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1ー4 いじめられっ子
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1ー4 いじめられっ子
こんな僕のことをみんなばかにしていた。
アルビノのくせに醜くて魔法も使えない。
みんな、そういって僕を嘲った。
アルビノは、美しい。
だけど、僕は、美しくあってはならなかった。
だから、僕は、外見が醜く見える魔道具のメガネをかけていた。
もし、僕が美しかったらみなを堕落させるからだった。
僕は、次第に部屋に引きこもるようになった。
学校もほとんど不登校だった。
それでも、勉強はできたのでなんとか卒業できた。
そんなだったから僕には友達なんていなかった。
従者であるキーンだけは、僕のことを好いてくれていた。
キーンだけが僕の本当の姿を知っていた。
いや。
もう1人いる。
それは、ヤマトだった。
ヤマトは、ほんとなら平民だったので魔法学園に入学することも叶わなかった。
だが、僕に匹敵する魔力量に、聖者のギフトを持っていたために特別に入学を許可されていた。
僕は、学園ではいじめられっ子だった。
ヤマトも同じだ。
そのせいか、ヤマトは僕のことを気にかけてくれていた。
ある日、いじめっ子達に魔獣をけしかけられて、僕は、仕方なく魔法を使ってしまった。
いじめっ子と魔獣は、追い払うことができたが僕は、状態異常のために動けなくなった。
そんな僕を助けてくれたのがヤマトだった。
発情してしまい苦しんでいた僕にヤマトは恐る恐る口づけをしてきた。
「んっ、ふっ」
夢中でキスしてきたヤマトを僕は、受け入れてしまった。
魔力の交換は、性的な快感を伴う。
ヤマトは、すっかり僕の虜になってしまった。
僕は、ヤマトにせがまれてたまにキスをする関係になった。
でも、それだけだ。
僕は、決してそれ以上のことをヤマトに許さなかった。
ヤマトは、僕のことを欲していた。
僕の全てを手に入れたがっていた。
それでも、僕は、ヤマトにキス以上のことをされるのを拒んでいた。
だって、僕は、男だし!
それにエリザベスという婚約者もいた。
そうこうしているうちに、僕は、引きこもりになって学園から遠ざかったし、ヤマトと会うこともなくなった。
こんな僕のことをみんなばかにしていた。
アルビノのくせに醜くて魔法も使えない。
みんな、そういって僕を嘲った。
アルビノは、美しい。
だけど、僕は、美しくあってはならなかった。
だから、僕は、外見が醜く見える魔道具のメガネをかけていた。
もし、僕が美しかったらみなを堕落させるからだった。
僕は、次第に部屋に引きこもるようになった。
学校もほとんど不登校だった。
それでも、勉強はできたのでなんとか卒業できた。
そんなだったから僕には友達なんていなかった。
従者であるキーンだけは、僕のことを好いてくれていた。
キーンだけが僕の本当の姿を知っていた。
いや。
もう1人いる。
それは、ヤマトだった。
ヤマトは、ほんとなら平民だったので魔法学園に入学することも叶わなかった。
だが、僕に匹敵する魔力量に、聖者のギフトを持っていたために特別に入学を許可されていた。
僕は、学園ではいじめられっ子だった。
ヤマトも同じだ。
そのせいか、ヤマトは僕のことを気にかけてくれていた。
ある日、いじめっ子達に魔獣をけしかけられて、僕は、仕方なく魔法を使ってしまった。
いじめっ子と魔獣は、追い払うことができたが僕は、状態異常のために動けなくなった。
そんな僕を助けてくれたのがヤマトだった。
発情してしまい苦しんでいた僕にヤマトは恐る恐る口づけをしてきた。
「んっ、ふっ」
夢中でキスしてきたヤマトを僕は、受け入れてしまった。
魔力の交換は、性的な快感を伴う。
ヤマトは、すっかり僕の虜になってしまった。
僕は、ヤマトにせがまれてたまにキスをする関係になった。
でも、それだけだ。
僕は、決してそれ以上のことをヤマトに許さなかった。
ヤマトは、僕のことを欲していた。
僕の全てを手に入れたがっていた。
それでも、僕は、ヤマトにキス以上のことをされるのを拒んでいた。
だって、僕は、男だし!
それにエリザベスという婚約者もいた。
そうこうしているうちに、僕は、引きこもりになって学園から遠ざかったし、ヤマトと会うこともなくなった。
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