177 / 210
4
177.生き抜く
しおりを挟む
「そろそろ、私もお暇するようです」
振り返らないまま、静かに告げる。
「レンは私達の中でも千年の研鑽から脱した転生体だからか、生については1番純粋で前向きでござります。
恐らくそれが普通、なのでしょうが。
しかし転生体として不完全な肉体に宿ったが故に未熟な自我でありながら、生々しく残る私と蓮香の記憶の処理を強制的にさせてしまいました」
朔月は昨夜の眠る間際の蓮香と同じような事を話すとゆっくりと立ち上がり、こちらを振り向く。
穏やかに微笑む顔は美しく、優美だ。
「本来ならば肉体が赤子として産まれ、何年かかけて記憶を処理しながら成長するところを飛ばしてしまったのでござります。
そのせいで未だ精神が不安定で脆い。
これまでは私と蓮香の自我があの子の記憶の統制をいくらか取り、拠り所となって耐えられた事も、私達がただの記憶となってしまう事が間近に迫れば更に不安定となりましょう。
最悪はせっかく前向きであった生を拒絶しかねませぬ。
せめてあの子が生きて側にいれば違ったのでしょうが、既に亡くなっているようですし」
「あの子とは?」
優美な微笑みに本の少しの痛みを走らせる。
副団長が食い気味に尋ねる。
我が子認定している兎属は儚げな朔月と話の内容に気が気ではないんだろう。
「レンがこちらではお爺ちゃんと呼んでいた者です。
蓮香にとっての詩がそうであったように、レンにとってはあの子がささやかで、しかし大きな拠り所だったのです」
少しずつ朔月の輪郭がぼやけて淡く光り始める。
「どういう····」
「どうか、レンを····」
全てを言い終える前に輝きが増し、白い光源となって再び形を変えていく。
そうして少しずつ変化した輪郭が、今度は色づいていく。
光が消えた時、そこには肩より少し上で切り揃えた黒髪に黒目の····。
「····あの、クソ神····」
ぼそりとため息を吐いてから呟いたのは····レン····いや、まさか····。
「蓮香、か?」
まるで初めて蓮香と会った時のように悪態をつく様子に既視感を覚える。
俺の言葉にトビがはっとしたように蓮香を見やるのが視界の端に映る。
それにしても髪の長さもそうだがレンと違っていくらか年を取り、成熟した大人の色気が滲み出ている。
うっすらと化粧もしているのか?
服はあの時夢見で見たレースをあしらった詰襟で袖の無い上服と、布を巻いたような踝丈のスカートが、雌の特徴を主張している。
胸もそうだし、くびれて丸みのある腰も全然隠れていないが、まずくないか?
それに親之の記憶を垣間見た今ならわかる。
蓮香は細身だがスタイルはかなりいい。
素足で履いた黒いサンダルは夢見のままならふくらはぎくらいまであり、紐よりも太めの帯のようなものを巻きつけて固定されていたはずだ。
やはり全体的に黒っぽい色合いがレンの色気を更に引き出しているな。
あの時は遠目だったし黒髪に隠れて気づかなかったが、耳にはそれぞれ濃い青色と緑色の石の簡素だが質の良さそうなピアスが片方ずるはめられている。
片方の青いピアスはあの時見た蓮香の子供の目の色に似ていた。
「出て来い。
いるのは分かってる」
ため息混じりに誰かに呼びかけた。
それに応えるかのように蓮香の後ろの空間が歪んだ。
「久方ぶりよな、蓮香」
「そうだな、久しぶりだ。
それで?
