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12 聖女の神殿は、伏魔殿?
12ー2 小説より奇なり?
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12ー2 小説より奇なり?
四方に一体づつ聖女像を飾るのだが、その四体の像をそれぞれ四人の職人さんが作ることになっている。
その日、エリクさんの屋敷に集まった職人さんたちの前で私は、いわれるままにポーズをとった。
白色の薄い絹のドレスを身にまとい職人さんたちの命ずるポーズをとる私を四人の職人さんたちは、熱い眼差しで見つめていた。
職人さんたちは、それぞれ個性的な人たちで、一人は、筋肉ムキムキでちょっとおねぇ風のおじさん。もう一人は、影の薄い感じのひょろっとしたお兄さん。あとは、人の良さそうなじいちゃんと孫といった感じの女の子。
彼らは、私のスケッチを何枚も描きまくっていた。
ちらっと彼らの描いている絵を覗き見たがそれぞれ、タッチも違うし、ほんとに同一人物?って感じだった。
というか、モデルは、私なんだよね?
目的は、聖女像を通してみんなの魔力を私に集めることなんだけど、やっぱり自分の像ならかわいく作って欲しいものだし。
そのスケッチ会の後、数日して聖女像ができたという報告をエリクさんから受けた私は、すごく興味シンシンで持ち込まれた四体の像を見た。
それは、エリクさんの屋敷のリビングに並べられていた。
どれも白い布で覆われている。
大きさは、実物よりちょっと小さめで作られているようだ。
私は、どきどきして像に向かい合うところに置かれた椅子にエリクさんと並んで腰かけていた。
右端から順番に布を取り去り像を公開していくようだ。
まずは、筋肉オネェ風のおじさんからだ。
「では、いきますわよ」
おねぇおじさんが言ってから布を取り去った。
現れたのは、筋骨隆々とした女戦士風の聖女だった。
いや、誰?
私の要素なんてないじゃん。
次ぎは、影の薄いお兄さん。
布をはずすと年の頃、30歳ぐらい。どうみても子供の1人や2人はいそうなグラマラスな女性といった感じの聖女。
もう、私がモデルとかじゃないですよね?
次ぎは、じいちゃん職人さんの番だ。
布を引くと出てきたのは。
うん。
かわいい。
でも、どうみてもロリ。
実物よりもロリじゃん!
最後は、孫風の女の子の職人さんだったけど、私は、もう、何も期待はしていなかった。
ただ、これ以上のすごいのはでてこないだろうな、と思っていた。
だが。
事実は、小説より奇なり?
女の子が布をとると、そこには・・
クマ?
もう、耳とかもケモ耳だし!
牙とかはえてて怖いんですけど!
四方に一体づつ聖女像を飾るのだが、その四体の像をそれぞれ四人の職人さんが作ることになっている。
その日、エリクさんの屋敷に集まった職人さんたちの前で私は、いわれるままにポーズをとった。
白色の薄い絹のドレスを身にまとい職人さんたちの命ずるポーズをとる私を四人の職人さんたちは、熱い眼差しで見つめていた。
職人さんたちは、それぞれ個性的な人たちで、一人は、筋肉ムキムキでちょっとおねぇ風のおじさん。もう一人は、影の薄い感じのひょろっとしたお兄さん。あとは、人の良さそうなじいちゃんと孫といった感じの女の子。
彼らは、私のスケッチを何枚も描きまくっていた。
ちらっと彼らの描いている絵を覗き見たがそれぞれ、タッチも違うし、ほんとに同一人物?って感じだった。
というか、モデルは、私なんだよね?
目的は、聖女像を通してみんなの魔力を私に集めることなんだけど、やっぱり自分の像ならかわいく作って欲しいものだし。
そのスケッチ会の後、数日して聖女像ができたという報告をエリクさんから受けた私は、すごく興味シンシンで持ち込まれた四体の像を見た。
それは、エリクさんの屋敷のリビングに並べられていた。
どれも白い布で覆われている。
大きさは、実物よりちょっと小さめで作られているようだ。
私は、どきどきして像に向かい合うところに置かれた椅子にエリクさんと並んで腰かけていた。
右端から順番に布を取り去り像を公開していくようだ。
まずは、筋肉オネェ風のおじさんからだ。
「では、いきますわよ」
おねぇおじさんが言ってから布を取り去った。
現れたのは、筋骨隆々とした女戦士風の聖女だった。
いや、誰?
私の要素なんてないじゃん。
次ぎは、影の薄いお兄さん。
布をはずすと年の頃、30歳ぐらい。どうみても子供の1人や2人はいそうなグラマラスな女性といった感じの聖女。
もう、私がモデルとかじゃないですよね?
次ぎは、じいちゃん職人さんの番だ。
布を引くと出てきたのは。
うん。
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でも、どうみてもロリ。
実物よりもロリじゃん!
最後は、孫風の女の子の職人さんだったけど、私は、もう、何も期待はしていなかった。
ただ、これ以上のすごいのはでてこないだろうな、と思っていた。
だが。
事実は、小説より奇なり?
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クマ?
もう、耳とかもケモ耳だし!
牙とかはえてて怖いんですけど!
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