。
 



 決壊する。


「ぅ、う"、のあ"、のあ、ノアぁああ"、俺、俺も、ずっと――ごめ、でも、おれ、」


 どうしても、捨てられない。

 歴史書で見た、フィオーレ王国の栄光を。
 沢山の国民の笑顔を。
 仕えるべき、王族を。


「う"、ぅ"、のあ、のあ、お願い、また、ともた"ちになって"、また"、いっしょに、あそッ」
「あたりまえだ!!!!」


 無様にしゃくりあげながらも、必死に告げる。お互いにぐしゃぐしゃに顔を汚しながら抱き合う様は、どれ程格好悪いだろうか。しかし、それすらも考えられない程、想いが募って歯止めが利かない。

 わぁわぁと泣き叫ぶ俺達の声が、夜の闇に溶けていった。







「ーーグスッ、お見苦しい所を、お見せしました」
「ふふっ、素敵なものを見せてもらったよ」


 泣きすぎて詰まった鼻を下品に啜りながらも呟く俺の頭を、いまだ抱きしめたままのノアがくしゃくしゃと撫でる。いつしか周囲の生徒達も俺達に感化されたのか、大声で泣きながら感情を吐露し始め、気付けば大合唱となっていたのだ。
 それがようやく落ち着いて、俺は改めて理事長に頭を下げる。しかし、存外機嫌の良さそうな理事長はニコニコと笑って謝罪を受け流すと、俺の頬に流れたままの涙を指で掬う。そして、それを小さな瓶の中にいれた。


「レーネ君。君が涙を流せるように、友を求められるようになって良かった。僕は、1人の教育者として、君の成長を見届けられたことを幸運に思うよ」
「……改めて、微睡みのような穏やかな日々をくださって、ありがとうございました」
「どうしても、行くんだね」
「はい」


 理事長が、薄紅色の瞳を細め、唇を噛む。食えない微小ばかりを浮かべている印象だったから、俺は思わず目を瞬かせた。この人は、こんな表情も出来るのか。

 暫く彼と見つめ合っていると、ガタリ、ガタリ、と規則的車輪の音が近づいてくる。ちらりとその方向へと視線を映せば、目に入るのはよくお世話になった翡翠階級の馭者と、その前に立つサファイア教授。すっかりその瓶底眼鏡が真っ白に曇ってしまっている。馬車は相当重たいのか、馬が3匹掛かりでズリズリと引いていた。

 のんびりとした足取りで俺のもとへと近づいてきたサファイア教授が、わしゃわしゃと適当な――それでも優しい手付きで俺の頭を撫で、瓶底眼鏡越しの空色の目で俺を見下ろす。あぁ、美しい空だ。


「荷物、持ってきてやったぞ」
「……廃棄されるなら、遺していきたかったんです」
「馬鹿、廃棄されたとしても、最後までお前の手元になきゃ意味ねぇだろうが」


 ポスッと柔らかく俺の頭を叩いた教授は、穏やかな空を煌めかせて、俺を何度も何度も撫でる。その目の煌めきが増していくのが辛くて、俺もまたぶわりと感情がこみ上げる。慌ててかぶりを振って誤魔化した。


「学園はどうだった」
「唯々幸せでした」
「……ならいい。頑張った人間には、頑張った分だけ幸せが舞い降りるんだからな。お前は、国へ不幸になりに行くんじゃない。幸せになりに行くんだ」
「はい――。ーー、はい。」


 そうだ。何も俺は、フィオーレ王国にただ死にに行くわけじゃない。フィオーレ王国の為に全てを費やして、歴史を護る礎になるのだ。それが、俺の幸せだから。
 真っ直ぐにサファイア教授を見上げて頷く俺に、彼は優しく微笑んで、胸元から取り出した日記帳を押し付けて理事長の背後へと引き下がった。

 ――最後は、この人だ。

 俺は、ポツンと皆から少し離れた所に立ち尽くしていたロバル様の元へと歩みを進め、跪く。どこかぼんやりとした様子で俺を睥睨する彼を見上げ、柔らかく微笑む。彼付きの護衛騎士の役目も、今日で終わりだ。

 今思えば、悪くはなかった気がする。
 彼は無知ゆえに呪い持ちへの差別意識がなかったから、シャルやシャロン、ナヨンを引き入れることができた。異国の民であるユズも、素直に受け入れてくれた。

 沢山の、大切な仲間を得たのは彼の下だった。


「ロバル様。今日を持って、俺の専属護衛騎士としての職務は終了となります。今まで、限りない温情と信頼を頂けたこと、――」
「無駄な口上はいらないよぉ」


 凍てついた声で俺の社交辞令を遮ったロバル様は、昔から良くしていたように俺の前髪を乱暴につかむと、無理矢理顔を上げさせた。直様周囲から殺気と憤怒の声が立ち昇る。しかし、彼はそれら一切をまるで耳に入っていないかのように聞き流すと、その薄紫色の目で俺を突き刺した。

 あまりにも鮮烈なそれに、息を呑む。魅入られた様に固まってしまった俺の耳元へと口を寄せて、ロバル様は小さく小さく囁いた。


「――――、フィオーレ王国によく仕え、騎士として務めを果たすように。分かった?」
「……………………御意」


 小さく、しかし確かに頷いた俺に、ロバル様が漸く満足したように笑う。パッと前髪から手を離されたのを、許されたと判断して立ち上がる。そして、俺はヴィオラを馬車へと括り付けた。

 馬車に乗り込み、沢山の思い出の品が詰められているのであろう大きな鞄の横に腰を下ろす。
 扉を閉める前に、駆け寄ってきたノアや第3部隊の皆をもう1度抱きしめて最後の別れを惜しむ。シャルとシャロンはもう言葉にならないようで、震えてアリアに抱き着いたままで、近づいてもくれなかった。――あぁ、ごめんな。ごめん。大好きだよ。

 皆の順番を待って、最後に俺の前に立ったアリアが、柔らかく微笑む。俺も、同じように微笑み返した。


「隊長は――レーネは、無駄に頑固なんだもの。嫌になっちゃうわ。やってられないわよ」
「ふは、ごめんなアリア。皆を頼む」
「――――ッッえぇ、任せなさい。いいえ、任せてください。隊長レーネの居場所は、副隊長のアリア・ネルが護ります」


 ありがとう。綺麗で、可愛くて、頼もしい副隊長を持てて俺は幸せ者だ。

 そう言えば、彼女は今度こそ、ボロリと涙を零して見せたのだった。







 ガタリ、と動き出す馬車。俺は小窓の帳を閉め、外の風景を遮断した。
 背後からは何度も隊長、レーネ、と俺の名を叫ぶ声が聞こえたが、もう、窓を開けることはしなかった。

  
 目を閉じる。






「……さよなら」




















ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「人違いです。」をお読み頂き、ありがとうございます。皆様が下さるお気に入り、栞、ご感想が大変励みとなっております。


これにて、学園編は終了となります。
少しの王城編を挟み、新章が始まります。

そして、最終エンドのタグを、つけさせて頂きました。ご期待に添えなかった皆様には、申し訳ございません。それでも尚、楽しんでいただけるよう精進致します。

厳しい、絶望的な展開が続くかと思われますが、何卒これから先も、「人違いです。」をよろしくお願いいたします。
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