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5 お初染めの夜ですか?
5-3 ピンチです!
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5ー3 ピンチです!
これ、マジで不味いんじゃ?
俺の近くで見ていた数人の連中がふらふらと俺の方へと近寄ってくる。
こいつら、やる気だ!
こんなときに限って、レイテとケイラスたちはいないし、イーサンも用事で俺の側にいなかった。
俺は、脱ぎかけたシャツを羽織ったがすでに、時は遅し。
俺は、数人のむくつけき男どもに羽交い締めにされ、シャツを剥ぎ取られた。
上半身裸になって、背後から羽交い締めにされて胸をさらけ出している俺を見て、誰かが口笛を吹いた。
「すげぇな!堪らない!」
俺は、体を捩って胸を隠そうとしたが、がっしりと固められていて身動きがとれない。
あの熊男が、俺の前に歩み寄ってくると、俺の胸へと手を伸ばして指先でぎゅっと乳首を摘み上げた。
「あぅっ!」
俺は、痛みに体を強ばらせた。
「な、に、しやがる!」
俺は、足をバタつかせて熊男に蹴りを入れたが、逆に足首を捕まれ動きを封じられてしまった。
「いい子にしてろよ、聖母様」
熊男は、その分厚い滑った舌で唇を舐めると、俺の乳首を摘まんだ指に力を入れて引っ張った。
鋭い痛みに、思わず、涙が溢れる。
「はぅっ!・・や、めろっ!」
「レンを離せぇっ!」
アメリが暴れている声が伝わってくる。
アメリを押さえつけている連中が罵り声をあげると、何かを殴り付けるような音が聞こえてきて、俺は、はっと顔をあげた。
「やめろ!アメリに手を出すな!」
「ふん、さすが、乳父様だけのことはあるな」
熊男がにやりと笑った。
「安心しろよ、聖母様。あんたがいい子にしてさえいれば、あのガキには手を出したりしない」
ちっと俺は、舌打ちをした。
仕方ねぇ。
下手に抵抗してアメリに怪我させたくないし、ここは、我慢するしかねぇ。
俺は、目を閉じて身構えた。
こんなこと、どうってことないしな!
俺は、男なんだから。
俺は、心の中で繰り返していた。
女の子じゃないんだ、大丈夫!
「いい心がけだ」
熊男が俺の首元へと顔を近づけてきた。
その、口臭に俺は、顔をしかめた。
本物の熊みたいだな!
これ、マジで不味いんじゃ?
俺の近くで見ていた数人の連中がふらふらと俺の方へと近寄ってくる。
こいつら、やる気だ!
こんなときに限って、レイテとケイラスたちはいないし、イーサンも用事で俺の側にいなかった。
俺は、脱ぎかけたシャツを羽織ったがすでに、時は遅し。
俺は、数人のむくつけき男どもに羽交い締めにされ、シャツを剥ぎ取られた。
上半身裸になって、背後から羽交い締めにされて胸をさらけ出している俺を見て、誰かが口笛を吹いた。
「すげぇな!堪らない!」
俺は、体を捩って胸を隠そうとしたが、がっしりと固められていて身動きがとれない。
あの熊男が、俺の前に歩み寄ってくると、俺の胸へと手を伸ばして指先でぎゅっと乳首を摘み上げた。
「あぅっ!」
俺は、痛みに体を強ばらせた。
「な、に、しやがる!」
俺は、足をバタつかせて熊男に蹴りを入れたが、逆に足首を捕まれ動きを封じられてしまった。
「いい子にしてろよ、聖母様」
熊男は、その分厚い滑った舌で唇を舐めると、俺の乳首を摘まんだ指に力を入れて引っ張った。
鋭い痛みに、思わず、涙が溢れる。
「はぅっ!・・や、めろっ!」
「レンを離せぇっ!」
アメリが暴れている声が伝わってくる。
アメリを押さえつけている連中が罵り声をあげると、何かを殴り付けるような音が聞こえてきて、俺は、はっと顔をあげた。
「やめろ!アメリに手を出すな!」
「ふん、さすが、乳父様だけのことはあるな」
熊男がにやりと笑った。
「安心しろよ、聖母様。あんたがいい子にしてさえいれば、あのガキには手を出したりしない」
ちっと俺は、舌打ちをした。
仕方ねぇ。
下手に抵抗してアメリに怪我させたくないし、ここは、我慢するしかねぇ。
俺は、目を閉じて身構えた。
こんなこと、どうってことないしな!
俺は、男なんだから。
俺は、心の中で繰り返していた。
女の子じゃないんだ、大丈夫!
「いい心がけだ」
熊男が俺の首元へと顔を近づけてきた。
その、口臭に俺は、顔をしかめた。
本物の熊みたいだな!
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