わざわざ違う世界にまで来て何の用?」
蓮香がこちらに背を向けるように振り返ると、長い黒髪黒目で美しいが中性的な顔の何者かがパッと現れた。
目元には紅い化粧がされていて、朔月の身につけていた衣のようで形がいくらか違う、金、紅、白を基調とした色味の衣を重ねるように身につけている。
足元は衣で隠れているから見えない。
腰の辺りを帯で縛り、正室の周りを踊るように回っていたあの布や石玉とよく似た装飾品をいくつか身につけている。
「そなたは相変わらず愛想がないのう。
それにせっかちじゃ」
「で?」
「そなた達の千年の中で一等つれぬ転生体め」
不機嫌さを隠す事もない蓮香に、何者かは唇を尖らせる。
「千年おたくらの暇潰しに付き合っただろう。
本当なら付き合う必要のない朔月の自我だって千年付き合い続けたはずだけど?」
「だからと言うて、啖呵を切って千年の研鑽でせっかく宿り直した寿ぎごと己の魂を砕こうとするかえ?」
「千年暇潰しに付き合って、更に神になっておたくらの暇潰しに永劫付き合うとか、何の地獄だよ。
大体こっちは生きてる間だけは死ぬ時に備えて好きにやってんのに、今更神になって何かがしたいとか思うわけないだろう。
暇ならとっとと自分の作った世界に帰って気紛れに誰かの必死な神頼みでも聞き入れてやれ」
あしらうような物言いだが、その内容にふとレンの話を思い出した。
『誰も、6才のあの時まで蓮香を助けてくれなかったけど、蓮香も幼児の体で怒りに任せていっぱい抵抗したの。
人にも、朔月の時からずっと自分達を翻弄してきた運命にも、千年の試練にも、神々にも。
何をされても、何があっても絶対挫けなかった。
それはあの地下牢から出た後もそう。
持てる力も、今まで転生してきた知識も、自分に集まってくる人脈も、使える力は全部使って生き抜いた』
『蓮香は自分の最期に得られる権利をどう行使するかだけを決めて、その時に後悔だけは絶対しない為にやるべき事も、できる事もただひたすらし続けて生き抜いたから、誰かや何かを憎んたり羨んでる暇なんてなかったの』
今の蓮香の言葉からも感じるように、最期に後悔する事がないよう、しっかり生き抜いたという事だろうか。
振り返らないまま、静かに告げる。
「レンは私達の中でも千年の研鑽から脱した転生体だからか、生については1番純粋で前向きでござります。
恐らくそれが普通、なのでしょうが。
しかし転生体として不完全な肉体に宿ったが故に未熟な自我でありながら、生々しく残る私と蓮香の記憶の処理を強制的にさせてしまいました」
朔月は昨夜の眠る間際の蓮香と同じような事を話すとゆっくりと立ち上がり、こちらを振り向く。
穏やかに微笑む顔は美しく、優美だ。
「本来ならば肉体が赤子として産まれ、何年かかけて記憶を処理しながら成長するところを飛ばしてしまったのでござります。
そのせいで未だ精神が不安定で脆い。
これまでは私と蓮香の自我があの子の記憶の統制をいくらか取り、拠り所となって耐えられた事も、私達がただの記憶となってしまう事が間近に迫れば更に不安定となりましょう。
最悪はせっかく前向きであった生を拒絶しかねませぬ。
せめてあの子が生きて側にいれば違ったのでしょうが、既に亡くなっているようですし」
「あの子とは?」
優美な微笑みに本の少しの痛みを走らせる。
副団長が食い気味に尋ねる。
我が子認定している兎属は儚げな朔月と話の内容に気が気ではないんだろう。
「レンがこちらではお爺ちゃんと呼んでいた者です。
蓮香にとっての詩がそうであったように、レンにとってはあの子がささやかで、しかし大きな拠り所だったのです」
少しずつ朔月の輪郭がぼやけて淡く光り始める。
「どういう····」
「どうか、レンを····」
全てを言い終える前に輝きが増し、白い光源となって再び形を変えていく。
そうして少しずつ変化した輪郭が、今度は色づいていく。
光が消えた時、そこには肩より少し上で切り揃えた黒髪に黒目の····。
「····あの、クソ神····」
ぼそりとため息を吐いてから呟いたのは····レン····いや、まさか····。
「蓮香、か?」
まるで初めて蓮香と会った時のように悪態をつく様子に既視感を覚える。
俺の言葉にトビがはっとしたように蓮香を見やるのが視界の端に映る。
それにしても髪の長さもそうだがレンと違っていくらか年を取り、成熟した大人の色気が滲み出ている。
うっすらと化粧もしているのか?
服はあの時夢見で見たレースをあしらった詰襟で袖の無い上服と、布を巻いたような踝丈のスカートが、雌の特徴を主張している。
胸もそうだし、くびれて丸みのある腰も全然隠れていないが、まずくないか?
それに親之の記憶を垣間見た今ならわかる。
蓮香は細身だがスタイルはかなりいい。
素足で履いた黒いサンダルは夢見のままならふくらはぎくらいまであり、紐よりも太めの帯のようなものを巻きつけて固定されていたはずだ。
やはり全体的に黒っぽい色合いがレンの色気を更に引き出しているな。
あの時は遠目だったし黒髪に隠れて気づかなかったが、耳にはそれぞれ濃い青色と緑色の石の簡素だが質の良さそうなピアスが片方ずるはめられている。
片方の青いピアスはあの時見た蓮香の子供の目の色に似ていた。
「出て来い。
いるのは分かってる」
ため息混じりに誰かに呼びかけた。
それに応えるかのように蓮香の後ろの空間が歪んだ。
「久方ぶりよな、蓮香」
「そうだな、久しぶりだ。
それで?
