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4 美味しいは、正義です。
4ー13 きっと黒歴史になる。
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4ー13 きっと黒歴史になる。
エリクさんは、キンドさんを追い出すと小屋の戸を閉めて部屋の中にいる私たちの顔を見回した。
「すまなかった」
頭を下げるエリクさんにルシアさんが慌てて止めようとした。
「エリク様、お止めください。私たちは、エリク様のお辛い立場、理解しております」
そうなの?
私は、ルシアさんの言葉に頷けなかった。
エリクさんは、私の保護者面するならキンドさんの考えていることを忠告してくれるべきだったんじゃ?
でも。
私は、そこまで考えてぐっと手を胸元で握りしめた。
もし、エリクさんに止められてたら私は、炊きだしをしなかったのかな?
いや、した!
きっとなんやかやの理由をつけてやった筈だ。
なら、エリクさんは、悪くないのでは?
「ユイもルシアたちと同じ意見なのか?」
エリクさんにきかれて私は、顔をあげた。
「エリクさんは・・」
エリクさんがここに落ちてきた私を助けてくれた。
この世界のこと、何もかも忘れてた私を助けてくれた。
いろいろ、細かいこともうるさく言われたけど、でも、ちゃんと世話を焼いてくれたし。
気がつくと私は、涙を流していた。
あり得ない!
今時のクールなJKのこの私が?
こんなことで泣くわけがないでしょ!
でもなぜか、涙が流れるのは止められなくて。
「エリクさんが裏切ってたこと、すごくショックだったし。大人っていうか、貴族って汚いって」
私は、涙を両手の甲で拭いながら話した。
「もう、2度と私を裏切らないで!」
「ユイ・・」
エリクさんは、私に近づいてくるとそっと私を抱き締めた。
温かくて、落ち着く。
エリクさんの匂いは、やっぱりいい匂いで。
私は、エリクさんの胸に顔を埋めて泣いた。
畜生!
これは、涙じゃない!
目から鼻水が出てるだけだし!
だいだい、私が泣いたりしたら、クーノにからかわれるし。ノマさんにも子供だなってバカにされそうだし。ルシアさんにも笑われそう。
きっと、これは、私の黒歴史になる。
私は、そう思いながらエリクさんの胸で泣きじゃくっていた。
エリクさんは、キンドさんを追い出すと小屋の戸を閉めて部屋の中にいる私たちの顔を見回した。
「すまなかった」
頭を下げるエリクさんにルシアさんが慌てて止めようとした。
「エリク様、お止めください。私たちは、エリク様のお辛い立場、理解しております」
そうなの?
私は、ルシアさんの言葉に頷けなかった。
エリクさんは、私の保護者面するならキンドさんの考えていることを忠告してくれるべきだったんじゃ?
でも。
私は、そこまで考えてぐっと手を胸元で握りしめた。
もし、エリクさんに止められてたら私は、炊きだしをしなかったのかな?
いや、した!
きっとなんやかやの理由をつけてやった筈だ。
なら、エリクさんは、悪くないのでは?
「ユイもルシアたちと同じ意見なのか?」
エリクさんにきかれて私は、顔をあげた。
「エリクさんは・・」
エリクさんがここに落ちてきた私を助けてくれた。
この世界のこと、何もかも忘れてた私を助けてくれた。
いろいろ、細かいこともうるさく言われたけど、でも、ちゃんと世話を焼いてくれたし。
気がつくと私は、涙を流していた。
あり得ない!
今時のクールなJKのこの私が?
こんなことで泣くわけがないでしょ!
でもなぜか、涙が流れるのは止められなくて。
「エリクさんが裏切ってたこと、すごくショックだったし。大人っていうか、貴族って汚いって」
私は、涙を両手の甲で拭いながら話した。
「もう、2度と私を裏切らないで!」
「ユイ・・」
エリクさんは、私に近づいてくるとそっと私を抱き締めた。
温かくて、落ち着く。
エリクさんの匂いは、やっぱりいい匂いで。
私は、エリクさんの胸に顔を埋めて泣いた。
畜生!
これは、涙じゃない!
目から鼻水が出てるだけだし!
だいだい、私が泣いたりしたら、クーノにからかわれるし。ノマさんにも子供だなってバカにされそうだし。ルシアさんにも笑われそう。
きっと、これは、私の黒歴史になる。
私は、そう思いながらエリクさんの胸で泣きじゃくっていた。
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