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215.国王への挨拶と地獄の茶会〜ルドルフside
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「ははは、早速あの娘が突撃訪問したのか。
悪かったな、ルドルフ王子」
滞在の挨拶もそこそこに、 その話をすれば昨日の離宮での令嬢の非礼も含めてエヴィン国王に明るく謝られた。
通された応接室にはエヴィン国王と側近、そして宰相。
アドライド国側は俺と護衛のシルだけで他は人払いをしている。
「まあ何かしら気に入れば自国に持ち帰ってくれて構わないが、気に入らなければ断ってくれ。
一応父親は王位継承権持ちの宰相の娘で母親が同盟国の元王女だからな。
個人的に全くおすすめはせんが、血筋と立場だけで言えば偽りなく悪くはないぞ。
な、宰相?」
「左用ですね。
立場上は私の娘ですが、私も血筋と立場以外はおすすめはしませんよ?」
朗らかに国のトップ達が何言ってんだ?
おすすめしない娘をおすすめするなよ。
「まあ母親に似て傲慢で人の話は大して聞きませんが、逆に厳しく言っても本人のダメージはあまりありませんから嫌な事は嫌とはっきり断っていただいて構いません。
むしろその方がよろしいかと。
まあ気に入れば持参金はそれなりに持たせるので持ち帰って好きになさって下さい。
どう扱われても、仮に何かしらで死んでも文句は言いませんが返品はお断りします」
「いや、宰相の娘、では?」
「まあ、立場上?」
それは····血が繋がっていない、とか?
あの船上でレイからその話を聞くまでは半信半疑だったが、それにしても大っぴら過ぎないか?
「ちょうど良い機会だからな。
今ははっきりさせんが、既にそちらの国王には色々と了承を得ている。
だが血筋と立場は悪くないのも確か故、そなた次第で柔軟に対応すると双方で内々に話し合ったのだ」
「そういう事ですから、この件に関しては殿下のお気の向くままになさって外交的にも問題はありませんよ」
澄んだ黄色と水色の目がそれぞれキラキラしているのは気のせいだろうか?
無言で後ろに控える側近の顔に俺への同情の色が見えるのも気のせいか?
というか父上、恐らく兄上も、俺への扱い酷くないか?
俺にどうしろと?
あ、だからレイが事前に話してくれてたのか。
まあ確認はこっちからもしないとな。
同盟国とはいえ鵜呑みにはできない。
「ま、そういうわけだから宰相夫人が開く茶会に顔だけ出してくれ。
我が国にはまだ王妃がおらぬ故、王位継承権を持つ宰相の夫人としては他国の王族をもてなす立場でもあると言える。
まあ彼女の祖国との関係もあってまだ無下にもしたくはないのだ」
「一応王宮の一室を用意はさせましたが、宰相夫人とその娘の見栄だらけの茶会なので楽しくない事は保証しますよ」
まだって何だよ。
何爽やかに保証しているんだ。
普通に顔出したくないだろう····。
そして応接室を出てすぐに迎えが来た。
とりあえずジャスは道づれにしてやったが、侍従を装って終始俺の後ろから同情の眼差しを送るだけだった。
シルは護衛らしくやっぱり無言を貫いた。
「ほほほほ。
ルドルフ王子殿下は我が国が初めての親善外交とか」
「ああ。
我が国も冬は雪深いが、この国はそれ以上で驚いた」
「そうですわね。
私もこちらに嫁いで来たばかりの頃は驚きましたわ」
「夫人はこの国の出身ではないのか?」
知ってはいるが、わざとらしく聞いておく。
「ええ、私はクェベル国の元王女でしたの。
クェベル国とヒュイルグ国の同盟を強固にする意味もあって嫁いで参りましたのよ。
夫は前国王陛下の姉君を母に持ち、この国の王位継承権もございますわ。
そして私は元王女。
私の娘は尊き血筋といえますのよ。
当然、魔力量も高位貴族の中では多く、どこの国の王族に嫁がせても恥ずかしくありませんわ」
「そうか」
うちの王族には嫁がせないで欲しい。
「そうですのよ、殿下。
お父様も手腕を買われて宰相を任命され、我が公爵家は筆頭を名乗るほどの名家。
私も幼少よりそれに相応しくあれと作法を身に着けましたの」
「そうですわ、ビアンカ様はお美しくご聡明ですのよ」
「凛々しい殿下のお側にいらしているとお似合いですわね」
「まあ、皆様お上手ね」
明らかに令嬢達は太鼓持ちだ。
そして満更でもない様子で謙遜する娘にほほほ、と上機嫌に笑う夫人。
宰相の保証の通り、ある意味で経験値を底上げしてくれそうなレベルで楽しくない。
····地獄の茶会だな。
「なるほど。
貴族令嬢とは作法だけでなく礼節や自重、他者との和を重んじ、手本にならねばなるまい。
その筆頭ともなれば更にその上を求められよう」
つまり特に昨日のお前は礼儀がなってないと俺は言いたい。
「もちろんですわ。
ですから王子殿下が滞在中は王族の血を引く筆頭公爵家令嬢の私が案内役をさせていただけませんこと?
