211 / 491
7―1
210.吹き出す王族と威圧
しおりを挟む
「またいつの間に····」
「たまたまですわ。
職人の方々の知識があってこそで、助言などという大仰なものではございませんもの。
他国の商会についても、たまたま知り合いの商人が訪ねていらして下さったから、たまたまお話をしただけで動いたのは彼らや土を管理する国王陛下方ですもの」
ルドルフ王子、呆れた顔でまた余計な事言いそうにならないでよ!
こういう場なのに思わず遮っちゃったじゃない。
どこぞの国王も面白そうだからって静観するの止めて欲しい。
「ですが私、最近よくグレインビル嬢が商人とも広く交流がおありのようだというお噂を耳にしますの。
あら?
でも中には気難しい商人や荒々しい諸外国の商人もいるのではなくて?
グレインビル嬢のような儚げな方ではお相手できないのではないかしら?」
おっと、公爵令嬢いきなりの参戦?!
確かに僕って儚げ虚弱体質だからそこは否定しないけど、僕が個人的に名のある商会の会長さん達とお付き合い出来るわけないって言ってるのかな?
「父を介して知り合った方々ですから、そうした方とお話しした事はまだありませんの」
もちろん嘘。
そんな気難しかったり、荒々しい商人はむしろ北の諸国にこそ多いって知らないのかな?
「左様でしたの?
ご家族はかのご高名な魔術師一家とこの国でもお噂に聞く方々ですものね。
ならば他国であってもさぞその名はお力になってくれまたのかしら?
皆様グレインビル嬢の後ろ楯に惹かれましたのね」
つまり僕は家族の力を使って七輪作ったり、商会長さん達と仲良くしてると言いたいのかな?
わざと魔術師一家を持ち出すのは僕の魔力が0なのを揶揄してるのかな。
「はい。
お陰様で家族に愛されておりますから、この国に限らずどこにいても力になってくれましてよ」
でも僕は肯定しかしないからね!
むしろそれって僕の家族はとっても気が利いてて、強くて格好いいって事だね!
「グレインビル侯爵家の皆様は慈悲深い方々なのですね」
だから僕のような者まで愛するんだと言いたいらしいね。
「左様にございますわ」
もちろん激しく同意する!!!!
僕はにっこり満面の微笑みを令嬢に向ける。
うん?
眉を潜めてどうしたの?
はっ、僕の家族がいかに素晴らしいか聞きたいとか?!
もちろんいいに決まってる!!
「まず、お父様はとてつもなく凛々しい殿方で、魔術師としてだけでなく領主としてもやり手ですの。
お母様がお亡くなりになって何年も経っておりますが、未だにお母様一筋の、娘としては大変に誇れて素敵可愛い父ですわ」
「か、かわ····そ、そう」
ふふふ、義父様が可愛い発言にたじろいだね?!
うちの義父様はそれも含めた大人の魅力がダダ漏れなんだよ!!
「はい。
長兄のバルトスお兄様はお母様に面差しが似て優しげな外見をしておりますが、一人称は俺。
世の女性はきっとギャップ萌えなるものを起こしてしまうこと間違いなしです。
魔術師としての腕ももちろんですが、頭脳明晰でお母様や私との約束は必ず守ってくれる義理堅い、男気のある人柄で面倒見は実はよろしいんですのよ」
「わ、わかりましたわ。
もう終わ····」
なに?!
僕にはもう1人義兄様がいるのに!
遮っちゃえ!
「いいえ、次兄のレイヤードお兄様がまだでしてよ。
レイヤードお兄様はお父様似の凛々しいお顔に似ておりますの。
学園を卒業されてからは冒険者をされております。
そのためか美少年らしい顔つきや体型から、見事に美青年らしい顔つきと体型を手に入れられ、まさに洗練された精悍さが備わりましたわ。
ですが決して荒々しく粗野な先入観はお持ちにならないで下さいませね。
私がこのような魔具を作って欲しいとお願いすれば、必ずそのように作って下さるイメージ力と緻密さ、そして魔具作りに必要とされる忍耐を兼ね備えておりますわ」
「お、終わり····」
「ですから····」
「まだ続きますの?!」
当たり前でしょ!!
「あと少しですわ。
もちろんお聞きになりたくて私の家族の話をお振りになったとわかっておりますもの。
ご期待にそいましてよ!
