104 / 170
8 鉱脈を探せ!
8ー12 知り合いの竜来た!
しおりを挟む
8ー12 知り合いの竜来た!
「鉱脈の番人は、この地を守護する者だ」
ロウドナードさんは、話してくれた。だが、なんか距離が近い。しかもなにかとボディタッチしてくる?もしかしてロウドナードさんってセクハラ親父なの?
まあ、見た目がいいから許すかな。
イケメンは、すべてを超越する!
でも、今の私、幼女なんですけど。もしかしてロウドナードさんってロリコン?
「私も、詳しくは知らんが、この地に仇なそうとする者の前に立ちはだかるのだとか」
うん。
仇なすつもりはまったくないが、鉱脈の魔石を頂戴したいと思うことは、どうなのだろう?
「番人さんは、強いんですか?」
私がきくとロウドナードさんは、答えた。
「強いだろうな」
けっこう曖昧だな。もしかしてロウドナードさんもあんまり知らないんじゃ。
私がロウドナードさんに詳しいところをきこうとするとポン、と音がしてロウドナードさんの姿が消えてもとのピッカーンに戻ってしまった。
そうなんだ。
3分もたないなんて某ヒーローっぽいな。
そのとき、ドアをノックする音がした。
出てみるとルシアさんが立っていた。
というかルシアさん、青ざめてないか?
私は、趣味の魔道具研究室から出るとルシアさんを見上げた。今では、私は、ルシアさんより拳一つほど背が低い。なんか、腹立たしいな!
「どうしたの?」
「そ、り、き」
そ、り、き?
なんじゃ、そりゃ?
ルシアさんは、身振り手振りで私に速く行けっと合図していた。
なんか挙動不審だな!
いつも冷静なルシアさんがこんなアワアワしてるなんて何があったのやら。
私は、玄関から外へと出ていくと階段の途中で足を止めた。
デッキのところに超巨大なドラゴンぽいのがいる!
それは、赤銅色の竜だった。
竜は、レンドールさんと何やら話していた。私には、竜の言葉はわからないが、たぶん、久しぶり、とか言ってるんだと思う。
レンドールさんのそばでエリクさんが凍りついている。そりゃそうだ。レンドールさんの知り合いの竜は、鋭い牙が口の端から除いているとても迫力のある方だった。
「鉱脈の番人は、この地を守護する者だ」
ロウドナードさんは、話してくれた。だが、なんか距離が近い。しかもなにかとボディタッチしてくる?もしかしてロウドナードさんってセクハラ親父なの?
まあ、見た目がいいから許すかな。
イケメンは、すべてを超越する!
でも、今の私、幼女なんですけど。もしかしてロウドナードさんってロリコン?
「私も、詳しくは知らんが、この地に仇なそうとする者の前に立ちはだかるのだとか」
うん。
仇なすつもりはまったくないが、鉱脈の魔石を頂戴したいと思うことは、どうなのだろう?
「番人さんは、強いんですか?」
私がきくとロウドナードさんは、答えた。
「強いだろうな」
けっこう曖昧だな。もしかしてロウドナードさんもあんまり知らないんじゃ。
私がロウドナードさんに詳しいところをきこうとするとポン、と音がしてロウドナードさんの姿が消えてもとのピッカーンに戻ってしまった。
そうなんだ。
3分もたないなんて某ヒーローっぽいな。
そのとき、ドアをノックする音がした。
出てみるとルシアさんが立っていた。
というかルシアさん、青ざめてないか?
私は、趣味の魔道具研究室から出るとルシアさんを見上げた。今では、私は、ルシアさんより拳一つほど背が低い。なんか、腹立たしいな!
「どうしたの?」
「そ、り、き」
そ、り、き?
なんじゃ、そりゃ?
ルシアさんは、身振り手振りで私に速く行けっと合図していた。
なんか挙動不審だな!
いつも冷静なルシアさんがこんなアワアワしてるなんて何があったのやら。
私は、玄関から外へと出ていくと階段の途中で足を止めた。
デッキのところに超巨大なドラゴンぽいのがいる!
それは、赤銅色の竜だった。
竜は、レンドールさんと何やら話していた。私には、竜の言葉はわからないが、たぶん、久しぶり、とか言ってるんだと思う。
レンドールさんのそばでエリクさんが凍りついている。そりゃそうだ。レンドールさんの知り合いの竜は、鋭い牙が口の端から除いているとても迫力のある方だった。
11
お気に入りに追加
131
あなたにおすすめの小説
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
虐げられた黒髪令嬢は国を滅ぼすことに決めましたとさ
くわっと
恋愛
黒く長い髪が特徴のフォルテシア=マーテルロ。
彼女は今日も兄妹・父母に虐げられています。
それは時に暴力で、
時に言葉で、
時にーー
その世界には一般的ではない『黒い髪』を理由に彼女は迫害され続ける。
黒髪を除けば、可愛らしい外見、勤勉な性格、良家の血筋と、本来は逆の立場にいたはずの令嬢。
だけれど、彼女の髪は黒かった。
常闇のように、
悪魔のように、
魔女のように。
これは、ひとりの少女の物語。
革命と反逆と恋心のお話。
ーー
R2 0517完結 今までありがとうございました。
転生嫌われ令嬢の幸せカロリー飯
赤羽夕夜
恋愛
15の時に生前OLだった記憶がよみがえった嫌われ令嬢ミリアーナは、OLだったときの食生活、趣味嗜好が影響され、日々の人間関係のストレスを食や趣味で発散するようになる。
濃い味付けやこってりとしたものが好きなミリアーナは、令嬢にあるまじきこと、いけないことだと認識しながらも、人が寝静まる深夜に人目を盗むようになにかと夜食を作り始める。
そんななかミリアーナの父ヴェスター、父の専属執事であり幼い頃自分の世話役だったジョンに夜食を作っているところを見られてしまうことが始まりで、ミリアーナの変わった趣味、食生活が世間に露見して――?
