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7 邪神の国

7ー13 永遠

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 7ー13 永遠

 「俺とレディ カルプニアは、ただの共同経営者だ」
 ハジメは、僕を抱きながら話し続けた。
 「彼女には、幼いときからの婚約者がいてこの春には、婚礼の儀をすることになってるし」
 僕は、いかされながらその話をきいていた。
 「人の話もきかずに疑って他の男に体を許すなんて本当に愚かだな、レリアス」
 「あっ・・も、許ひ、て・・」
 僕は、呂律の回らない口でなんとか言葉を発する。
 「も、勘弁して、くらしゃ、い・・」
 「どうしようかな」
 ハジメは、僕を膝の上に座らせて下から突きながら僕の耳を舌先で舐めた。
 「もっと、レリアスを哭かせたかったけど、これぐらいで勘弁してあげるかな」
 ハジメが僕のことを後ろから抱き締めた。
 「いっぱいレリアスのかわいいとこみれたし、ね」
 「あ、あっ・・」
 突かれながら僕の前は、とろとろと透明な液体を漏らし続けていた。
 赤く輝いている僕の下腹部の淫紋を指でなどりハジメがささやく。
 「俺の愛を舐めるなよ、レリアス。もう、次はないぞ。次、浮気をしたら監禁していかしていかして、お前が人でなくなるまでしてやるからな」
 ハジメが僕に訊ねた。
 「わかったか?レリアス」
 「ひゃいっ・・わかりまひた・・」
 なんとか答えた僕のことを優しく撫でるとハジメは、僕の最奥へと熱い迸りを放った。

 数日後、マハラート王国からの使者がきた。
 それによると、正式に僕を国王の妃として向かえたいということだった。
 邪神の加護を受けた僕を王家の花嫁として向かえたい。
 けど。
 僕は、もちろん断った。
 ハジメは、使者の前で僕を抱き寄せると、告げた。
 「これは、俺のものですから。誰にも渡すわけにはいきません。お引き取りください」
 
 僕とハジメは、お互いのもやもやをぶつけ合った。
 そして、いろいろな誤解やらなんやらが解消されて。
 また、お互いの愛情を確認できるようになった。
 もちろん、マハラート王国であったことは、リリアンには内緒だ。
 刺激が強すぎるから。
 リリアンは、まだまだ、僕にとっては、かわいい妹なんだ。
 それに。
 ハジメが夜もすごいことが知られてライバルが増えたら嫌だし。
 結局。
 僕も独占欲が強いんだ。
 ハジメは、僕だけのもの。
 僕だけの男、だ。
 永遠に。
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みんなの感想(1件)

ミホミホ
2024.06.13 ミホミホ

引き込まれて一気に読みました~
兄の次はハジメがヤンデレ化するとは…
レリアスぐちゃぐちゃにされて不憫ですが、結果ハッピーで良かったです!

トモモト  ヨシユキ
2024.06.13 トモモト ヨシユキ

感想ありがとうございます
最後まで読んでいただき感謝します。

解除

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