ですから、グレインビル侯爵家の面々はただ慈悲深いなどという底の浅い綺麗事を吐き出すのではなく、実力が伴い私の事を守り、慈しみ、必ず力になる事ができる真の慈悲深さを兼ね備えた者達なのです!」
ふう、言い切った。
「····え、えっと····そ、そう。
とっても良いお顔を····ではなく!
つまり、そうした貴女の実績のようなお噂は全てご家族のお陰で貴女の実力ではないという事ですのね」
え、何この素敵発言。
どこぞの世界の悪役令嬢のような決め顔も素敵だよ!
目立ちたくない僕の求める判断そのものじゃないか!
「当たり前ではありませんの!
そもそも私、まだ成人手前の小娘でしてよ!
それにいつも申し上げておりますわ。
全ては家族のお陰だと!
やっとわかって下さるご令嬢に出会えて嬉しゅうございます!」
さあ!
明日以降の貴族の女子会で徹底的にこの話を広めてくれたまえ!
積雪なんかに負けずにしっかり交流してよね!
これ以上のロイヤルとの巻き込み事故なんかたまったもんじゃないんだから!
「「「ぶふっ」」」
おや?
僕の上座方向から吹き出す笑いが3つ?
宰相さん、何故呆れた目で僕を見るの?
いつもの冷たい水色はどうしたのかな?
「あ、貴女····何故そんなに喜々として自らの功績を家族へ下げ渡しますの?!
周りが何を言っても実際のところその功績が貴女のものとして揺らがないという自信の表れとでも?!」
「····え、何でそうなりますの?
家族の力なのですから当然のお話をしているだけですのに」
「くっ、何ですの、その自信。
まさか何か罠に····」
「ビアンカ、止めなさい」
そこで宰相さんは止めに入った。
さすがに父親の指示には従うみたいで途中で止まる。
「お父様」
「グレインビル嬢も申し訳ない。
どうやら娘は君の才能に嫉妬したようだ。
だが謙遜も過ぎれば嫌味になる。
貴女はまだ成人していない子供なのだから、素直にその功績を受け取れば良いのだよ」
····何だろう。
このきかん坊な子供を宥めようとする生温かな大人の眼差し。
本当に、いつもの冷たい水色はどこへやったの?
「ふふふ、いや、公爵、申し訳ない。
グレインビル嬢の家族が大好き過ぎる所は、昔からブレた事がない。
謙遜ではなく心からそう思っているから、一周回ってむしろこれが素直な言動なのだ」
「····なるほど」
····何だろう、褒められてる気がしない。
「だからご令嬢。
才ある者は、故に自ら才ある者と気づかぬ上、この者もその家族も互いに愛し慈しむ事を隠しもしない。
どのような意図を持ってどちらかの家族を褒めても、結局は喜んでしまうから虚しくなるだけなのだ」
「意図などと····」
ルドルフ王子、よくわかってるね。
家族褒められるのは大歓迎だよ。
「逆に貶す事になれば有無を言わさず落とし前をつけさせるのがグレインビルだぞ、ビアンカ」
エヴィン国王ってば、王子が穏便に済ませようとしてるのに割って入らないでよね。
そもそも僕だって無闇に女の子に落し前なんてつけないからね。
だから元将軍が威圧するのやめてあげたら?
こっちサイドの下座2人は困惑してるし、女の子も震えて可愛そうじゃない。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
同時進行していた長編小説が昨日ついに完結しました。
タイトルは「《完結御礼》【溺愛中】秘密だらけの俺の番は可愛いけどやることしれっとえげつない~チートな番を伴侶にするまでの奔走物語」です。
これまで本当にありがとうございました。
本日からは次回作の投稿を開始しております。
タイトルは「【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】前世:聖女&聖竜の飼い主、今世:こっ恥ずかしい二つ名(鮮血の魔女)冒険者&魔竜と古竜の飼い主&一途な悪女です」です。
1話2,000文字程度の15話いかないくらいのお話です。
2日ほどは1日2話、午前と午後投稿します。
今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
「たまたまですわ。
職人の方々の知識があってこそで、助言などという大仰なものではございませんもの。
他国の商会についても、たまたま知り合いの商人が訪ねていらして下さったから、たまたまお話をしただけで動いたのは彼らや土を管理する国王陛下方ですもの」
ルドルフ王子、呆れた顔でまた余計な事言いそうにならないでよ!
こういう場なのに思わず遮っちゃったじゃない。
どこぞの国王も面白そうだからって静観するの止めて欲しい。
「ですが私、最近よくグレインビル嬢が商人とも広く交流がおありのようだというお噂を耳にしますの。
あら?