※恋愛要素は中盤以降になります。
溺愛の始まりは魔眼でした。騎士団事務員の貧乏令嬢、片想いの騎士団長と婚約?!
参
恋愛
男爵令嬢ミナは実家が貧乏で騎士団の事務員と騎士団寮の炊事洗濯を掛け持ちして働いていた。ミナは騎士団長オレンに片想いしている。バレないようにしつつ長年真面目に働きオレンの信頼も得、休憩のお茶まで一緒にするようになった。
ある日、謎の香料を口にしてミナは魔法が宿る眼、魔眼に目覚める。魔眼のスキルは、筋肉のステータスが見え、良い筋肉が目の前にあると相手の服が破けてしまうものだった。ミナは無類の筋肉好きで、筋肉が近くで見られる騎士団は彼女にとっては天職だ。魔眼のせいでクビにされるわけにはいかない。なのにオレンの服をびりびりに破いてしまい魔眼のスキルを話さなければいけない状況になった。
全てを話すと、オレンはミナと協力して魔眼を治そうと提案する。対処法で筋肉を見たり触ったりすることから始まった。ミナが長い間封印していた絵描きの趣味も魔眼対策で復活し、よりオレンとの時間が増えていく。片想いがバレないようにするも何故か魔眼がバレてからオレンが好意的で距離も近くなり甘やかされてばかりでミナは戸惑う。別の日には我慢しすぎて自分の服を魔眼で破り真っ裸になった所をオレンに見られ彼は責任を取るとまで言いだして?!
※結構ふざけたラブコメです。
恋愛が苦手な女性シリーズ、前作と同じ世界線で描かれた2作品目です(続きものではなく単品で読めます)。今回は無自覚系恋愛苦手女性。
ヒロインによる一人称視点。全56話、一話あたり概ね1000~2000字程度で公開。
前々作「訳あり女装夫は契約結婚した副業男装妻の推し」前作「身体強化魔法で拳交える外交令嬢の拗らせ恋愛~隣国の悪役令嬢を妻にと連れてきた王子に本来の婚約者がいないとでも?~」と同じ時代・世界です。
※小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しています。※R15は保険です。
私をもう愛していないなら。
水垣するめ
恋愛
その衝撃的な場面を見たのは、何気ない日の夕方だった。
空は赤く染まって、街の建物を照らしていた。
私は実家の伯爵家からの呼び出しを受けて、その帰路についている時だった。
街中を、私の夫であるアイクが歩いていた。
見知った女性と一緒に。
私の友人である、男爵家ジェーン・バーカーと。
「え?」
思わず私は声をあげた。
なぜ二人が一緒に歩いているのだろう。
二人に接点は無いはずだ。
会ったのだって、私がジェーンをお茶会で家に呼んだ時に、一度顔を合わせただけだ。
それが、何故?
ジェーンと歩くアイクは、どこかいつもよりも楽しげな表情を浮かべてながら、ジェーンと言葉を交わしていた。
結婚してから一年経って、次第に見なくなった顔だ。
私の胸の内に不安が湧いてくる。
(駄目よ。簡単に夫を疑うなんて。きっと二人はいつの間にか友人になっただけ──)
その瞬間。
二人は手を繋いで。
キスをした。
「──」
言葉にならない声が漏れた。
胸の中の不安は確かな形となって、目の前に現れた。
──アイクは浮気していた。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
【完結】異世界召喚 (聖女)じゃない方でしたがなぜか溺愛されてます
七夜かなた
恋愛
仕事中に突然異世界に転移された、向先唯奈 29歳
どうやら聖女召喚に巻き込まれたらしい。
一緒に召喚されたのはお金持ち女子校の美少女、財前麗。当然誰もが彼女を聖女と認定する。
聖女じゃない方だと認定されたが、国として責任は取ると言われ、取り敢えず王族の家に居候して面倒見てもらうことになった。
居候先はアドルファス・レインズフォードの邸宅。
左顔面に大きな傷跡を持ち、片脚を少し引きずっている。
かつて優秀な騎士だった彼は魔獣討伐の折にその傷を負ったということだった。
今は現役を退き王立学園の教授を勤めているという。
彼の元で帰れる日が来ることを願い日々を過ごすことになった。
怪我のせいで今は女性から嫌厭されているが、元は女性との付き合いも派手な伊達男だったらしいアドルファスから恋人にならないかと迫られて
ムーライトノベルでも先行掲載しています。
前半はあまりイチャイチャはありません。
イラストは青ちょびれさんに依頼しました
118話完結です。
ムーライトノベル、ベリーズカフェでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる