乙女系モブ騎士は、只今絶賛婚活中~子作りを前提にお付き合いを希望しているのになぜか男ばかりに執着されています~

トモモト ヨシユキ

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4 女神の祝福?

4ー4 触って

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 4ー4 触って

 しばらくして馬車がとまり扉が開く。
 エドワードが俺を抱き上げるとそのまま屋敷の中へと運んでいく。
 俺は、なすすべもなくエドワードの胸元にすがりついて震えていた。
 エドワードは、俺を足早に自分の寝室へと運んでいくと俺をそっとベッドの上に横たわらせた。
 俺は、エドワードを涙で霞んだ目で見上げた。
 なんだか体が熱い。
 意識が。
 遠退いていく。
 こんな。
 こんなこと、だめ、だ!
 なのに、俺の体は、完全に力が抜けてしまっていて動こうとしない。
 「あっ・・エドワード・・俺・・」
 「心配しなくてもいい」
 エドワードは、上着を脱ぎ捨てると、ベッドの上の俺を見下ろした。
 「すぐに気持ちよくしてやる」
 「あっ!」
 エドワードが俺のズボンに手をかけ、一瞬で全てを脱がせる。
 下半身をさらされ俺は、肌寒さを感じていた。
 それでも俺のものは、固く高ぶったまま自己主張を続けていた。
 俺は、両手でそれを隠そうとするがすぐにエドワードに手を掴まれてしまう。
 「隠さないでくれ、リチャード」
 エドワードが俺の両手に唇をよせる。
 『なんて、かわいいんだ。リチャード。君は、まるで白い花のように可愛らしく、いとけない。うっすらと頬を染めて潤んだ瞳で私を見上げる様も可愛らしい』
 俺の手を握ったままエドワードは、俺の下半身へと顔を埋めた。
 下腹部に口づけされ俺は、はっと体を捩る。
 「そ、んな・・やめて・・エドワード!」
 俺は、小さく喘いだ。
 エドワードは、俺の下腹部からもっと下へと口びるを滑らせる。
 エドワードの熱い口づけが俺の中心へと近づいていく。
 俺は、いつしかそれを心待にしていた。
 だが、エドワードは、俺の感じやすい場所を避けるようにしてキスをずらしていく。
 俺は、じりじりして彼の唇が触れるのを待っていたが、エドワードは、俺が欲しいものを与えようとはしなかった。
 俺は、堪らず涙を溢していた。
 「エドワード・・あっ・・」
 「どうした?リチャード」
 エドワードが俺に優しく告げた。
 「何が欲しいか言ってごらん」
 「うぅっ・・」
 俺は、泣きながらエドワードにこうた。
 「お、願いだから・・触って・・」
 
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