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4 女神の祝福?
4ー7 やられちゃったの?
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4ー7 やられちゃったの?
「そんなのは、嫌だ!」
俺は、叫んだ。
目を開くと窓から眩しい朝日が指していて俺は、手で光を遮った。
「リチャード?」
ふと声の方を見て俺は、はひっと息を飲んだ。
まだ、目覚めたばかりでうっとりと微笑みを浮かべているエドワードがそこに横たわっていた。
なんで?
俺は、慌ててベッドから出ようとしたがエドワードの腕にしっかりと抱き締められていて身動きがとれなかった。
な、なんでエドワードが?
エドワードの顔を間近で見つめながら俺は、口をはくはくさせていた。
「昨夜のことを忘れてしまったのか?つれないな、リチャード」
エドワードが拗ねたような顔で俺を見つめる。
『リチャード・・つれない奴だ。昨夜は、あんなにも私の手で乱れてあられもない声をあげていたのに。あんなにも感じて。気を失うほど極めていた。本当に愛おしい。どこかに閉じ込めて私だけのものにしておきたい』
俺は、昨夜のことを思い出して恥ずかしくて顔が熱くなる。
エドワードは、そんな俺を見てくすっと笑った。
俺は、エドワードの笑顔に胸がきゅっと締め付けられていた。
いつも、魔王とかいわれているのに、こんな顔をするなんて。
いやっ!
違う!
俺は、エドワードにときめいたりしない!
俺は、エドワードの手を振りきってベッドから起き上がろうとして、自分が裸だということに気づいてぎょっとした。
なんで裸?
確か、あのとき、エドワードは、俺の下半身だけ脱がしたんじゃ?
いつの間に、俺は、全裸に?
あわてふためいている俺の様子をベッドの上で半身を起こして見ているエドワードの思念が伝わってくる。
『ああ、朝からリチャードの美しい裸体が見れるなんて。こんな僥倖があるなんて。それにしてもなんて、美しい。騎士団にいるのに傷一つついていない。それどころか染み一つない。透き通るように白い滑らかな肌だ。そして、胸の2つのピンクの突起。口づけて吸ったらリチャードは、どんな風になるだろう?』
「はわっ!」
俺は、慌てて両手で体を隠した。
エドワードは、口許にうっすらと笑みを浮かべて俺の様を見ていたが、すぐに自分も起き出してくる。
エドワードは、裸で。
俺は、言葉を失った。
もしかして俺、やられちゃったの?
思わず自分の体を見下ろして視線を走らせてしまう。
うん!
大丈夫!
違和感もないしな!
「そんなのは、嫌だ!」
俺は、叫んだ。
目を開くと窓から眩しい朝日が指していて俺は、手で光を遮った。
「リチャード?」
ふと声の方を見て俺は、はひっと息を飲んだ。
まだ、目覚めたばかりでうっとりと微笑みを浮かべているエドワードがそこに横たわっていた。
なんで?
俺は、慌ててベッドから出ようとしたがエドワードの腕にしっかりと抱き締められていて身動きがとれなかった。
な、なんでエドワードが?
エドワードの顔を間近で見つめながら俺は、口をはくはくさせていた。
「昨夜のことを忘れてしまったのか?つれないな、リチャード」
エドワードが拗ねたような顔で俺を見つめる。
『リチャード・・つれない奴だ。昨夜は、あんなにも私の手で乱れてあられもない声をあげていたのに。あんなにも感じて。気を失うほど極めていた。本当に愛おしい。どこかに閉じ込めて私だけのものにしておきたい』
俺は、昨夜のことを思い出して恥ずかしくて顔が熱くなる。
エドワードは、そんな俺を見てくすっと笑った。
俺は、エドワードの笑顔に胸がきゅっと締め付けられていた。
いつも、魔王とかいわれているのに、こんな顔をするなんて。
いやっ!
違う!
俺は、エドワードにときめいたりしない!
俺は、エドワードの手を振りきってベッドから起き上がろうとして、自分が裸だということに気づいてぎょっとした。
なんで裸?
確か、あのとき、エドワードは、俺の下半身だけ脱がしたんじゃ?
いつの間に、俺は、全裸に?
あわてふためいている俺の様子をベッドの上で半身を起こして見ているエドワードの思念が伝わってくる。
『ああ、朝からリチャードの美しい裸体が見れるなんて。こんな僥倖があるなんて。それにしてもなんて、美しい。騎士団にいるのに傷一つついていない。それどころか染み一つない。透き通るように白い滑らかな肌だ。そして、胸の2つのピンクの突起。口づけて吸ったらリチャードは、どんな風になるだろう?』
「はわっ!」
俺は、慌てて両手で体を隠した。
エドワードは、口許にうっすらと笑みを浮かべて俺の様を見ていたが、すぐに自分も起き出してくる。
エドワードは、裸で。
俺は、言葉を失った。
もしかして俺、やられちゃったの?
思わず自分の体を見下ろして視線を走らせてしまう。
うん!
大丈夫!
違和感もないしな!
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