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7 新しい命
7ー3 抱いて欲しい
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7ー3 抱いて欲しい
そうこうしている内に馬車が停まり、御者がドアを開いた。エドは、彼に責められてぐったりしている俺に着ていたコートをかけるとそのまま俺を抱き上げた。
彼は、俺を抱いたまま無言で馬車から降りた。
そこは、どこか王都の近くの保養地のような場所のようだった。
今は、雪に覆われているが、おそらく夏には、アデレイド公爵家の人々が避暑地として過ごしているのだろう。
エドは、俺をその古めかしい田舎風の屋敷へと運び込むとリビングへと連れていきソファへ下ろした。
俺は、寒さに震えながらエドがかけてくれたコートの端を掴んで彼を見上げていた。
御者がすぐに暖炉に火を起こし薪をくべた。
しばらくするとリビングの中は暖かくなっていった。
エドは、俺に背を向けたままたたずんでいた。
『・・たい・・』
エドから不穏な思考が伝わってくるのを感じて俺は、びくっと身構えていた。
『すぐに、あの男娼がリチャードにしたことを私の手で上書きしたい!たっぷりと上書きして、そして、リチャードを私の手で暴いて・・そして、あそこを開いて、奥まで貫いて!リチャードを私だけのものにしたい!』
俺は、エドの欲望を感じて。
その熱に煽られて体全体が火照っていた。
「俺・・も・・」
俺は、エドに告げた。
「エドにして欲しい・・いっぱい俺のこと、抱いて欲しい!俺の奥まで貫いて欲しい!」
そこまで言って俺は、恥ずかしさに顔を伏せた。
俺、なんてことを!
俺は、羞恥に火照る肌をエドのコートに押し隠した。
エドに・・抱いてくれなんて!
きっと、エドは、俺を蔑んでいるにちがいない。まるで男娼のようだ、と思っているのに決まっている。
「リチャード・・」
エドが俺に近づいてくると俺の肩に手を置いた。
「・・いいのか?」
「うん・・」
俺は、俯いたままこくりと頷いた。
エドは。
冷たくなった手を俺の熱い頬へと触れてきて、俺の唇へとその手を滑らせる。
「本当にいいんだな?リチャード」
エドが俺の顎に手をかけて上を向かせる。エドの金色の瞳がかすかに揺れていた。
『ほんとにいいのか?リチャードを私のものにしてしまっても?彼の全てを私のものに!だが・・騎士団長を慕うリチャードの気持ちを考えたら・・いいのか?本当にリチャードは、後悔しないのだろうか?』
そうこうしている内に馬車が停まり、御者がドアを開いた。エドは、彼に責められてぐったりしている俺に着ていたコートをかけるとそのまま俺を抱き上げた。
彼は、俺を抱いたまま無言で馬車から降りた。
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エドは、俺をその古めかしい田舎風の屋敷へと運び込むとリビングへと連れていきソファへ下ろした。
俺は、寒さに震えながらエドがかけてくれたコートの端を掴んで彼を見上げていた。
御者がすぐに暖炉に火を起こし薪をくべた。
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『・・たい・・』
エドから不穏な思考が伝わってくるのを感じて俺は、びくっと身構えていた。
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俺は、エドの欲望を感じて。
その熱に煽られて体全体が火照っていた。
「俺・・も・・」
俺は、エドに告げた。
「エドにして欲しい・・いっぱい俺のこと、抱いて欲しい!俺の奥まで貫いて欲しい!」
そこまで言って俺は、恥ずかしさに顔を伏せた。
俺、なんてことを!
俺は、羞恥に火照る肌をエドのコートに押し隠した。
エドに・・抱いてくれなんて!
きっと、エドは、俺を蔑んでいるにちがいない。まるで男娼のようだ、と思っているのに決まっている。
「リチャード・・」
エドが俺に近づいてくると俺の肩に手を置いた。
「・・いいのか?」
「うん・・」
俺は、俯いたままこくりと頷いた。
エドは。
冷たくなった手を俺の熱い頬へと触れてきて、俺の唇へとその手を滑らせる。
「本当にいいんだな?リチャード」
エドが俺の顎に手をかけて上を向かせる。エドの金色の瞳がかすかに揺れていた。
『ほんとにいいのか?リチャードを私のものにしてしまっても?彼の全てを私のものに!だが・・騎士団長を慕うリチャードの気持ちを考えたら・・いいのか?本当にリチャードは、後悔しないのだろうか?』
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