20 / 110
2 旅の道連れは魔王様?
2―6 悦楽
しおりを挟む
2ー6 悦楽
俺は、しばらく無言でその男を見詰めていた。
美しい。
男は、俺が思わず見とれてしまうほど美しかった。
まるで、美の神が作り出した彫刻のようなその男は、片手でゴブリンを投げ捨てると、俺の方へと近づいてきた。
「お前は、何者、だ?」
はい?
俺は、男に問われてきょとんとしてしまった。
何者って、言われてもなぁ。
俺は、頭をかいた。
「その、俺は」
「まあ、いい。お前が何者だろうとかまわん」
男は、俺に歩み寄ってくると、いきなり俺の着ている上着を破り捨てると、俺の上半身を暴いた。
「!」
目を丸くしている俺を近くの木に押し付けるとじっと覗き込んできた。
「なぜ、お前にフィオルの淫紋が刻まれている?」
「はぁっ・・」
俺は、まだ呆然として男を見ていた。
男は、ちっと舌打ちをすると俺の体にテオが刻んだ淫紋へと触れるとその魔力を俺へと流し込んできた。
「あっ・・!」
俺の体をぽぅっと青白い光が包んで。
俺の体を得たいの知れない快感が貫いていた。
体の奥底から手足の先までも電流が走るかのように悦楽が走り、俺は、呼吸を乱していた。
「はっ、んぅっ・・」
俺の中心は、熱く昂り芯を持ってきて。
俺は、いままでに感じたことがないほどの快楽に飲まれて白濁のなかに飲み込まれていった。
「あっ、ふっ・・も、たすけてっ!」
俺は、気持ちよすぎてもう、立っていられなくなって。
その場に崩れ落ちそうになる俺を男は、抱き上げると俺の頬に唇を押し当てた。
「かわいい奴だ」
「ふぇっ?」
俺は、男の腕に抱かれてその腕にしがみついてぷるぷると震えていた。
御することの出来ない快感に俺は、苦しんでいた。
いきたくって。
でも、いけなくって。
俺は、熱い吐息を漏らした。
「あっ、あっ、もう、俺・・」
「泣くな」
男は、俺の頬を流れる涙を舌で舐めとる。
「もう少しの辛抱だ」
「も、すこし?」
俺は、がくがくと体を痙攣させて快楽に堪えていた。
最近、テオに快感を教え込まれたばかりの俺の体は、さらなる快楽を求めてしまう。
俺は、もう、堪えられなくて。
「あ、あぁっ、おね、がい・・たすけ、て」
「ああ」
男は、満足そうに頷いた。
「すっかり、出来上がったようだな」
できあがった?
俺は、頭の中がどろどろに溶けていて。
もう、何もわからない。
俺は、はやくいきたくって。
知らないうちに俺は、男の体へと腰擦り寄せていた。
男は、俺の下半身をも暴くと、俺の後孔へと指を突き入れた。
熱い何かが流れ込んできて、俺は、達してしまい、そのまま、意識を手放した。
俺は、しばらく無言でその男を見詰めていた。
美しい。
男は、俺が思わず見とれてしまうほど美しかった。
まるで、美の神が作り出した彫刻のようなその男は、片手でゴブリンを投げ捨てると、俺の方へと近づいてきた。
「お前は、何者、だ?」
はい?
俺は、男に問われてきょとんとしてしまった。
何者って、言われてもなぁ。
俺は、頭をかいた。
「その、俺は」
「まあ、いい。お前が何者だろうとかまわん」
男は、俺に歩み寄ってくると、いきなり俺の着ている上着を破り捨てると、俺の上半身を暴いた。
「!」
目を丸くしている俺を近くの木に押し付けるとじっと覗き込んできた。
「なぜ、お前にフィオルの淫紋が刻まれている?」
「はぁっ・・」
俺は、まだ呆然として男を見ていた。
男は、ちっと舌打ちをすると俺の体にテオが刻んだ淫紋へと触れるとその魔力を俺へと流し込んできた。
「あっ・・!」
俺の体をぽぅっと青白い光が包んで。
俺の体を得たいの知れない快感が貫いていた。
体の奥底から手足の先までも電流が走るかのように悦楽が走り、俺は、呼吸を乱していた。
「はっ、んぅっ・・」
俺の中心は、熱く昂り芯を持ってきて。
俺は、いままでに感じたことがないほどの快楽に飲まれて白濁のなかに飲み込まれていった。
「あっ、ふっ・・も、たすけてっ!」
俺は、気持ちよすぎてもう、立っていられなくなって。
その場に崩れ落ちそうになる俺を男は、抱き上げると俺の頬に唇を押し当てた。
「かわいい奴だ」
「ふぇっ?」
俺は、男の腕に抱かれてその腕にしがみついてぷるぷると震えていた。
御することの出来ない快感に俺は、苦しんでいた。
いきたくって。
でも、いけなくって。
俺は、熱い吐息を漏らした。
「あっ、あっ、もう、俺・・」
「泣くな」
男は、俺の頬を流れる涙を舌で舐めとる。
「もう少しの辛抱だ」
「も、すこし?」
俺は、がくがくと体を痙攣させて快楽に堪えていた。
最近、テオに快感を教え込まれたばかりの俺の体は、さらなる快楽を求めてしまう。
俺は、もう、堪えられなくて。
「あ、あぁっ、おね、がい・・たすけ、て」
「ああ」
男は、満足そうに頷いた。
「すっかり、出来上がったようだな」
できあがった?
俺は、頭の中がどろどろに溶けていて。
もう、何もわからない。
俺は、はやくいきたくって。
知らないうちに俺は、男の体へと腰擦り寄せていた。
男は、俺の下半身をも暴くと、俺の後孔へと指を突き入れた。
熱い何かが流れ込んできて、俺は、達してしまい、そのまま、意識を手放した。
6
お気に入りに追加
79
あなたにおすすめの小説
【完結】嘘はBLの始まり
紫紺
BL
現在売り出し中の若手俳優、三條伊織。
突然のオファーは、話題のBL小説『最初で最後のボーイズラブ』の主演!しかもW主演の相手役は彼がずっと憧れていたイケメン俳優の越前享祐だった!
衝撃のBLドラマと現実が同時進行!
俳優同士、秘密のBLストーリーが始まった♡
※番外編を追加しました!(1/3)
4話追加しますのでよろしくお願いします。

