乙女系モブ騎士は、只今絶賛婚活中~子作りを前提にお付き合いを希望しているのになぜか男ばかりに執着されています~

トモモト ヨシユキ

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4 女神の祝福?

4ー2 今夜は一緒に

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 4ー2 今夜は一緒に

 「リチャード・・」
 エドワードの唇が俺の唇に重なる。
 エドワードの体温が俺をとろかしていくようだった。
 俺は、彼の優しい口づけに体の力が抜けていくのを感じていた。
 『甘い・・なんてリチャードは、甘いんだ。蕩けるようにおいしい。もっと、もっと、彼を味わいたい・・』
 エドワードの思いが伝わってきて、俺の体温も上がってくる。
 「ん・・ふっ・・」
 俺は、口の中に侵入してくるエドワードの舌にいつしか応じていた。彼の舌と舌を絡めて。彼の唾液を口に含み、それを飲み干していた。
 『リチャードが私の口づけに応えている・・』
 エドワードの歓喜が俺の心を揺さぶり、俺の熱も上がっていく。
 「ぅんっ・・はっ・・」
 俺は、無我夢中でエドワードにすがり付いて彼の口づけに応えて。
 いつしか、夢中でエドワードの舌を求めていた。
 エドワードが不意に体をひく。
 俺は、とろんとした眼差しで彼の金色の目を見つめていた。
 俺の口の端からは唾液が溢れ落ち、俺は、顔を火照らせ潤んだ目でエドワードを咎めるように見つめていた。
 止めないで、欲しい。
 俺は、もう少しでそう言いそうになっていたが、わずかに残った理性がそれを止めていた。
 エドワードは、俺のまなじりにそっとキスを落とすと熱い吐息を漏らした。
 『リチャード・・私の思いに応えてくれているのか?ああ、この蕩けた顔。なんと艶めいている。さっきまで私の口づけを受けていた唇は、赤くぽってりと腫れて。まだ、私のキスを欲しがっている?』
 「リチャード・・今夜は、私の屋敷でともに過ごそう」
 エドワードが俺の耳を軽くはんだので俺は、きゅっと目を閉じて喘いだ。
 「ふぁっ・・」
 エドワードが俺の下半身に触れてふふっと、笑った。
 「リチャード・・もう、こんなになって・・」
 「あ・・んっ!」
 自然と甘い声が漏れてしまい俺は、恥ずかしさに頬が熱くなってくる。
 なんで?
 おかしい!
 こんなの、変だ!
 俺は、心の中で声を上げていた。
 だが、実際には、俺は、エドワードの腕の中でくたっと力なく彼の胸にもたれていた。
 なぜだか、体に力が入らない。
 エドワードが触れている俺の中心は、もう、固くズボンを押し上げて痛いぐらいだった。
 
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