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2 聖剣が指南する後宮生活
2-5 名を持たない王
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2ー5 名を持たない王
この国、アリスティア王国においては、王は、名を持たない。
なぜなら、王は、この国そのものだからだ、とクレイは、俺に説明した。
王は、王となった瞬間からただ王、あるいは、アリスティア王と呼ばれるようになる。
俺がラウスやクレイから教えられたことは、この前の夜、俺を抱いた男が王その人なのだということ、そして、今の王が即位したのは、10才の頃だったということだけだった。
俺の記憶が正しければ、数年前にこの国の前王が崩御し、その幼い皇子が新しく王位についた筈だった。
確か、前王の死因は、謎とされていて、暗殺されたという噂もあった。
だが、もし、俺の記憶が確かなら、あいつは、まだ15、6才ぐらいの年の筈だった。
マジかよ?
とても、そんな風には見えなかった。
だけど。
あの夜のあいつなら。
俺に組み敷かれて泣きながら俺を見上げていたあいつなら、そのぐらいの年だったのかもしれないと納得できる。
とにかく、あの夜から全てが変わってしまったんだ。
俺は、熱い吐息を漏らした。
あの夜。
あいつを抱いたときから、この体のうずきが止まらない。
そして、この前の夜が決定的なものとなった。
俺は、それまで決して、誰に抱かれようとも達することがなかった。
なのに。
この前、あいつに抱かれたとき、俺は。
俺は、溜め息をついた。
体が、熱い。
まるで、媚薬を盛られてように、体がうずいている。
俺は、早く再び、あいつを奥まで迎え入れたくて仕方がなかった。
俺は、広いベッドの上に1人横たえて、自分のものを擦った。
だけど、いけない。
もっと、違うものが欲しかった。
俺は、初めて感じる欲求に全身が熱く燃えているようだった。
「はぁっ・・んっ・・」
俺は、1人、切ない吐息を漏らしていた。
早く、あいつに、会いたい。
あいつに、あの大きくて熱いもので貫かれたい。
俺は、いったい、どうしてしまったんだ?
今まで、こんなことなかったのに。
俺は、自分で弄りながら呟いていた。
「ああ・・俺・・もう・・」
結局、俺は、そのままいけずにただ、熱い息をついた。
この国、アリスティア王国においては、王は、名を持たない。
なぜなら、王は、この国そのものだからだ、とクレイは、俺に説明した。
王は、王となった瞬間からただ王、あるいは、アリスティア王と呼ばれるようになる。
俺がラウスやクレイから教えられたことは、この前の夜、俺を抱いた男が王その人なのだということ、そして、今の王が即位したのは、10才の頃だったということだけだった。
俺の記憶が正しければ、数年前にこの国の前王が崩御し、その幼い皇子が新しく王位についた筈だった。
確か、前王の死因は、謎とされていて、暗殺されたという噂もあった。
だが、もし、俺の記憶が確かなら、あいつは、まだ15、6才ぐらいの年の筈だった。
マジかよ?
とても、そんな風には見えなかった。
だけど。
あの夜のあいつなら。
俺に組み敷かれて泣きながら俺を見上げていたあいつなら、そのぐらいの年だったのかもしれないと納得できる。
とにかく、あの夜から全てが変わってしまったんだ。
俺は、熱い吐息を漏らした。
あの夜。
あいつを抱いたときから、この体のうずきが止まらない。
そして、この前の夜が決定的なものとなった。
俺は、それまで決して、誰に抱かれようとも達することがなかった。
なのに。
この前、あいつに抱かれたとき、俺は。
俺は、溜め息をついた。
体が、熱い。
まるで、媚薬を盛られてように、体がうずいている。
俺は、早く再び、あいつを奥まで迎え入れたくて仕方がなかった。
俺は、広いベッドの上に1人横たえて、自分のものを擦った。
だけど、いけない。
もっと、違うものが欲しかった。
俺は、初めて感じる欲求に全身が熱く燃えているようだった。
「はぁっ・・んっ・・」
俺は、1人、切ない吐息を漏らしていた。
早く、あいつに、会いたい。
あいつに、あの大きくて熱いもので貫かれたい。
俺は、いったい、どうしてしまったんだ?
今まで、こんなことなかったのに。
俺は、自分で弄りながら呟いていた。
「ああ・・俺・・もう・・」
結局、俺は、そのままいけずにただ、熱い息をついた。
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