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5 2人の番
5ー12 化物
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5ー12 化物
「んっ・・はっ・・あっ・・」
俺は、激しく自らを責め立てたがいくことができなくて。
俺は、いきたくて涙ぐんでいた。
俺は、あのときのエドワードのことを思い出していた。
俺の胸の尖りを吸って、赤く腫れたそこを愛おしげに見つめていた。
レイダース騎士団長も。
俺のここを舐めたり、噛みついたりしていた。
俺は、そっと夜着のシャツに片手を入れると胸の尖りを摘まみあげた。
きゅっと捻ると痛みと同時に甘いうずきが走り俺は、低く呻いて背をそらした。
俺は、シャツをまくりあげ裾を口で咥えた。
俺の胸の尖りはすでに固くなり、刺激を与えられるのを待っていた。
俺は、片手で下を擦りながら、もう一つの手で胸を弄った。
「んぅっ・・」
冷たい夜の空気にさらされて固くなった胸の粒を俺は、手で潰すように弄り、摘まんできゅっと引っ張った。
その度に、甘い快感が俺を襲い、俺は、シャツの裾を噛んで声を押さえた。
俺のこんな姿を見たら兄達は、どう思うだろうか。
俺は、ふとそんなことを考えていた。
こんな淫乱な姿を見られたりしたら。
俺は、そう思いながらも快楽を追求せずにはいられなかった。
「ふっ・・んぐっ・・」
俺は、自分のものの鈴口へ爪をたてた。
痛みと同時に快感が押し寄せて俺は、夢中でそれを求めた。
「はぁっ・・あっん・・」
俺は、極まって熱い白濁を迸らせて達した。
暗闇を見上げて俺は、荒い呼吸を繰り返した。
自分の吐いた精で汚れた手をそっと枕元に置いていた布で拭うと俺は、顔を伏せて静かに涙を流した。
俺は。
確かにいくとき、思っていた。
この手が彼らの手なら、と。
胸の頂を弄るこの手が彼らのものであったなら、と俺は、思っていた。
それだけじゃない。
俺は、それ以上の何かを求めていた。
彼らの熱くて固いもので俺の体を貫いて欲しい。
俺を孕まして欲しい。
「そんなこと・・間違ってる・・」
俺は、枕に顔を埋めて呟いた。
でも。
彼らによって与えられた快楽は、俺を確実に作り替えていっていた。
俺は、熱い吐息を漏らした。
体の奥から何か得体のしれない化物みたいなものが現れて俺の体内を炎で炙っているようだ。
この炎をなんとかして欲しい。
でないと俺の体は、きっと内から燃やしつくされてしまう。
女神よ。
俺は、祈っていた。
どうか、俺を救いたまえ。
「んっ・・はっ・・あっ・・」
俺は、激しく自らを責め立てたがいくことができなくて。
俺は、いきたくて涙ぐんでいた。
俺は、あのときのエドワードのことを思い出していた。
俺の胸の尖りを吸って、赤く腫れたそこを愛おしげに見つめていた。
レイダース騎士団長も。
俺のここを舐めたり、噛みついたりしていた。
俺は、そっと夜着のシャツに片手を入れると胸の尖りを摘まみあげた。
きゅっと捻ると痛みと同時に甘いうずきが走り俺は、低く呻いて背をそらした。
俺は、シャツをまくりあげ裾を口で咥えた。
俺の胸の尖りはすでに固くなり、刺激を与えられるのを待っていた。
俺は、片手で下を擦りながら、もう一つの手で胸を弄った。
「んぅっ・・」
冷たい夜の空気にさらされて固くなった胸の粒を俺は、手で潰すように弄り、摘まんできゅっと引っ張った。
その度に、甘い快感が俺を襲い、俺は、シャツの裾を噛んで声を押さえた。
俺のこんな姿を見たら兄達は、どう思うだろうか。
俺は、ふとそんなことを考えていた。
こんな淫乱な姿を見られたりしたら。
俺は、そう思いながらも快楽を追求せずにはいられなかった。
「ふっ・・んぐっ・・」
俺は、自分のものの鈴口へ爪をたてた。
痛みと同時に快感が押し寄せて俺は、夢中でそれを求めた。
「はぁっ・・あっん・・」
俺は、極まって熱い白濁を迸らせて達した。
暗闇を見上げて俺は、荒い呼吸を繰り返した。
自分の吐いた精で汚れた手をそっと枕元に置いていた布で拭うと俺は、顔を伏せて静かに涙を流した。
俺は。
確かにいくとき、思っていた。
この手が彼らの手なら、と。
胸の頂を弄るこの手が彼らのものであったなら、と俺は、思っていた。
それだけじゃない。
俺は、それ以上の何かを求めていた。
彼らの熱くて固いもので俺の体を貫いて欲しい。
俺を孕まして欲しい。
「そんなこと・・間違ってる・・」
俺は、枕に顔を埋めて呟いた。
でも。
彼らによって与えられた快楽は、俺を確実に作り替えていっていた。
俺は、熱い吐息を漏らした。
体の奥から何か得体のしれない化物みたいなものが現れて俺の体内を炎で炙っているようだ。
この炎をなんとかして欲しい。
でないと俺の体は、きっと内から燃やしつくされてしまう。
女神よ。
俺は、祈っていた。
どうか、俺を救いたまえ。
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