でも中には気難しい商人や荒々しい諸外国の商人もいるのではなくて?
グレインビル嬢のような儚げな方ではお相手できないのではないかしら?」
おっと、公爵令嬢いきなりの参戦?!
確かに僕って儚げ虚弱体質だからそこは否定しないけど、僕が個人的に名のある商会の会長さん達とお付き合い出来るわけないって言ってるのかな?
「父を介して知り合った方々ですから、そうした方とお話しした事はまだありませんの」
もちろん嘘。
そんな気難しかったり、荒々しい商人はむしろ北の諸国にこそ多いって知らないのかな?
「左様でしたの?
ご家族はかのご高名な魔術師一家とこの国でもお噂に聞く方々ですものね。
ならば他国であってもさぞその名はお力になってくれまたのかしら?
皆様グレインビル嬢の後ろ楯に惹かれましたのね」
つまり僕は家族の力を使って七輪作ったり、商会長さん達と仲良くしてると言いたいのかな?
わざと魔術師一家を持ち出すのは僕の魔力が0なのを揶揄してるのかな。
「はい。
お陰様で家族に愛されておりますから、この国に限らずどこにいても力になってくれましてよ」
でも僕は肯定しかしないからね!
むしろそれって僕の家族はとっても気が利いてて、強くて格好いいって事だね!
「グレインビル侯爵家の皆様は慈悲深い方々なのですね」
だから僕のような者まで愛するんだと言いたいらしいね。
「左様にございますわ」
もちろん激しく同意する!!!!
僕はにっこり満面の微笑みを令嬢に向ける。
うん?
眉を潜めてどうしたの?
はっ、僕の家族がいかに素晴らしいか聞きたいとか?!
もちろんいいに決まってる!!
「まず、お父様はとてつもなく凛々しい殿方で、魔術師としてだけでなく領主としてもやり手ですの。
お母様がお亡くなりになって何年も経っておりますが、未だにお母様一筋の、娘としては大変に誇れて素敵可愛い父ですわ」
「か、かわ····そ、そう」
ふふふ、義父様が可愛い発言にたじろいだね?!
うちの義父様はそれも含めた大人の魅力がダダ漏れなんだよ!!
「はい。
長兄のバルトスお兄様はお母様に面差しが似て優しげな外見をしておりますが、一人称は俺。
世の女性はきっとギャップ萌えなるものを起こしてしまうこと間違いなしです。
魔術師としての腕ももちろんですが、頭脳明晰でお母様や私との約束は必ず守ってくれる義理堅い、男気のある人柄で面倒見は実はよろしいんですのよ」
「わ、わかりましたわ。
もう終わ····」
なに?!
僕にはもう1人義兄様がいるのに!
遮っちゃえ!
「いいえ、次兄のレイヤードお兄様がまだでしてよ。
レイヤードお兄様はお父様似の凛々しいお顔に似ておりますの。
学園を卒業されてからは冒険者をされております。
そのためか美少年らしい顔つきや体型から、見事に美青年らしい顔つきと体型を手に入れられ、まさに洗練された精悍さが備わりましたわ。
ですが決して荒々しく粗野な先入観はお持ちにならないで下さいませね。
私がこのような魔具を作って欲しいとお願いすれば、必ずそのように作って下さるイメージ力と緻密さ、そして魔具作りに必要とされる忍耐を兼ね備えておりますわ」
「お、終わり····」
「ですから····」
「まだ続きますの?!」
当たり前でしょ!!
「あと少しですわ。
もちろんお聞きになりたくて私の家族の話をお振りになったとわかっておりますもの。
ご期待にそいましてよ!
ですから、グレインビル侯爵家の面々はただ慈悲深いなどという底の浅い綺麗事を吐き出すのではなく、実力が伴い私の事を守り、慈しみ、必ず力になる事ができる真の慈悲深さを兼ね備えた者達なのです!」
ふう、言い切った。
「····え、えっと····そ、そう。
とっても良いお顔を····ではなく!
つまり、そうした貴女の実績のようなお噂は全てご家族のお陰で貴女の実力ではないという事ですのね」
え、何この素敵発言。
どこぞの世界の悪役令嬢のような決め顔も素敵だよ!
目立ちたくない僕の求める判断そのものじゃないか!
「当たり前ではありませんの!
そもそも私、まだ成人手前の小娘でしてよ!
