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第一章 異世界の村 毒の森 盗まれた三億の金貨
51 ブラックナイト vs 和泉 ①
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ズガガガガガッ!
隕石が落ちたのか?
突然、夜空から落下した物体の爆発に、バイクに乗る男は思っているだろう。
というのも、俺はまったく無傷で着地できたようだ。もちろん、抱いていた猫のリンちゃんも無事だ。
突然の急降下で取り乱してしまったが、冷静になると、俺はレベル95の鋼の肉体を宿しているのだ。だからこのくらいの衝撃なんて痛くも痒くもない。マントがちょっと破けてしまったが、身体はかすり傷の一つもしていない。もしかしたら、今の俺の肉体はピストルも核弾頭ミサイルも弾き返すかもしれないな。
ふと周りを見ると、道路に逸れた横の荒凉たる大地に、巨大なクレーターができていた。
まぁ、原因は俺だけど、バイクに乗る男はまだ人間が落ちたとは、露にも思うまい。
男はバイクを止めた。
しかしガソリンの匂いや、エンジンの音がまったく聞こえない。
やはり駆動力は魔法の力か……それともスキルか?
うーん、早くこの男を『サーチ』して、ステータスオープンしてやりたい気分だ。
すると、男は足を蹴り上げてバイクから降りた。
男の容姿を確認する。サングラスをかけ、顎に髭をたくわえている。背は高く見た目の年齢は五十代か。
僧侶ニーナが証言していた、怪しい人物の特徴と合致していた。さらにジャマールの証言とも重ねてみると、ブラックナイトの正体がこの犬飼という男だとするならば、おそらくあかねちゃんを誘拐したのはこいつで間違いない……。
「隕石なんて珍しいな……ん? なんぞな、あの影は?」
男が砂煙を巻き上げる中をジッと見つめている。
黒く揺れる人間の影を見つけたからだ。まぁ、それは俺なのだが、さて、どうやって登場したらいいものか……悩む。
おい! スカーレットを返してもらうぞ! と言って登場するほうがいいか?
それとも、問答無用の先制攻撃で腹パン喰らわせて気絶させてやるほうがシンプルで良きかな……でもそれは戦わずして勝つという俺のポリシーに反する。あかねちゃんがいるという証拠もまだないし。そうだ、ここは無難に、荷車を確認させてもらえないだろうか? と、まずは任意調査をするべきだろう。
俺がそんな悩みを抱えていると、猫のリンちゃんが「ニャンニャン」鳴いた。
「おう? 猫がいるのか? かわいい声だなぁ」
よっしゃ……あの男、油断してる。ここは紳士的にゆるわんっと声をかけよう。
「あの……ちょっといいかな?」
そんな言葉が砂煙から上がったものだから、男はサングラスを怪しく光らせ、ザッと一歩だけ後退した。
つづいて、猫を抱きかかえた俺が砂煙から登場すると、腰に装備していた剣のグリップに手をかけた。
いきなり戦闘態勢になるところ……なかなかやるな、この男。
「驚かせてしまってすまない。俺は怪しいものじゃないんだ」
完全に姿を現した俺を見た男の反応は、まるで宇宙人でも見るかのような剣幕で怒鳴った。サングラスも取らずに初対面の人と話すどころか、いきなり怒鳴るなんて、素行が悪そうだな。
「おぬしは何者だー?」
こいつはまた古き良き時代なやつだな。何時代から飛んできたんだろうか。
とりあえず『サーチ』して見よう。手っ取り早くこの男のことが知りたい。
と思ったがやめた。
無闇にステータスオープンしないほうがいいぞ。
というあかねちゃんの助言が頭に蘇ったからだ。
たしかにそうだ。ジョーガーは最後に取っておくものだ。
俺は頭を下げると腰を低くして言った。
「俺は探偵だ。実はこの近くの村で少女の失踪事件が発生していてね。ちょっと荷物を確かめさせてもらいたいのだが、いいかな?」
「断る! 騎士でもない探偵風情にそんな権限はない」
「まぁそう言うな……こんな少女に心当たりはないか? 身長百五十ほど、年齢は十四歳の可憐な少女なんだが、この近くにある村で失踪したんだ、協力を頼むよ。もしかしたらあなたの荷車に紛れ込んでいるかもしれないし」
「断る! わしは先を急いでるんだ、ではさらば」
「ちょっと待て」
「断る」
吐き捨てるように言った男は踵を返すと、バイクに向かって走り去った。
俺は男が背を向いた瞬間に『サーチ』してステータスオープンする。