他国の体のか弱いご令嬢では何かと不都合もございましょうし、魔力が無ければいざという時お守りもできませんわ」
多分これが本題だろうな。
口々に太鼓令嬢達が同意してくるが、正直ご免こうむりたい。
しかし国王や宰相がああ言ったからとて、まだ国への確認もしていない状況では親善の為に訪れた以上、頭ごなしに無下に断る事もできないのがつらい。
「それはエヴィン国王とわが国が決める事であろうな。
まずはそちらの····」
「まあ、殿下。
それなら私が宰相である夫にとりなしますわ」
いや、遮るな。
礼節どこ行った?
「これからこの国はアドライド国の辺境地よりも寒くなりますの。
体調に不安のある、かの令嬢では尊き王族である殿下にも失礼ですわ。
それにまだ成人もしていない子供では若さあふれる殿下に何かと不便でございましょう。
その点ビアンカは成人し、見目も麗しくこの国で1番殿下に相応しい血筋と身分。
これから常にお側に置いて下さいませ。
殿下の今後のお立場にもきっとお役に立てますわ」
要らない!
若さあふれても俺だって人は選ぶ!
悪いがタイプでもない!
そもそも娘に何を斡旋しようとしてるんだ?!
俺の心の妹も馬鹿にするなよ!
顔も妹の方がよっぽど品があって綺麗だぞ!
子供体型は将来に期待だ!
····いや、そういう事じゃないんだが。
その後も言葉の端々で俺の心の妹をコケにする状況に爆発しそうになったところでジャスとシルが同時に割って入った。
「「殿下、そろそろ」」
「っ!!
そうか、時間だな。
申し訳ないが失礼する」
「まあ、ご予定が?」
「ああ、こちらとしても遊びに来たわけではないのでな。
このような茶会には今後は出られぬ。
許されよ」
「そんな····」
「それからグレインビル侯爵令嬢本人は未成年ながらもかつて王族である私を救った忠臣。
これは我が王家が公言している。
発言には気をつけられよ」
「「「え」」」
その場の令嬢達が一斉に呆けるのを見計らってさっさとその場を後にした。
その後晩餐まで引っ張るとはこの時はまだ思ってもみなかった。
悪かったな、ルドルフ王子」
滞在の挨拶もそこそこに、 その話をすれば昨日の離宮での令嬢の非礼も含めてエヴィン国王に明るく謝られた。
通された応接室にはエヴィン国王と側近、そして宰相。
アドライド国側は俺と護衛のシルだけで他は人払いをしている。
「まあ何かしら気に入れば自国に持ち帰ってくれて構わないが、気に入らなければ断ってくれ。
一応父親は王位継承権持ちの宰相の娘で母親が同盟国の元王女だからな。
個人的に全くおすすめはせんが、血筋と立場だけで言えば偽りなく悪くはないぞ。
な、宰相?」
「左用ですね。
立場上は私の娘ですが、私も血筋と立場以外はおすすめはしませんよ?」
朗らかに国のトップ達が何言ってんだ?
おすすめしない娘をおすすめするなよ。
「まあ母親に似て傲慢で人の話は大して聞きませんが、逆に厳しく言っても本人のダメージはあまりありませんから嫌な事は嫌とはっきり断っていただいて構いません。
むしろその方がよろしいかと。
まあ気に入れば持参金はそれなりに持たせるので持ち帰って好きになさって下さい。
どう扱われても、仮に何かしらで死んでも文句は言いませんが返品はお断りします」
「いや、宰相の娘、では?」
「まあ、立場上?」
それは····血が繋がっていない、とか?
あの船上でレイからその話を聞くまでは半信半疑だったが、それにしても大っぴら過ぎないか?
「ちょうど良い機会だからな。
今ははっきりさせんが、既にそちらの国王には色々と了承を得ている。
だが血筋と立場は悪くないのも確か故、そなた次第で柔軟に対応すると双方で内々に話し合ったのだ」
「そういう事ですから、この件に関しては殿下のお気の向くままになさって外交的にも問題はありませんよ」
澄んだ黄色と水色の目がそれぞれキラキラしているのは気のせいだろうか?
無言で後ろに控える側近の顔に俺への同情の色が見えるのも気のせいか?
というか父上、恐らく兄上も、俺への扱い酷くないか?
俺にどうしろと?