わざわざ違う世界にまで来て何の用?」
蓮香がこちらに背を向けるように振り返ると、長い黒髪黒目で美しいが中性的な顔の何者かがパッと現れた。
目元には紅い化粧がされていて、朔月の身につけていた衣のようで形がいくらか違う、金、紅、白を基調とした色味の衣を重ねるように身につけている。
足元は衣で隠れているから見えない。
腰の辺りを帯で縛り、正室の周りを踊るように回っていたあの布や石玉とよく似た装飾品をいくつか身につけている。
「そなたは相変わらず愛想がないのう。
それにせっかちじゃ」
「で?」
「そなた達の千年の中で一等つれぬ転生体め」
不機嫌さを隠す事もない蓮香に、何者かは唇を尖らせる。
「千年おたくらの暇潰しに付き合っただろう。
本当なら付き合う必要のない朔月の自我だって千年付き合い続けたはずだけど?」
「だからと言うて、啖呵を切って千年の研鑽でせっかく宿り直した寿ぎごと己の魂を砕こうとするかえ?」
「千年暇潰しに付き合って、更に神になっておたくらの暇潰しに永劫付き合うとか、何の地獄だよ。
大体こっちは生きてる間だけは死ぬ時に備えて好きにやってんのに、今更神になって何かがしたいとか思うわけないだろう。
暇ならとっとと自分の作った世界に帰って気紛れに誰かの必死な神頼みでも聞き入れてやれ」
あしらうような物言いだが、その内容にふとレンの話を思い出した。
『誰も、6才のあの時まで蓮香を助けてくれなかったけど、蓮香も幼児の体で怒りに任せていっぱい抵抗したの。
人にも、朔月の時からずっと自分達を翻弄してきた運命にも、千年の試練にも、神々にも。
何をされても、何があっても絶対挫けなかった。
それはあの地下牢から出た後もそう。
持てる力も、今まで転生してきた知識も、自分に集まってくる人脈も、使える力は全部使って生き抜いた』
『蓮香は自分の最期に得られる権利をどう行使するかだけを決めて、その時に後悔だけは絶対しない為にやるべき事も、できる事もただひたすらし続けて生き抜いたから、誰かや何かを憎んたり羨んでる暇なんてなかったの』
今の蓮香の言葉からも感じるように、最期に後悔する事がないよう、しっかり生き抜いたという事だろうか。
0
お気に入りに追加
116
あなたにおすすめの小説
大好きだけど、結婚はできません!〜強面彼氏に強引に溺愛されて、困っています〜
楠結衣
恋愛
冷たい川に落ちてしまったリス獣人のミーナは、薄れゆく意識の中、水中を飛ぶような速さで泳いできた一人の青年に助け出される。
ミーナを助けてくれた鍛冶屋のリュークは、鋭く睨むワイルドな人で。思わず身をすくませたけど、見た目と違って優しいリュークに次第に心惹かれていく。
さらに結婚を前提の告白をされてしまうのだけど、リュークの夢は故郷で鍛冶屋をひらくことだと告げられて。
(リュークのことは好きだけど、彼が住むのは北にある氷の国。寒すぎると冬眠してしまう私には無理!)
と断ったのに、なぜか諦めないリュークと期限付きでお試しの恋人に?!
「泊まっていい?」
「今日、泊まってけ」
「俺の故郷で結婚してほしい!」
あまく溺愛してくるリュークに、ミーナの好きの気持ちは加速していく。
やっぱり、氷の国に一緒に行きたい!寒さに慣れると決意したミーナはある行動に出る……。
ミーナの一途な想いの行方は?二人の恋の結末は?!
健気でかわいいリス獣人と、見た目が怖いのに甘々なペンギン獣人の恋物語。
一途で溺愛なハッピーエンドストーリーです。
*小説家になろう様でも掲載しています
猫に転生したらご主人様に溺愛されるようになりました
あべ鈴峰
恋愛
気がつけば 異世界転生。
どんな風に生まれ変わったのかと期待したのに なぜか猫に転生。 人間でなかったのは残念だが、それでも構わないと気持ちを切り替えて猫ライフを満喫しようとした。しかし、転生先は森の中、食べ物も満足に食べてず、寂しさと飢えでなげやりに なって居るところに 物音が。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
異世界で王城生活~陛下の隣で~
遥
恋愛
女子大生の友梨香はキャンピングカーで一人旅の途中にトラックと衝突して、谷底へ転落し死亡した。けれど、気が付けば異世界に車ごと飛ばされ王城に落ちていた。神様の計らいでキャンピングカーの内部は電気も食料も永久に賄えるられる事になった。
グランティア王国の人達は異世界人の友梨香を客人として迎え入れてくれて。なぜか保護者となった国陛下シリウスはやたらと構ってくる。一度死んだ命だもん、これからは楽しく生きさせて頂きます!
※キャンピングカー、魔石効果などなどご都合主義です。
※のんびり更新。他サイトにも投稿しております。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる