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7 愛する魔王たち
7-6 愛と死と
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7ー6 愛と死と
「俺は、どうすればいいんだ?」
俺は、魔王コーダの話を聞いてから、 訊ねた。
魔王は、俺の問いかけに答えた。
「あなたのやるべきことは、1つ」
魔王は、俺を穏やかな微笑みを湛えて見つめた。
「この私を殺すこと、だ」
俺は、溜め息をついた。
やっぱりそうくるか。
「どうにか、できないのか?」
「どうにか、とは?」
魔王が俺に訊ねたので、俺は、答えた。
「お前たちのどちらも殺さずにすむ方法は、ないのかってことだよ」
「それは、無理だろうな」
魔王は、寂しげに笑った。
「新しい魔王が現れれば、古い魔王は、死ぬ運命だ」
「でも」
言いかけた俺の言葉をとどめると、魔王は、俺に頭を下げた。
「もし、許されるなら、セイよ、お前に頼みがある」
「なんだ?」
俺がきくと、魔王は、囁くような声で俺に頼んだ。
「どうか、ずっとこの地にとどまり、魔王を、ロナの側にいて彼を支えてやって欲しい」
はい?
俺は、コーダにきっぱりと返事をした。
「それは、無理だな」
「無理なのか?」
コーダは、じっと俺を静かな澄んだ黒い瞳で見つめていた。
「本当に?」
「ああ」
俺は、頷いた。
すると、コーダの瞳が青い輝きを放った。
「ならば、ここにお前を捕らえておくしかあるまい」
コーダは、俺が両手で掴んでいたイェイガーを叩き落とした。
「何、するんだ!」
彼は、俺の両手を壁に押さえつける。壁から伸びてきた蔦のようなものが俺の両手に巻き付き俺は、壁に縛り付けられた。
「は、放せ!」
「安心しろ、セイ。殺したりはしない」
コーダは、俺の唇に冷たい指先で触れた。
「お前がこの森から出ていきたくなくなるように少し、体を弄るだけだ」
はい?
魔王は、俺の着ていた白い法衣を風の刃で切り裂いた。
「なっ!」
俺は、服を切り裂かれて全裸になって壁に縛られて立っていた。
コーダは、俺の体に触れながら囁いた。
「おびえなくてもいい、セイ」
魔王が俺の顎に指をかけて上向かせた。
「少し、お前に私の魔力を味わってもらうだけだ」
魔王は、俺の唇に触れると優しく俺に口づけした。
「んっ!」
「かわいい私たちの御子よ。私の精をこれからたっぷりと味わわせてやろう」
魔王が、俺の下半身へと手を伸ばしてきた。
「んぅっ!だめっ!」
俺は、体をひねってコーダから逃れようとしたが、魔王は、かまわず俺にキスを続けた。
コーダが唾液を俺の口中へと送り込んでくる。
「飲むんだ、御子よ」
俺は、キスで口を封じられ、それを飲み込んだ。
甘い。
俺は、体が痺れていくのを感じていた。
「どうだ?御子よ」
コーダは、俺にきいた。
「魔王の魔力は、強力な媚薬となるのだ。お前は、もう、我々から離れることができなくなる」
コーダは、なおも激しく口づけをし、俺にその唾液を飲ませた。
「ん・・ふっ・・」
俺は、口の端から唾液を溢しながら甘い吐息を漏らした。
「俺は、どうすればいいんだ?」
俺は、魔王コーダの話を聞いてから、 訊ねた。
魔王は、俺の問いかけに答えた。
「あなたのやるべきことは、1つ」
魔王は、俺を穏やかな微笑みを湛えて見つめた。
「この私を殺すこと、だ」
俺は、溜め息をついた。
やっぱりそうくるか。
「どうにか、できないのか?」
「どうにか、とは?」
魔王が俺に訊ねたので、俺は、答えた。
「お前たちのどちらも殺さずにすむ方法は、ないのかってことだよ」
「それは、無理だろうな」
魔王は、寂しげに笑った。
「新しい魔王が現れれば、古い魔王は、死ぬ運命だ」
「でも」
言いかけた俺の言葉をとどめると、魔王は、俺に頭を下げた。
「もし、許されるなら、セイよ、お前に頼みがある」
「なんだ?」
俺がきくと、魔王は、囁くような声で俺に頼んだ。
「どうか、ずっとこの地にとどまり、魔王を、ロナの側にいて彼を支えてやって欲しい」
はい?
俺は、コーダにきっぱりと返事をした。
「それは、無理だな」
「無理なのか?」
コーダは、じっと俺を静かな澄んだ黒い瞳で見つめていた。
「本当に?」
「ああ」
俺は、頷いた。
すると、コーダの瞳が青い輝きを放った。
「ならば、ここにお前を捕らえておくしかあるまい」
コーダは、俺が両手で掴んでいたイェイガーを叩き落とした。
「何、するんだ!」
彼は、俺の両手を壁に押さえつける。壁から伸びてきた蔦のようなものが俺の両手に巻き付き俺は、壁に縛り付けられた。
「は、放せ!」
「安心しろ、セイ。殺したりはしない」
コーダは、俺の唇に冷たい指先で触れた。
「お前がこの森から出ていきたくなくなるように少し、体を弄るだけだ」
はい?
魔王は、俺の着ていた白い法衣を風の刃で切り裂いた。
「なっ!」
俺は、服を切り裂かれて全裸になって壁に縛られて立っていた。
コーダは、俺の体に触れながら囁いた。
「おびえなくてもいい、セイ」
魔王が俺の顎に指をかけて上向かせた。
「少し、お前に私の魔力を味わってもらうだけだ」
魔王は、俺の唇に触れると優しく俺に口づけした。
「んっ!」
「かわいい私たちの御子よ。私の精をこれからたっぷりと味わわせてやろう」
魔王が、俺の下半身へと手を伸ばしてきた。
「んぅっ!だめっ!」
俺は、体をひねってコーダから逃れようとしたが、魔王は、かまわず俺にキスを続けた。
コーダが唾液を俺の口中へと送り込んでくる。
「飲むんだ、御子よ」
俺は、キスで口を封じられ、それを飲み込んだ。
甘い。
俺は、体が痺れていくのを感じていた。
「どうだ?御子よ」
コーダは、俺にきいた。
「魔王の魔力は、強力な媚薬となるのだ。お前は、もう、我々から離れることができなくなる」
コーダは、なおも激しく口づけをし、俺にその唾液を飲ませた。
「ん・・ふっ・・」
俺は、口の端から唾液を溢しながら甘い吐息を漏らした。
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