『 犬飼 裏騎士 性別:男 』
『 レベル:52 年齢:92 』
『 ちから:203 』
『 すばやさ:165 』
『 みのまもり:110 』
『 かしこさ:172 』
『 うんのよさ:116 』
『 さいだいHP:560 』
『 さいだいMP:350 』
『 こうげき力:232 』
『 しゅび力:136 』
『 EX: 1003500 』
『 G: 5000 』
『 スキル:ドライブ 』
『 のろい:バーサク 』
『 まほう:土 』↓
俺は男のステータスを確認してから秒で閉じた。
男にウィンドウを見られたくなかったからだ。なるほど、男の名前は犬飼か、こいつも地球から飛んできた日本人で間違いないな。年齢は九十二歳か、死んだうちの爺ちゃんと同い年じゃないか、こいつも戦争経験者かもな。
よし、だいたい男のレベル、能力、経験値、スキル、のろい、まほう、がわかったぞ。
俺は、電光石火のごとくバイクの後ろに牽引されていたリヤカーの外枠の木材部分を右手で握った。
もちろん左手には猫のリンちゃんを抱いたままだ。
「ニャン」
リンちゃんは、御主人様? 手荒な真似はダメですよ、とでも言うような心配そうな瞳で、俺を見つめていた。
大丈夫……だと思う。だが、戦闘になるかもしれないので念のために、リンちゃんを地面に下ろしておくか。
「ちょっと隠れててね」
「ニャン」
リンちゃんはひと鳴きすると、岩場の影に隠れた。
そのとたん、タイヤがエンジン音も立てずに回り出した。
バイクに跨った男が運転体制に入ったようで、ハンドルを握って前屈みになっている。
タイヤは一瞬で超高速回転になり、地面を穿つように摩擦させている。
グオオオオンと空回りする後方のタイヤ、進まないバイク、男は不思議に思って振り返った。
「うわぁ! なんぞなぁ、おぬしはー?」
男は後ろにいる俺のほうを振り向いて叫んだ。
その間にも、俺はリアカーにあかねちゃんがいないか調査する。
「絶対にいるはずなんだが……」
しかし月明かりはあるものの、やはり薄暗くて視界が悪く、よく見えない。
「ライトボール!」
別に詠唱しなくてもいいのだが、つい詠唱してしまった。今頃になってあかねちゃんがつい詠唱してしまった気持ちがわかってきた。俺は左手を天高く掲げ『ライトボール』を発動させ、周辺を照らした。
「ぐわっ!」
男は悲痛な叫びを上げた。サングラスをしているくせに眩しかったようだ。
どうせなら、目がー! と叫んで欲しかったのに、まったくもって面白くない。
だが、少しは目眩しが効いたようで、男は下を向いて背を丸めた。と同時にタイヤの回転がピタリと停止した。ということは、やはりバイクの原動力は男のスキル『ドライブ』というもので間違いなさそうだ。ドライブは訳すと運転や操縦だからだ。
省みると、スキルには色々なものがある。
あかねちゃんの『リフリジュレーター』、リンちゃんの『トランスフォーム』、そして俺の『サーチ』などだ。おそらく、この異世界には他にも特殊なスキルを持った日本人がいるのだろうな。と俺はサングラスの男を見つめながら、改めて思った。
「……しばらく寝てろ」
そう男に向かって吐き捨てた俺は、真昼のように明るくなったリヤカーの上を、再び調査した。そこには漆黒のロングヘアが乱れる華奢な少女が背を向けて横たわっていた。さらによく見ると、身体が縄で緊縛されており、腕は背中に回され、足首から白肌柔らかそうな太ももの下まで、きつく縄で縛られている。その短いスカートは見覚えるのあるセーラー服だった。よって、この少女は田中さんで間違いなかった。
「あかねちゃん、いま助けるぞ!」
俺の声に反応したあかねちゃんは、首だけねじってこちらを振り向いた。
「大丈夫か!?」
あかねちゃんの口は布で塞がれていて、話すことができず、言葉にならない唸り声を上げている。しかしキリッとした双眸は、しっかりと俺のほうを見つめていた。その瞳は血走り、大粒の涙があふれている。泣いていたようだ。
怖かっただろうな……と俺が思った瞬間だった。
男は虚空に向かって跳ね飛んでいた。
ドガッ!
鋭い蹴りだった。
男の右脚が俺の防御した左腕にぶつかる。
着地した男はさらに腰をひねって後ろ回し蹴りの体制に入った。
だが、俺はステップして交わす。男の蹴りが風を切った。
「やるなぁ、おぬしの名を聞こう」
「ただの探偵さ」
隕石が落ちたのか?
