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11 ラスボスの招き
11ー7 後宮の主
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11ー7 後宮の主
ラーとの婚約式の1ヶ月前からラーの贈り物攻撃が始まった。
毎日、王城から俺への贈り物が届けられた。
まず最初の贈り物は、グーズリーの黒い毛皮で作られたコートだった。
それは、猫のラーがくれた贈り物の熊の魔物から採取した毛皮を使って作られたものだった。
ラーからの手紙がついていて。
『次の冬には、これを着て一緒に出掛けよう』
俺は、思わずくすっと笑ってしまった。
今だって、宰相であり、俺の後見でもあるライリス公爵に山ほど仕事があるからって言われてほとんど会いにこれないのに。
でも、バーナードさんが言うには婚約式の後に長期休暇をとるためにラーは、必死なんだとか。
嬉しいけど、ちょっと不安。
ただでさえもラーの絶倫ぷりには引いてるのに、それに何日もお付き合いするとか。
絶対、無理だよ!
俺は、普通の人なんだから!
それからも、毎日、何かしらの贈り物が届けられた。
ある日は、美しい宝剣。
また、ある日は、王家に伝わる首飾りだとか。
俺は、途中で、ラーに手紙を書いた。
『もう、高価な贈り物はいただけません』
すると、今度は、かわいい絵本とか、置物とかが届くようになった。
中でも、ラーによく似た黄金の猫の置物は、俺も気に入ってしまった。
ものが金とか、ちょっと引くけどすごくかわいくて。
これは、部屋に大切に飾っている。
他のジュエリーとかは、アルフォンスに任せてるけどな。
ラーは、仕事が忙しくて最近は、俺の離宮に顔を出すこともない。
俺は、夜、1人ベッドに横たわってラーによく似た置物の猫を見て呟いた。
「どんな贈り物よりも、お前に会いたいよ、ラー」
それから数日後、お茶会の招待状が届いた。
それは、このサイラーム王城の後宮のほんとのボスからの招待だった。
このサイラーム王城の後宮の主は、王城の東にある小さな湖の畔に立つ皇太后宮に住んでいるラーの、アルバート国王陛下の実母であるアイリス・フィル・ウィルゼンターナだ。
その皇太后からの招待状。
「いつかはくるだろうと思ってましたが・・」
アルフォンスが難しい顔をしているのを見て俺も緊張していた。
ラーの母ちゃんは、噂では、俺と同じ側妃であるラーラ様の後ろ楯らしい。
ラーラ様には、以前にお茶会に招かれた時、ちょっとした悶着があったしな。
でも。
俺は、心を決めていた。
ラーの母ちゃんに認めてもらう!
だって、好きな人の母ちゃんに嫌われてるなんて嫌だし!
ラーとの婚約式の1ヶ月前からラーの贈り物攻撃が始まった。
毎日、王城から俺への贈り物が届けられた。
まず最初の贈り物は、グーズリーの黒い毛皮で作られたコートだった。
それは、猫のラーがくれた贈り物の熊の魔物から採取した毛皮を使って作られたものだった。
ラーからの手紙がついていて。
『次の冬には、これを着て一緒に出掛けよう』
俺は、思わずくすっと笑ってしまった。
今だって、宰相であり、俺の後見でもあるライリス公爵に山ほど仕事があるからって言われてほとんど会いにこれないのに。
でも、バーナードさんが言うには婚約式の後に長期休暇をとるためにラーは、必死なんだとか。
嬉しいけど、ちょっと不安。
ただでさえもラーの絶倫ぷりには引いてるのに、それに何日もお付き合いするとか。
絶対、無理だよ!
俺は、普通の人なんだから!
それからも、毎日、何かしらの贈り物が届けられた。
ある日は、美しい宝剣。
また、ある日は、王家に伝わる首飾りだとか。
俺は、途中で、ラーに手紙を書いた。
『もう、高価な贈り物はいただけません』
すると、今度は、かわいい絵本とか、置物とかが届くようになった。
中でも、ラーによく似た黄金の猫の置物は、俺も気に入ってしまった。
ものが金とか、ちょっと引くけどすごくかわいくて。
これは、部屋に大切に飾っている。
他のジュエリーとかは、アルフォンスに任せてるけどな。
ラーは、仕事が忙しくて最近は、俺の離宮に顔を出すこともない。
俺は、夜、1人ベッドに横たわってラーによく似た置物の猫を見て呟いた。
「どんな贈り物よりも、お前に会いたいよ、ラー」
それから数日後、お茶会の招待状が届いた。
それは、このサイラーム王城の後宮のほんとのボスからの招待だった。
このサイラーム王城の後宮の主は、王城の東にある小さな湖の畔に立つ皇太后宮に住んでいるラーの、アルバート国王陛下の実母であるアイリス・フィル・ウィルゼンターナだ。
その皇太后からの招待状。
「いつかはくるだろうと思ってましたが・・」
アルフォンスが難しい顔をしているのを見て俺も緊張していた。
ラーの母ちゃんは、噂では、俺と同じ側妃であるラーラ様の後ろ楯らしい。
ラーラ様には、以前にお茶会に招かれた時、ちょっとした悶着があったしな。
でも。
俺は、心を決めていた。
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