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7 魔王の都の春の祭り(2)

7―3 メスじゃない!

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 7ー3 メスじゃない!

 俺は、まだ納得できてない俺にガイは、高圧的に命じた。
 「いいか、ティル。これは形だけの婚約であり、婚礼だ。それでも、十分に我々の平和な暮らしを守ることができる。だから」
 ガイは、俺を睨み付けた。
 「お前は、何があってもあの小娘に手を出すことは許さん!触れてもだめだ!いいな?」
 「そんなこと言われても」
 俺が反論しようとすると、ガイは、がぶりとキスをしてきた。
 「んんっ!」
 激しく舌を絡められ、俺は呻いた。
 「んぅっ・・ふっ・・」
 息が途切れそうなぐらい乱暴な口づけに、俺は涙が滲んでいた。
 「ふぁっ・・」
 「いいな?あの女に手を出すな!」
 「そんな」
 「まだ言うか!」
 ガイは、俺の着ているローブの前をほどくと俺の体を暴いた。
 俺のぷっくりと膨らんだ胸の頂を指先でぎゅっと摘まんでガイは囁いた。
 「こんな体で、いまさら女など抱けまい?」
 「うるさっ・・はぅっ!」
 俺は、そこに吸い付かれてびくっと背をそらせた。
 ガイは、ちゅぅっとそこを吸うと舌で転がした。
 俺の体の奥深いところがどくん、と脈打つ。
 「だめぇっ!」
 俺は、膨らんだ腹を両手で庇うように抱え込んだ。
 「赤ん坊がいるんだぞ!」
 「大丈夫だ、ティル」
 ガイは、俺を横に向かせて背後から体を沿わせると俺の下腹部へと手を伸ばしてきた。
 「案するな」
 いや!
 もう、俺、いつ子供が産まれてもおかしくないんですけどっ!
 ガイは、おれの下履きを下ろすと中から俺のものを取り出してきゅっと掴んだ。
 そこは、もう緩く頭をもたげてきていた。
 「もう、感じているのか?本当に淫らなメスだな、お前は」
 「俺は、メスじゃない!」
 だが、言葉とは裏腹に俺は、息を喘がせていた。ガイは、クスッと笑って俺の前を優しく弄り始めた。
 その甘い感覚に俺は、堪らず先走りを漏らした。
 「こんなになって・・子供まで孕んで、それでもまだメスじゃない、と?」
 ガイは俺の尻に固くそそりたったものを押し付けてきた。
 俺は、あっ、と小さく声をあげた。
 「いやっ!今は、勘弁して!」
 
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