突然、夜空から落下した物体の爆発に、バイクに乗る男は思っているだろう。
というのも、俺はまったく無傷で着地できたようだ。もちろん、抱いていた猫のリンちゃんも無事だ。
突然の急降下で取り乱してしまったが、冷静になると、俺はレベル95の鋼の肉体を宿しているのだ。だからこのくらいの衝撃なんて痛くも痒くもない。マントがちょっと破けてしまったが、身体はかすり傷の一つもしていない。もしかしたら、今の俺の肉体はピストルも核弾頭ミサイルも弾き返すかもしれないな。
ふと周りを見ると、道路に逸れた横の荒凉たる大地に、巨大なクレーターができていた。
まぁ、原因は俺だけど、バイクに乗る男はまだ人間が落ちたとは、露にも思うまい。
男はバイクを止めた。
しかしガソリンの匂いや、エンジンの音がまったく聞こえない。
やはり駆動力は魔法の力か……それともスキルか?
うーん、早くこの男を『サーチ』して、ステータスオープンしてやりたい気分だ。
すると、男は足を蹴り上げてバイクから降りた。
男の容姿を確認する。サングラスをかけ、顎に髭をたくわえている。背は高く見た目の年齢は五十代か。
僧侶ニーナが証言していた、怪しい人物の特徴と合致していた。さらにジャマールの証言とも重ねてみると、ブラックナイトの正体がこの犬飼という男だとするならば、おそらくあかねちゃんを誘拐したのはこいつで間違いない……。
「隕石なんて珍しいな……ん? なんぞな、あの影は?」
男が砂煙を巻き上げる中をジッと見つめている。
黒く揺れる人間の影を見つけたからだ。まぁ、それは俺なのだが、さて、どうやって登場したらいいものか……悩む。
おい! スカーレットを返してもらうぞ! と言って登場するほうがいいか?
それとも、問答無用の先制攻撃で腹パン喰らわせて気絶させてやるほうがシンプルで良きかな……でもそれは戦わずして勝つという俺のポリシーに反する。あかねちゃんがいるという証拠もまだないし。そうだ、ここは無難に、荷車を確認させてもらえないだろうか? と、まずは任意調査をするべきだろう。
俺がそんな悩みを抱えていると、猫のリンちゃんが「ニャンニャン」鳴いた。
「おう? 猫がいるのか? かわいい声だなぁ」
よっしゃ……あの男、油断してる。ここは紳士的にゆるわんっと声をかけよう。
「あの……ちょっといいかな?」
そんな言葉が砂煙から上がったものだから、男はサングラスを怪しく光らせ、ザッと一歩だけ後退した。
つづいて、猫を抱きかかえた俺が砂煙から登場すると、腰に装備していた剣のグリップに手をかけた。
いきなり戦闘態勢になるところ……なかなかやるな、この男。
「驚かせてしまってすまない。俺は怪しいものじゃないんだ」
完全に姿を現した俺を見た男の反応は、まるで宇宙人でも見るかのような剣幕で怒鳴った。サングラスも取らずに初対面の人と話すどころか、いきなり怒鳴るなんて、素行が悪そうだな。
「おぬしは何者だー?」
こいつはまた古き良き時代なやつだな。何時代から飛んできたんだろうか。
とりあえず『サーチ』して見よう。手っ取り早くこの男のことが知りたい。
と思ったがやめた。
無闇にステータスオープンしないほうがいいぞ。
というあかねちゃんの助言が頭に蘇ったからだ。
たしかにそうだ。ジョーガーは最後に取っておくものだ。
俺は頭を下げると腰を低くして言った。
「俺は探偵だ。実はこの近くの村で少女の失踪事件が発生していてね。ちょっと荷物を確かめさせてもらいたいのだが、いいかな?」
「断る! 騎士でもない探偵風情にそんな権限はない」
「まぁそう言うな……こんな少女に心当たりはないか? 身長百五十ほど、年齢は十四歳の可憐な少女なんだが、この近くにある村で失踪したんだ、協力を頼むよ。もしかしたらあなたの荷車に紛れ込んでいるかもしれないし」
「断る! わしは先を急いでるんだ、ではさらば」
「ちょっと待て」
「断る」
吐き捨てるように言った男は踵を返すと、バイクに向かって走り去った。
俺は男が背を向いた瞬間に『サーチ』してステータスオープンする。
『 犬飼 裏騎士 性別:男 』
『 レベル:52 年齢:92 』
『 ちから:203 』
『 すばやさ:165 』
『 みのまもり:110 』
『 かしこさ:172 』