あ、だからレイが事前に話してくれてたのか。
まあ確認はこっちからもしないとな。
同盟国とはいえ鵜呑みにはできない。
「ま、そういうわけだから宰相夫人が開く茶会に顔だけ出してくれ。
我が国にはまだ王妃がおらぬ故、王位継承権を持つ宰相の夫人としては他国の王族をもてなす立場でもあると言える。
まあ彼女の祖国との関係もあってまだ無下にもしたくはないのだ」
「一応王宮の一室を用意はさせましたが、宰相夫人とその娘の見栄だらけの茶会なので楽しくない事は保証しますよ」
まだって何だよ。
何爽やかに保証しているんだ。
普通に顔出したくないだろう····。
そして応接室を出てすぐに迎えが来た。
とりあえずジャスは道づれにしてやったが、侍従を装って終始俺の後ろから同情の眼差しを送るだけだった。
シルは護衛らしくやっぱり無言を貫いた。
「ほほほほ。
ルドルフ王子殿下は我が国が初めての親善外交とか」
「ああ。
我が国も冬は雪深いが、この国はそれ以上で驚いた」
「そうですわね。
私もこちらに嫁いで来たばかりの頃は驚きましたわ」
「夫人はこの国の出身ではないのか?」
知ってはいるが、わざとらしく聞いておく。
「ええ、私はクェベル国の元王女でしたの。
クェベル国とヒュイルグ国の同盟を強固にする意味もあって嫁いで参りましたのよ。
夫は前国王陛下の姉君を母に持ち、この国の王位継承権もございますわ。
そして私は元王女。
私の娘は尊き血筋といえますのよ。
当然、魔力量も高位貴族の中では多く、どこの国の王族に嫁がせても恥ずかしくありませんわ」
「そうか」
うちの王族には嫁がせないで欲しい。
「そうですのよ、殿下。
お父様も手腕を買われて宰相を任命され、我が公爵家は筆頭を名乗るほどの名家。
私も幼少よりそれに相応しくあれと作法を身に着けましたの」
「そうですわ、ビアンカ様はお美しくご聡明ですのよ」
「凛々しい殿下のお側にいらしているとお似合いですわね」
「まあ、皆様お上手ね」
明らかに令嬢達は太鼓持ちだ。
そして満更でもない様子で謙遜する娘にほほほ、と上機嫌に笑う夫人。
宰相の保証の通り、ある意味で経験値を底上げしてくれそうなレベルで楽しくない。
····地獄の茶会だな。
「なるほど。
貴族令嬢とは作法だけでなく礼節や自重、他者との和を重んじ、手本にならねばなるまい。
その筆頭ともなれば更にその上を求められよう」
つまり特に昨日のお前は礼儀がなってないと俺は言いたい。
「もちろんですわ。
ですから王子殿下が滞在中は王族の血を引く筆頭公爵家令嬢の私が案内役をさせていただけませんこと?
他国の体のか弱いご令嬢では何かと不都合もございましょうし、魔力が無ければいざという時お守りもできませんわ」
多分これが本題だろうな。
口々に太鼓令嬢達が同意してくるが、正直ご免こうむりたい。
しかし国王や宰相がああ言ったからとて、まだ国への確認もしていない状況では親善の為に訪れた以上、頭ごなしに無下に断る事もできないのがつらい。
「それはエヴィン国王とわが国が決める事であろうな。
まずはそちらの····」
「まあ、殿下。
それなら私が宰相である夫にとりなしますわ」
いや、遮るな。
礼節どこ行った?
「これからこの国はアドライド国の辺境地よりも寒くなりますの。
体調に不安のある、かの令嬢では尊き王族である殿下にも失礼ですわ。
それにまだ成人もしていない子供では若さあふれる殿下に何かと不便でございましょう。
その点ビアンカは成人し、見目も麗しくこの国で1番殿下に相応しい血筋と身分。
これから常にお側に置いて下さいませ。
殿下の今後のお立場にもきっとお役に立てますわ」
要らない!
若さあふれても俺だって人は選ぶ!
悪いがタイプでもない!
そもそも娘に何を斡旋しようとしてるんだ?!
俺の心の妹も馬鹿にするなよ!
顔も妹の方がよっぽど品があって綺麗だぞ!
子供体型は将来に期待だ!
····いや、そういう事じゃないんだが。
その後も言葉の端々で俺の心の妹をコケにする状況に爆発しそうになったところでジャスとシルが同時に割って入った。
「「殿下、そろそろ」」
「っ!!
そうか、時間だな。
申し訳ないが失礼する」
「まあ、ご予定が?」
「ああ、こちらとしても遊びに来たわけではないのでな。
このような茶会には今後は出られぬ。
許されよ」
「そんな····」
「それからグレインビル侯爵令嬢本人は未成年ながらもかつて王族である私を救った忠臣。
これは我が王家が公言している。
発言には気をつけられよ」
「「「え」」」
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