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6 陰謀を暴け!
6ー11 結婚を前提に?
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6ー11 結婚を前提に?
ロドニーがいったい何を協力するのか?
ちょっとわたしが小首を傾げたとき、アナベルが声をあげた。
「あの・・!」
アナベルは、ロドニーに向かって頭を下げた。
「お願いです!弟と結婚を前提にお付き合いしてください!」
はいぃっ?
いきなりそんなこと言われてロドニーもさすがに目を丸くして驚きをかくせない。
当たり前だ。
このわたしですらびっくりしている。
だいたい、アレクシスは、男なんだし!
いくらいい人ロドニーだって、これは、断るっしょ?
そう思ってわたしは、ロドニーの方を見ていた。
ロドニーは、一瞬、わたしの方をうかがってから頷いた。
「いいよ」
「ほぇっ!?」
思わず変な声が出るぐらい驚いてしまった。
まさか、ロドニーがアレクシスと交際?
そんなバカな!
疑っているわたしをよそにロドニーは、にっこりと微笑んだ。
「どういうことかは、よくわからないけど、それで君たちや姉上の問題が解決するというのなら私は、喜んで力を貸すよ」
マジですか?
アレクシスが信じられないというようにロドニーを見上げるとえぐえぐと泣きながらロドニーの方へと歩み寄っていく。
「さすが推し様!優しすぎるぅ!」
すりよっていくアレクシスをそっと抱き締めるロドニー。
うん。
二人とも美形なのでちょっとお似合いだし。
でも、ほんとにいいの?
わたしは、ロドニーに訊ねた。
「ほ、本当にそれでいいの?ロドニー」
「ええ」
ロドニーは、いつもの王子さまスマイルを浮かべる。
「いいんです、姉上。私は、誰でも愛せる自信がありますし。それに」
ロドニーが何かをいいかけて口をつぐんだ。
本気なの?
男同士で真実の愛って!
呆気にとられているわたしの前でアレクシスは、涙ながらに告白した。
「あた、わたし、ずっと、ロドニー様のことおしたい申し上げておりました」
「知ってるよ」
ロドニーがクスッと笑った。
ロドニーは、そっとポケットからハンカチを取り出すとアレクシスの涙やら鼻水やらで汚れた顔を拭いてやりながら話した。
「君の好意は、なんとなくわかっていた。だけど、君は、私の他の男子にも同じように接していたし。てっきりそういうタイプの子なのかなと思っていたんだ。でも、よくわからないけどなんか、困っているみたいだし、私でよければ力になるよ」
うん。
やっぱり攻略対象ってすごい。
愛の神の化身かっつうの!
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ロドニーは、一瞬、わたしの方をうかがってから頷いた。
「いいよ」
「ほぇっ!?」
思わず変な声が出るぐらい驚いてしまった。
まさか、ロドニーがアレクシスと交際?
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疑っているわたしをよそにロドニーは、にっこりと微笑んだ。
「どういうことかは、よくわからないけど、それで君たちや姉上の問題が解決するというのなら私は、喜んで力を貸すよ」
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「さすが推し様!優しすぎるぅ!」
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うん。
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でも、ほんとにいいの?
わたしは、ロドニーに訊ねた。
「ほ、本当にそれでいいの?ロドニー」
「ええ」
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「知ってるよ」
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「君の好意は、なんとなくわかっていた。だけど、君は、私の他の男子にも同じように接していたし。てっきりそういうタイプの子なのかなと思っていたんだ。でも、よくわからないけどなんか、困っているみたいだし、私でよければ力になるよ」
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