異世界から嫁に来ました~あんなこと(エロ)もこんなこと(子作り)もなく冷遇されてますが、何か?~

トモモト ヨシユキ

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2 勝手にスローライフ

2ー9 野菜

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 2ー9 野菜

 それからも俺たちの離宮の庭の畑の野菜は、繁り続けていた。
 俺は、大鍋を取りに来たレイモンドに相談してみた。
 「この野菜、どうにかしたいんだけど騎士団の厨房で使ってくれないかな?」
 「ほんとにいいんですか?」
 レイモンドがくいぎみに聞くので俺がこくこく頷く。
 「せっかくなったんだから食べてやらないとな」
 「実は、こちらからお願いして野菜を分けてもらいたいと思っていたんです」
 レイモンドが荷馬車に大鍋とか積み込んでから玄関のところに腰かけて俺が差し出したノオザの果汁を水で薄めた果実水を飲みながら話した。
 「あの食事会の日以来、騎士団の連中の体調がよくなって。それだけじゃなく魔力量が増えたりもしてて。何よりここの野菜がおいしかったのでぜひ、ミコト様にお願いして野菜をわけてもらえたらとリモーナ騎士団長からも打診してみるようにといわれてたんです」
 そういうことで、うちの庭でとれた野菜を毎日、騎士団に卸すことになった。
 ノオザの実のことは・・
 一応、内緒にしている。
 みんな、来たのが夜のこともあってノオザの実には、気づいてないみたいだし。
 騎士団の厨房の下働きが毎日、野菜を取りにくることになった。
 「この季節は、野菜が高くなってくるんで助かるって料理長が言ってました」
 レイモンドが去り際に俺をちらっと見た。
 「もうすぐ冬がくるのに、こんなに野菜が作れるなんて、ミコト様の能力はほんとに規格外ですね」
 マジでか?
 俺は、ひきつった笑みを浮かべていた。
 寒いと思ってたら、やっぱ冬前だったのかよ!
 ってか、なんでここの畑は、野菜がなってるわけ?
 こうして、俺たちは、騎士団に野菜を卸すことになったんだが、困ったことに畑の野菜は、とどまることを知らない。
 毎日毎日、次から次へとなり続ける。
 「これ、町で売れないかな?」
 俺は、クロムウェルに聞いてみた。
 クロムウェルは、ちょっと気色ばむ。
 「そんなこと、できるわけがないでしょ!一応、ここは後宮なんですよ!商人の出入りはあるけど、それは、あくまで商売に来ているんであって仕入れにくるわけじゃないんですよ!」
 「でも、商人が来るんだよね?」
 俺は、クロムウェルに話した。
 「これから冬が来るなら俺たち、いろいろ金がいるんじゃね?物々交換でもいいからなんとかならないかな」
 
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