『 うんのよさ:116 』
『 さいだいHP:560 』
『 さいだいMP:350 』
『 こうげき力:232 』
『 しゅび力:136 』
『 EX: 1003500 』
『 G: 5000 』
『 スキル:ドライブ 』
『 のろい:バーサク 』
『 まほう:土 』↓
俺は男のステータスを確認してから秒で閉じた。
男にウィンドウを見られたくなかったからだ。なるほど、男の名前は犬飼か、こいつも地球から飛んできた日本人で間違いないな。年齢は九十二歳か、死んだうちの爺ちゃんと同い年じゃないか、こいつも戦争経験者かもな。
よし、だいたい男のレベル、能力、経験値、スキル、のろい、まほう、がわかったぞ。
俺は、電光石火のごとくバイクの後ろに牽引されていたリヤカーの外枠の木材部分を右手で握った。
もちろん左手には猫のリンちゃんを抱いたままだ。
「ニャン」
リンちゃんは、御主人様? 手荒な真似はダメですよ、とでも言うような心配そうな瞳で、俺を見つめていた。
大丈夫……だと思う。だが、戦闘になるかもしれないので念のために、リンちゃんを地面に下ろしておくか。
「ちょっと隠れててね」
「ニャン」
リンちゃんはひと鳴きすると、岩場の影に隠れた。
そのとたん、タイヤがエンジン音も立てずに回り出した。
バイクに跨った男が運転体制に入ったようで、ハンドルを握って前屈みになっている。
タイヤは一瞬で超高速回転になり、地面を穿つように摩擦させている。
グオオオオンと空回りする後方のタイヤ、進まないバイク、男は不思議に思って振り返った。
「うわぁ! なんぞなぁ、おぬしはー?」
男は後ろにいる俺のほうを振り向いて叫んだ。
その間にも、俺はリアカーにあかねちゃんがいないか調査する。
「絶対にいるはずなんだが……」
しかし月明かりはあるものの、やはり薄暗くて視界が悪く、よく見えない。
「ライトボール!」
別に詠唱しなくてもいいのだが、つい詠唱してしまった。今頃になってあかねちゃんがつい詠唱してしまった気持ちがわかってきた。俺は左手を天高く掲げ『ライトボール』を発動させ、周辺を照らした。
「ぐわっ!」
男は悲痛な叫びを上げた。サングラスをしているくせに眩しかったようだ。
どうせなら、目がー! と叫んで欲しかったのに、まったくもって面白くない。
だが、少しは目眩しが効いたようで、男は下を向いて背を丸めた。と同時にタイヤの回転がピタリと停止した。ということは、やはりバイクの原動力は男のスキル『ドライブ』というもので間違いなさそうだ。ドライブは訳すと運転や操縦だからだ。
省みると、スキルには色々なものがある。
あかねちゃんの『リフリジュレーター』、リンちゃんの『トランスフォーム』、そして俺の『サーチ』などだ。おそらく、この異世界には他にも特殊なスキルを持った日本人がいるのだろうな。と俺はサングラスの男を見つめながら、改めて思った。
「……しばらく寝てろ」
そう男に向かって吐き捨てた俺は、真昼のように明るくなったリヤカーの上を、再び調査した。そこには漆黒のロングヘアが乱れる華奢な少女が背を向けて横たわっていた。さらによく見ると、身体が縄で緊縛されており、腕は背中に回され、足首から白肌柔らかそうな太ももの下まで、きつく縄で縛られている。その短いスカートは見覚えるのあるセーラー服だった。よって、この少女は田中さんで間違いなかった。
「あかねちゃん、いま助けるぞ!」
俺の声に反応したあかねちゃんは、首だけねじってこちらを振り向いた。
「大丈夫か!?」
あかねちゃんの口は布で塞がれていて、話すことができず、言葉にならない唸り声を上げている。しかしキリッとした双眸は、しっかりと俺のほうを見つめていた。その瞳は血走り、大粒の涙があふれている。泣いていたようだ。
怖かっただろうな……と俺が思った瞬間だった。
男は虚空に向かって跳ね飛んでいた。
ドガッ!
鋭い蹴りだった。
男の右脚が俺の防御した左腕にぶつかる。
着地した男はさらに腰をひねって後ろ回し蹴りの体制に入った。
だが、俺はステップして交わす。男の蹴りが風を切った。
「やるなぁ、おぬしの名を聞こう」
「ただの探偵さ」
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