乙女系モブ騎士は、只今絶賛婚活中～子作りを前提にお付き合いを希望しているのになぜか男ばかりに執着されています～

8 拐われて

8ー2 媚薬

　８ー２　媚薬

　「頼む・・俺は、どうなってもいい。俺の腹の、子供だけは、助けて欲しい」
　俺は、フォルツァートに懇願した。フォルツァートが慈悲深いともいえる表情を浮かべた。
　「ふふっ・・男でありながらも子を身籠ることで母性に目覚めたのか？いいだろう。あなたが我々のいうことをきき、大人しくしているならその腹の子供の命は保証しよう。それに、無事に産まれたらアデレイド公爵家へ届けてもやる」
　フォルツァートは、口許だけで笑顔を浮かべた。
　「では、あなたの忠誠を試そうか」
　フォルツァートが背後に控えていた女の姿をした男を指した。
　「紹介しよう。彼は、イーサン。私の息子だ。まあ、身分の低いメイドの産んだ子なのでな。少々、気品には欠けているが。よろしく頼むよ。これから、君の体を暴くのにイーサンの力は欠かせない」　
　「よろしくお願いいたしますわ、リチャード様」
　イーサンが淑女の礼をとる。そうしているとまるで女にしか見えない。スカートの下にあんな凶悪なものを忍ばせているなんて誰も思いもしないだろうな。
　「それでは、まずは、身体検査を始めようか」
　フォルツァートが言うとイーサンが俺の方へと近づいてきた。
　フォルツァートは、俺に向かって告げた。
　「どうやら、イーサンが先に始めていたようだし。まずは、あなたがどんな風に達するのかを見せてもらおうか、リチャード」
　はいっ？
　俺は、ぎょっとして体を捩らせる。が、まったく体は、動かせない。
　「や、やめろ！俺に触れるな！」
　「触れて欲しくないのか？」
　フォルツァートが残忍な笑みを浮かべる。
　「では、触れないであなたがどのように達するかみようか？リチャード」
　フォルツァートが俺の目の前に小さな丸薬のようなものを差し出した。
　「これは、特性の媚薬だ。これをあなたの体に仕込む。するとどうなるか？試してみよう。イーサン！」
　「はい、お父様」
　イーサンがその丸薬を受けとると俺の方へと近づいてきた。
　奴は。
　俺の開かれた足の間に手を差し込んでくると俺の後孔へとその丸薬を差し込んできた。
　「えっ・・や、やめっ！」
　イーサンがつぷりと俺の後孔にその丸薬を押し込む。指先で奥へと押し込まれ俺は、その感触を拾い上げて体を震わせた。
　「んっ・・」