笑って下さい、シンデレラ
椿
BL
付き合った人と決まって12日で別れるという噂がある高嶺の花系ツンデレ攻め×昔から攻めの事が大好きでやっと付き合えたものの、それ故に空回って攻めの地雷を踏みぬきまくり結果的にクズな行動をする受け。
面倒くさい攻めと面倒くさい受けが噛み合わずに面倒くさいことになってる話。
ツンデレは振り回されるべき。

【完結】嬉しいと花を咲かせちゃう俺は、モブになりたい
古井重箱
BL
【あらすじ】三塚伊織は高校一年生。嬉しいと周囲に花を咲かせてしまう特異体質の持ち主だ。伊織は感情がダダ漏れな自分が嫌でモブになりたいと願っている。そんな時、イケメンサッカー部員の鈴木綺羅斗と仲良くなって──【注記】陽キャDK×陰キャDK
日本一のイケメン俳優に惚れられてしまったんですが
五右衛門
BL
月井晴彦は過去のトラウマから自信を失い、人と距離を置きながら高校生活を送っていた。ある日、帰り道で少女が複数の男子からナンパされている場面に遭遇する。普段は関わりを避ける晴彦だが、僅かばかりの勇気を出して、手が震えながらも必死に少女を助けた。
しかし、その少女は実は美男子俳優の白銀玲央だった。彼は日本一有名な高校生俳優で、高い演技力と美しすぎる美貌も相まって多くの賞を受賞している天才である。玲央は何かお礼がしたいと言うも、晴彦は動揺してしまい逃げるように立ち去る。しかし数日後、体育館に集まった全校生徒の前で現れたのは、あの時の青年だった──
坂木兄弟が家にやってきました。
風見鶏ーKazamidoriー
BL
父と2人でマイホームに暮らす鷹野 楓(たかの かえで)は家事をこなす高校生、ある日再婚話がもちあがり再婚相手とひとつ屋根の下で生活することに、相手の人には年のちかい息子たちがいた。
ふてぶてしい兄弟たちに楓は手を焼きながらも次第に惹かれていく。
「誕生日前日に世界が始まる」
悠里
BL
真也×凌 大学生(中学からの親友です)
凌の誕生日前日23時過ぎからのお話です(^^
ほっこり読んでいただけたら♡
幸せな誕生日を想像して頂けたらいいなと思います♡
→書きたくなって番外編に少し続けました。

信じて送り出した養い子が、魔王の首を手柄に俺へ迫ってくるんだが……
鳥羽ミワ
BL
ミルはとある貴族の家で使用人として働いていた。そこの末息子・レオンは、不吉な赤目や強い黒魔力を持つことで忌み嫌われている。それを見かねたミルは、レオンを離れへ隔離するという名目で、彼の面倒を見ていた。
そんなある日、魔王復活の知らせが届く。レオンは勇者候補として戦地へ向かうこととなった。心配でたまらないミルだが、レオンはあっさり魔王を討ち取った。
これでレオンの将来は安泰だ! と喜んだのも束の間、レオンはミルに求婚する。
「俺はずっと、ミルのことが好きだった」
そんなこと聞いてないが!? だけどうるうるの瞳(※ミル視点)で迫るレオンを、ミルは拒み切れなくて……。
お人よしでほだされやすい鈍感使用人と、彼をずっと恋い慕い続けた令息。長年の執着の粘り勝ちを見届けろ!
※エブリスタ様、カクヨム様、pixiv様にも掲載しています
【完結】『ルカ』
瀬川香夜子
BL
―――目が覚めた時、自分の中は空っぽだった。
倒れていたところを一人の老人に拾われ、目覚めた時には記憶を無くしていた。
クロと名付けられ、親切な老人―ソニーの家に置いて貰うことに。しかし、記憶は一向に戻る気配を見せない。
そんなある日、クロを知る青年が現れ……?
貴族の青年×記憶喪失の青年です。
※自サイトでも掲載しています。
2021年6月28日 本編完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる