乙女系モブ騎士は、只今絶賛婚活中~子作りを前提にお付き合いを希望しているのになぜか男ばかりに執着されています~

トモモト ヨシユキ

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7 新しい命

7ー2 背徳

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 7ー2 背徳

 「そんなこと・・俺が堪えられない!」
 俺は、エドに訴えた。
 「あの男娼のアーロンにされたみたいなことをエドやディアにされたら・・俺が恥ずかしくて堪えられないから!」
 頬を涙が伝わっていく。
 俺は、鼻水を啜りながらエドに話した。
 「アーロンは・・俺に、その、仕事以外ではほぼ触れてない、から!」
 「では、どんなことをされたんだ?」
 エドが凍えそうな金色の瞳で俺を凝視した。
 「隠すことは許さない!全て話せ!」
 俺は、話すのを躊躇していた。
 だって、あんなことされたのを全て話すなんて!
 恥ずかしすぎて死ねる!
 エドは、俺が口をつぐんでいるのを見て、胸の頂へと手を伸ばしてきた。
 「話さないなら、続けるまでだ!」
 ぎゅぅっと潰すようにそこを捏ねられて俺は、体を捩って哭き声をあげた。
 「あぅっ!・・言う!言うからぁっ!」
 エドが指の力を抜いて俺のそこを離した。俺は、ほぅっと吐息を漏らした。
 「あっ・・アーロン、は・・俺のあそこ、に」
 「あそこ、とは?」
 エドにきかれて俺は、涙ぐむ。
 「俺、の・・後孔、にスライム、を寄生させて・・」
 「スライムだと?なんのために?」
 エドに詰問されて俺は、震える声で話した。
 「男同士で・・そういうこと、するときには、必要だって・・」
 俺は、とつとつとアーロンに説明されたことを繰り返した。
 エドは、表情一つ変えずに俺の説明をきいていたが、その心の内では、信じられないことになっていた。
 『リチャードが私とまぐわう時、だって?そういえば私もそういう知識はラムナ・リグニアスの本でしかない。実際には、試したこともないし、試そうと思ったこともリチャードに出会うまではなかった。しかし、あろうことかリチャードの後孔を開いてそこにスライムを流し込んだ、だと?しかも、感じてしまったリチャードのものに口で奉仕した?なんてことだ!』
 「他には?」
 エドが俺を促した。
 「他には何をされたんだ?」
 「・・拡張・・」
 俺が呟くと、エドが声を荒げた。
 「なんだって?」
 『拡張・・拡張といったのか?いったいどこを拡張したというんだ?まさか・・リチャードの・・あそこ、を拡張したというのか?そんな!まさか!』
 俺は、ぼそぼそと低い声でそのまさかのことを話した。
 エドは、あくまでも無表情のままで俺を見つめていた。
 俺は。
 こんなことを話して恥ずかしくって視線をそらせたが、エドがそれを許そうとはしなかった。
 エドは、俺の顎を掴んで自分の方を向かせて俺をまじまじと見つめていた。
 『本当なのか?今のは、私の幻聴なのでは?白い可憐な花のようなリチャードがこともあろうにあそこを拡張、などと話すなんて!その汚れを知らぬ唇がそのようなことを話すなんて!なんて・・エロティックな・・これ以上の背徳的なことがあるのか?』
 
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