それにいつも申し上げておりますわ。
全ては家族のお陰だと!
やっとわかって下さるご令嬢に出会えて嬉しゅうございます!」
さあ!
明日以降の貴族の女子会で徹底的にこの話を広めてくれたまえ!
積雪なんかに負けずにしっかり交流してよね!
これ以上のロイヤルとの巻き込み事故なんかたまったもんじゃないんだから!
「「「ぶふっ」」」
おや?
僕の上座方向から吹き出す笑いが3つ?
宰相さん、何故呆れた目で僕を見るの?
いつもの冷たい水色はどうしたのかな?
「あ、貴女····何故そんなに喜々として自らの功績を家族へ下げ渡しますの?!
周りが何を言っても実際のところその功績が貴女のものとして揺らがないという自信の表れとでも?!」
「····え、何でそうなりますの?
家族の力なのですから当然のお話をしているだけですのに」
「くっ、何ですの、その自信。
まさか何か罠に····」
「ビアンカ、止めなさい」
そこで宰相さんは止めに入った。
さすがに父親の指示には従うみたいで途中で止まる。
「お父様」
「グレインビル嬢も申し訳ない。
どうやら娘は君の才能に嫉妬したようだ。
だが謙遜も過ぎれば嫌味になる。
貴女はまだ成人していない子供なのだから、素直にその功績を受け取れば良いのだよ」
····何だろう。
このきかん坊な子供を宥めようとする生温かな大人の眼差し。
本当に、いつもの冷たい水色はどこへやったの?
「ふふふ、いや、公爵、申し訳ない。
グレインビル嬢の家族が大好き過ぎる所は、昔からブレた事がない。
謙遜ではなく心からそう思っているから、一周回ってむしろこれが素直な言動なのだ」
「····なるほど」
····何だろう、褒められてる気がしない。
「だからご令嬢。
才ある者は、故に自ら才ある者と気づかぬ上、この者もその家族も互いに愛し慈しむ事を隠しもしない。
どのような意図を持ってどちらかの家族を褒めても、結局は喜んでしまうから虚しくなるだけなのだ」
「意図などと····」
ルドルフ王子、よくわかってるね。
家族褒められるのは大歓迎だよ。
「逆に貶す事になれば有無を言わさず落とし前をつけさせるのがグレインビルだぞ、ビアンカ」
エヴィン国王ってば、王子が穏便に済ませようとしてるのに割って入らないでよね。
そもそも僕だって無闇に女の子に落し前なんてつけないからね。
だから元将軍が威圧するのやめてあげたら?
こっちサイドの下座2人は困惑してるし、女の子も震えて可愛そうじゃない。
※※※※※※※※※
お知らせ
※※※※※※※※※
同時進行していた長編小説が昨日ついに完結しました。
タイトルは「《完結御礼》【溺愛中】秘密だらけの俺の番は可愛いけどやることしれっとえげつない~チートな番を伴侶にするまでの奔走物語」です。
これまで本当にありがとうございました。
本日からは次回作の投稿を開始しております。
タイトルは「【ダーリン(仮)闇堕ち防止計画】前世:聖女&聖竜の飼い主、今世:こっ恥ずかしい二つ名(鮮血の魔女)冒険者&魔竜と古竜の飼い主&一途な悪女です」です。
1話2,000文字程度の15話いかないくらいのお話です。
2日ほどは1日2話、午前と午後投稿します。
今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
0
お気に入りに追加
413
あなたにおすすめの小説
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
乙女ゲームの断罪イベントが終わった世界で転生したモブは何を思う
ひなクラゲ
ファンタジー
ここは乙女ゲームの世界
悪役令嬢の断罪イベントも終わり、無事にエンディングを迎えたのだろう…
主人公と王子の幸せそうな笑顔で…
でも転生者であるモブは思う
きっとこのまま幸福なまま終わる筈がないと…
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
悪役令嬢が美形すぎるせいで話が進まない
陽炎氷柱
恋愛
「傾国の美女になってしまったんだが」
デブス系悪役令嬢に生まれた私は、とにかく美しい悪の華になろうとがんばった。賢くて美しい令嬢なら、だとえ断罪されてもまだ未来がある。
そう思って、前世の知識を活用してダイエットに励んだのだが。
いつの間にかパトロンが大量発生していた。
ところでヒロインさん、そんなにハンカチを強く嚙んだら歯並びが悪くなりますよ?
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる