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一章〜復讐〜

【第五話】リィズvsビルマ

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  一方その頃…
「あまり兵がいませんね…逃げたのでしょうか…」
主人マスター】達と別れてから少し進んだが急に敵兵の反応がほとんど無くなった、まだ少しはいたりするが隠れているだけなので別に気にはしていない、エネルギーの無駄だ、そう思った私は部屋をしらみつぶしに捜索したが
「…やはり何もいない…博士に連絡を」
  そう言いかけたその時
「おやぁ?かわいいアンドロイドもいたもんだなぁ」
  咄嗟に身構え、私の体内兵器を【全開放フルリリース】した
「どうしたよぉ、そんなに警戒しちゃってぇ、俺は別にお前に危害は加えn」
  私は咄嗟にの右側に移動して【核砲】をくらわせた
「危害は加えないって言ってんのによぉ、そっちがその気なら仕方ねぇなぁ、いいぜぇ、試してみろよぉ」
  全く効いていない?間違いなく命中したはず…だがやつの生命反応は全く変わらない…どういうことだ
「ッ…もう一度!!!」
  そう言いながら私はもう一度【核砲】をやつに放った
「二番煎じは通用しねぇってぇ、機械のくせにそんなこともわかんねぇのかぁ」
  違う、今のは当てる気はなかった、奴がどんな原理で【核砲】を回避したのかそれを確かめるために撃ったんだ
「わかったぞ、お前は避けている訳でも受け止めている訳でもない、攻撃そのものを、お前の魔導はおそらく全てのものを無力化する魔導そうだろう?」
  私がそう言うとやつは狂ったような笑顔を見せながら
「ちげえなぁ、ざぁんねぇん不正解だぁ俺の魔導は無効化じゃなぁい、もっと周りをみろよぉ」
  周り?私は辺りを見渡してみた、だがそれを見逃すほど甘くなくやつは私の足を分解してしまった
「あんまりにもよぉ、ぼーっと突っ立ってるからよぉ、壊しちゃったぜぇ」
  やつはそう言いながら私の足の1部をもって嘲笑った
  あいつと私とじゃ相性が悪すぎる、、、、距離を取れば、そう思った私は【反重力】を使ってやつから距離をとったその時
「逃がすかよぉ」
  やつがそういった瞬間私の反重力装置のついた背中の羽が消えて無くなった、私は地面に叩きつけられた
  いつもよりも倍の重力反応を感じる、、、、なぜ?ますますあいつの魔導がわからない
「距離を取られると困るんだよぉ、お偉い様方がそっちにいるからなぁコネが無くなっちまうぜぇ」
  その時だった、飛ばしておいたビットから謎の反応が検知された
  なんだこれ?今まで見たことない、それにまるでここを覆うドームのような形をしている?
  私は考えたアンドロイドが考えるとは不思議なことだが私は考えていた、そして一つの結論にたどり着いた
  まさか、、、、奴の能力は、、、、これが正しいなら私には万に1つとして勝ち目はない、、、、どうすれば、、、、
「おい聞いてんだぜぇ、お前らはなんの目的でここに来たぁ?それとなんで今まで出てこなかったお前らまで来たぁ?恨みでもあんのかぁ?」
「、、、、お前の、、、、魔導は、、、、」
「ん?」
「お前の魔導はお前のそういう魔導だろう?お前が消えろと思ったものは消えて、増えろと思ったものは増える、無から何かを生成することもできるだろう、お前の魔導は【部屋ルーム】いわばこの空間の中ならなんでもできるってことだ、違うか?」
  やつはそれを聞いてすぐに大声で高らかに笑った、そして気が済んだかと思うと
「少しだけ違げぇ、その空間を創り出すって所まで合ってたぁ、だがこの魔導は生命を作り出すことは出来なねぇ、この世の理を覆すようなこともなぁ、例えば俺に攻撃が当たらないようにするってのは無理だぁ、あの時お前の攻撃を消したのはぁお前の武装の方をちょいといじったからだぁ、わかるか?生命でないお前はぁ」
「勝てない、でしょ?」
  やつのセリフを遮って言ってやったそうするとやつは私を鼻で笑いながら
「よぉく分かってんじゃぁねぇか」
  満面の笑みでそう言っていた奴の足に【熱線】を浴びせた、不意をついたからか命中した
「グッ、、、、てめぇ!!!ぶっ殺す!!!」
  その瞬間私の四肢にあたる部分のパーツが弾けとんだ、羽も無い完全に動きを封じられた、だができることはまだある、そう思った私は目から【針釘】を撃ち込んだが
「2度もくらうかよぉ」
  そう言いながら奴はジャンプした、その瞬間私は不敵に笑い
「ねぇ何言ってるの?目は2つだよ」
  そう言いながらもうひとつの目から【針釘】を飛ばした、ギリギリで見切られたが頬を掠めた
「ざぁんねぇん、当たらねぇなぁ!!!」
  奴は大声で笑う、私はそれを遮るように
「その鉄の針は、バネによって高速に撃ち出される2発限定の不意打ち用の装備、だから発射される時に熱が生じない、つまりなんでも仕込めるってこと、もうわかったか?」
  奴はハッと気づいたらしくうろたえながら
「てめぇまさかァ!!!!!」
「そう、そのまさか、【カクゲリウム】って言う博士が独自に開発した【劇薬】、つまり毒だよ」
  その瞬間奴が倒れ込み、血を吹き始めた
「あ~効くぅ、だいぶきついなぁ、だがぁ」
  奴がそう言った次の瞬間、奴の体が震え始めて嘔吐した、
「あぁ、、、、これで大丈夫だぁ」
「お前!!!!!まさか毒を!!!!!」
  座り込みながら奴は
「そうだよ、摘出させて貰ったぁ、だが万全とは言い難てぇ、ここでお前を始末してもいいがぁ、まだ何を隠し持ってるかわからねぇ、俺もこれ以上消耗するのはごめんだぁ」
  そう言うと奴は立ち上がり【部屋 ルーム】を解除した
「今回は見逃してやるぅ、というか見逃されてやるよぉ、すぐそこにもう1人いるっぽいからなぁ、この状態でもう1人相手するのはごめんだぁ、つーことでじゃあなぁ」
  そう言うと奴は、駆け足で去っていった
「リィズ!!!どうしたお前この状況何があった!?」
  博士がやってきたため私は助かるだろう

「まだまだだなぁ、、、、」
  小声でそう言った、もっと強くならなければ、
主人マスター】のために、、、、必ず、、、、
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