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7 新しい命
7ー11 最高傑作
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7ー11 最高傑作
俺は、結婚が決まって忙しい日々を過ごしていた。
男同士での結婚は、本来は、許されてはいなかったのだが、俺が女神の祝福により身籠ったことで特別に許可されることになった。
それに乗じて国王は、同性婚を認めるというお触れを出した。
「愛し合う者たちを引き裂くことは女神が許されない」
俺とエドは、この国で婚姻を結ぶ最初の男同士のカップルとなった。
俺は、エドとの結婚によってアデレイド公爵家に嫁ぐことになった。
アデレイド公爵家側では、いろいろともめていたらしいのだが、エドは、俺とでなければ結婚しないと譲らなかった。
エドには、公爵家の財産の他に、エド個人の資産がかなりあったので本人は、公爵家を捨てて俺と生きることを決意していたのだが、突然、公爵家側が折れた。
それは、ばあ様のせいだった。
ばあ様は、エドのばあ様と若い頃からの友人だったらしい。
というか、2人とも特殊な趣味があったのだという。
それは、『ラムナ・リグニアス』だった。
なんと、本家『ラムナ・リグニアス』というのは、エドのばあ様と俺のばあ様、2人の共同ペンネームだったのだという。
「これは、私たちだけの秘密ですよ」
アデレイド公爵家の離れにあるサロンで開かれたお茶会に招待された俺とエドに2人の老女が告げた。
「しかし・・1人だけ、このことを伝えたい者がいるのですが」
エドの言葉にエドのばあ様が怖い顔をした。
「口答えをするのかしら?エドワード」
「いえ、そんなつもりではなく」
エドが俺の方をチラッと見た。
「実は・・今活躍している『ラムナ・リグニアス』は、リチャードの・・ライナスの友人なんです」
「まあ、まあ、まあ!」
俺たちの話をきいたばあ様たちの喜んだことときたら!
「はやく!すぐに、使いを出すのです!」
そうして、急遽、呼び寄せられたラミリアとばあ様たちは、すっかり意気投合してしまい。
『ラムナ・リグニアス』の次回作は、3人の共著になるらしい。
ラミリアいわく、「これまでで最高傑作!」なんだとか。
あらすじは、女神の祝福を受けた騎士とその愛を争う2人の男のロマンスなんだとか。
俺は、嫌な予感しかしてなかった。
俺は、結婚が決まって忙しい日々を過ごしていた。
男同士での結婚は、本来は、許されてはいなかったのだが、俺が女神の祝福により身籠ったことで特別に許可されることになった。
それに乗じて国王は、同性婚を認めるというお触れを出した。
「愛し合う者たちを引き裂くことは女神が許されない」
俺とエドは、この国で婚姻を結ぶ最初の男同士のカップルとなった。
俺は、エドとの結婚によってアデレイド公爵家に嫁ぐことになった。
アデレイド公爵家側では、いろいろともめていたらしいのだが、エドは、俺とでなければ結婚しないと譲らなかった。
エドには、公爵家の財産の他に、エド個人の資産がかなりあったので本人は、公爵家を捨てて俺と生きることを決意していたのだが、突然、公爵家側が折れた。
それは、ばあ様のせいだった。
ばあ様は、エドのばあ様と若い頃からの友人だったらしい。
というか、2人とも特殊な趣味があったのだという。
それは、『ラムナ・リグニアス』だった。
なんと、本家『ラムナ・リグニアス』というのは、エドのばあ様と俺のばあ様、2人の共同ペンネームだったのだという。
「これは、私たちだけの秘密ですよ」
アデレイド公爵家の離れにあるサロンで開かれたお茶会に招待された俺とエドに2人の老女が告げた。
「しかし・・1人だけ、このことを伝えたい者がいるのですが」
エドの言葉にエドのばあ様が怖い顔をした。
「口答えをするのかしら?エドワード」
「いえ、そんなつもりではなく」
エドが俺の方をチラッと見た。
「実は・・今活躍している『ラムナ・リグニアス』は、リチャードの・・ライナスの友人なんです」
「まあ、まあ、まあ!」
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「はやく!すぐに、使いを出すのです!」
そうして、急遽、呼び寄せられたラミリアとばあ様たちは、すっかり意気投合してしまい。
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俺は、嫌な予感しかしてなかった。
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