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7 入学祝は、奴隷ですか?
7-9 自然な営みなんですか?
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7ー9 自然な営みなんですか?
精霊王は、驚きを隠せない俺を愛しげな眼差しで見つめていた。
「私たちは、半神半魔といえる。私と兄は、双子であり同じ命を分けてこの世に生まれ落ちてからもう、1000年以上生きているのだが、いまだに番がいなくってな。というのも、それには理由があってな」
「というと?」
俺は、聞きたくはなかったけど、きいたしまった。
精霊王は、うむ、と頷いた。
「私と兄は、1人1人では、子を作る機能がないのだ。私たちは、1つの体に融合して始めて生殖機能を持つ。だが、我々を受け入れ、その子をなせる者は、なかなか存在しないのだ。その、我々の子を孕むことのできる器である者は、長らく現れることはなかった。それが、この度、我々の前に現れた」
「へぇー、それは、よかったデスネ」
俺は、できるだけ精霊王と視線をあわさないようにしていた。
嫌な予感がする。
そして。
俺の嫌な予感は、大抵的中するのだ。
精霊王は、俺の体をぎゅうっと抱き寄せると囁いた。
「我らが番、よ」
はい、来ました。
俺は、いつになったら、こいつらから解放されるわけ?
俺は、思わず涙目になっていた。
5人目って、この人とその兄ちゃん?
嘘だよね?
それじゃ、5人にならないじゃん!
「嘘つくな・・!」
俺は、ぐいっと精霊王の体を押し離そうとした。
「俺の夫は、5人だけだって言ったじゃないか!6人目は、いらないし」
「数のことなら5人であっているぞ。私と兄は、2人で1人だ」
精霊王は、俺を離そうともせずに力強く抱き寄せた。
「だが、お前が2人の方がいいと言うなら、それもかわまないが」
何、言ってるの、この人。
俺は、体を離そうともがいていた。
「やめろ!離せ!妊娠する!」
そう。俺は、イーサンの手で体を改造され、今では、子供の産める体になってしまっていた。
神殿を出るとき、グーリスじいちゃんが改まった様子で俺を呼び寄せてとくとくと俺に話した。
「いいかの?レンタロウ。これからは、今まで以上に簡単に体を許してはならない。さもなくば、妊娠してしまうかもしれん」
マジですか?
っていうか、俺、そんなに簡単に体を許したりしてませんけど?
「それから」
グーリスじいちゃんは、付け加えた。
「子袋を持つとフェロモンが溢れ出すようになるんでな、男を引き寄せてしまうようになるので気をつけるようにな」
本当ですか?
グーリスじいちゃんは、俺に優しく微笑みかけた。
「心配せんでもいい。全ての生き物の自然な営みだからの」
精霊王は、驚きを隠せない俺を愛しげな眼差しで見つめていた。
「私たちは、半神半魔といえる。私と兄は、双子であり同じ命を分けてこの世に生まれ落ちてからもう、1000年以上生きているのだが、いまだに番がいなくってな。というのも、それには理由があってな」
「というと?」
俺は、聞きたくはなかったけど、きいたしまった。
精霊王は、うむ、と頷いた。
「私と兄は、1人1人では、子を作る機能がないのだ。私たちは、1つの体に融合して始めて生殖機能を持つ。だが、我々を受け入れ、その子をなせる者は、なかなか存在しないのだ。その、我々の子を孕むことのできる器である者は、長らく現れることはなかった。それが、この度、我々の前に現れた」
「へぇー、それは、よかったデスネ」
俺は、できるだけ精霊王と視線をあわさないようにしていた。
嫌な予感がする。
そして。
俺の嫌な予感は、大抵的中するのだ。
精霊王は、俺の体をぎゅうっと抱き寄せると囁いた。
「我らが番、よ」
はい、来ました。
俺は、いつになったら、こいつらから解放されるわけ?
俺は、思わず涙目になっていた。
5人目って、この人とその兄ちゃん?
嘘だよね?
それじゃ、5人にならないじゃん!
「嘘つくな・・!」
俺は、ぐいっと精霊王の体を押し離そうとした。
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「数のことなら5人であっているぞ。私と兄は、2人で1人だ」
精霊王は、俺を離そうともせずに力強く抱き寄せた。
「だが、お前が2人の方がいいと言うなら、それもかわまないが」
何、言ってるの、この人。
俺は、体を離そうともがいていた。
「やめろ!離せ!妊娠する!」
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神殿を出るとき、グーリスじいちゃんが改まった様子で俺を呼び寄せてとくとくと俺に話した。
「いいかの?レンタロウ。これからは、今まで以上に簡単に体を許してはならない。さもなくば、妊娠してしまうかもしれん」
マジですか?
っていうか、俺、そんなに簡単に体を許したりしてませんけど?
「それから」
グーリスじいちゃんは、付け加えた。
「子袋を持つとフェロモンが溢れ出すようになるんでな、男を引き寄せてしまうようになるので気をつけるようにな」
本当ですか?
グーリスじいちゃんは、俺に優しく微笑みかけた。
「心配せんでもいい。全ての生き物の自然な営みだからの」
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