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8 2つの世界で

8―3 私だけのもの

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 8ー3 私だけのもの

 シロアは、俺の吐いたものを飲み干すと、俺をうつ向かせて腰を高くあげさせると、俺の尻を押しひらいて奥のすぼまりへと舌を伸ばした。
 俺は、そんなところを舐められ、恥ずかしさに全身を朱に染めて呻いた。
 「そ、んなとこ」
 「今は、私のものだ。ここも、そこも、みな、私だけのもの」
 シロアは、ぐちゅぐちゅっと舌で唾液を俺の中へと送り込んできた。
 俺は、シーツを噛み締めて堪えていた。
 「なぜ、声をきかせてくれない?」
 シロアが俺の口からシーツを奪った。
 俺は、頬を熱く火照らせていた。
 「だって、恥ずかしい」
 「きかせてくれ、お前の声を」
 シロアは、俺の後孔へとその昂りを押しあてゆっくりと入ってきた。
 熱い。
 押しひらかれる圧迫感に俺は、呻き声をあげた。
 俺は、それを飲み込みながら締め付けていた。
 「あぁっ!んっ!」
 太くて、硬いシロアのものに貫かれて、俺は、涙を流していた。
 「ふぁっ!も、だめっ!」
 シロアは、俺の体の奥まで貫くとそこにしばらく留まった。
 背後から抱き締められて、俺は、その熱に焼かれて呻いた。
 「も、動いて・・好きなように・・俺を抱いて」
 俺は、哀願した。
 「俺を壊して!」
 「ああ」
 シロアが俺の中を抽挿し始めた。
 押し広げては、閉じられ、中をかき乱され、俺は、瞬く間に達してしまっていた。
 だけど、シロアは、俺を貫き続けた。
 まるで、心を残してきている俺を責めるかのように。
 俺は、体を震わせ、何度も何度もいきつづけた。
 「も、いってる、のにぃっ!」
 「まだ、だ」
 シロアは、俺を抱えあげると膝の上に座らせて下から突き上げた。
 その深さに俺は、哭き叫んだ。
 深く深く穿たれて、俺は、身悶えした。
 「あぁっ!そんな、深くしちゃっ!」
 緩く立ち上がった俺のものは、とろとろと透明な液を漏らして、何度も、達していた。
 それでも、シロアは、俺を責め続ける。
 やがて俺の奥深い場所でシロアは、熱いものを迸らせた。
 俺は、それを受け止めながら、意識を手放していた。
 
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