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第一章 異世界の村 毒の森 盗まれた三億の金貨
13 小悪魔ちゃんとの取引 魔王とは何か
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「取引? どういうつもりだ?」
「簡単なことだ。私が金貨を盗んだことを黙っていてくれないか? そうしたら貴様にも金貨をやろう。二割でどうだ?」
「……三億の二割ってことは六千か……あかねちゃんってけっこう小悪魔ちゃんタイプなんだな」
「まぁね……」
「取引するにしても、金貨の存在を確認していないため交渉できない」
「それもそうか……」
あかねちゃんは、しれっとした顔で冷蔵庫の上段をあけた。
観音開きタイプの冷蔵庫で、その中には日本で生活していればお馴染みの食材が補充されていた。透明トレーには調理された物が入っている。どれも綺麗に収納されていて見た目もすっきりとしていた。あかねちゃんはもしかしたら主婦なのかもしれない。ドアポケットには牛乳パックや麦茶の入ったピッチャーがあったことは言うまでもない。
「なるほど……この冷蔵庫の扉を隔てて異世界と地球が繋がっているというわけか。これで異世界でB級グルメが食べれたことと辻褄があうな」
「ああ、料理は得意なんだ。一応、ホテルでコックをしてる」
「へ~そうなのか。それにしても、この食材は誰が補充してるんだ」
「妹だよ。一緒に暮らしてるんだ」
「へぇ、仲が良いんだな」
「ぜんぜん」
あかねちゃんは急に肩をすくめた。妹さんと何か確執があるのだろうか。
するとリンちゃんが冷蔵庫の中をのぞくと口を開いた。
「すごい……ほんとに冷蔵庫ですね……」
「ああ、どういう仕組みなんだろうな。まったくこの異世界の物理法則がわからん」
「はい、よくわかりませんが……あたしちょっとひらめきました」
「なんだ?」
「これを使えばあたしだけでも前世に戻れるのではないでしょうか? つまりあたしが猫の姿になってこの中に入ればいいのです」
「なるほど……」
それを聞いたあかねちゃんは、俺の顔を見つめると「ダメ」と言って首を横にふった。
「どういうことだ? もうすでに動物実験をしたというのか?」と俺は尋ねた。
「ああ、そうだ。試しにやってみなよ」とあかねちゃんは顎を上げて示す。
「……」
リンちゃんと俺は目を合わせると微笑んだ。
「やってみるか?」
「ええ、ちょっと猫に戻りますね」
しゅるるるる、ボワン、と煙が上がる。
リンちゃんはその場で回転すると、猫の姿に戻っていった。
「ニャン」
と鳴くリンちゃんを、俺はひょいと抱っこした。
あかねちゃんが、やってみろよと言わんばかりの顔でこちらを見ている。
よし、入れてやろう。リンちゃんの鮮度を保ってやろう。
「あれ?」
俺はリンちゃんのお腹の部分を優しく右手で持つと、冷蔵庫の中にいれた。
しかし、スカッと通過してしまう。
「あれ? なんだこれ?」
「ニャー」
リンちゃんは透けた冷蔵庫の向こう側で、ニャンニャン鳴いている。
俺は諦めきれず、えい、えい、えい……何回もリンちゃんを入れたり出したりして往復した。しかしどういうわけか絶対に入ることはなかった。
どうやら生き物はダメなようだ。
リンちゃんは猫のまま、しょんぼりとラグに寝そべった。もうあとは御主人様にまかせたわっと言わんばかりに目を閉じる。猫は本当によく眠る生き物だ。野生時代の名残で、いざってときのために日常の大半は、寝て体力を温存しているのだ。よく寝る子の寝子から、猫という名前になったとも言われている。
「だからダメだって言ったでしょ」
あかねちゃんは人に失敗をさせて学ばさせるタイプの人間のようだ。
長女に生まれたことによって得られた性格なのだろう。まず自分がやって失敗したことを妹にも同じように失敗させる。そういう生活の中にあって二人は、共感しあい姉妹愛が生まれると聞いたことがあるが、でも実際に、妹さんはどんな思いをしているのか気になるところだ。俺がそんなことを思っていると、あかねちゃんは冷蔵庫の扉を閉めた。
冷蔵庫の前面はガラストップでキラキラに光っていた。
その部分にマグネットでとめてあるA4用紙を発見した。大学生がよく使っているキャンパスノートをやぶいた紙だった。そこには可愛らしい文字で、このように書かれてあった。
『 お姉ちゃん! いつ帰ってくるの? もう1年もいないとさすがにお母さんたちも気づいてきたよ。お姉ちゃんが行方不明になったんじゃないかって……とりあえずスマホで撮ったそっちの異世界の絶景写真を送っておいたから、今のところ海外旅行してるってことで落ち着いてはいるけどそろそろ限界だよ……ねぇ、帰ってこれる日だけでもわかんないかな? 』
俺の身体は手紙を読んでいる途中で、興奮してブルッと震えてきた。
なぜならあかねちゃんのスキルによって出現した冷蔵庫は、どうやら異世界と地球を繋ぐゲートが開いているからだ。男の子は、こういう科学では証明できない不思議なファンタジーというものが大好きなのだ。そして、妹の字は可愛いなあ、きっと顔も可愛いのだろうと妄想してしまう。
「おい……この冷蔵庫は生き物以外ならあっちの物を持ってこれるのか?」
「そういうことだ。逆にこっちの物も地球へ転送できるってわけ」
「大きさの際限が冷蔵庫サイズだが、こいつはすごい便利だな。リラネコのぬいぐるみもこれで?」
「そうだよ。これがあれば異世界を制覇できると思った」
「なんだそれ? 発想がガキだな」
「うるさいっ」
「じゃあ、ここを開けさせもらうぞ」
「えっ、あっ! やめろ」
俺は腕を伸ばすと、下段の野菜室を開けようと手をかけた。しかし物凄い重量があり、なかなか開かなかった。そこでグイッと引いてみる。
「おい、あまり強引に開けるな! 高耐荷重レールで補強してあるだけだから……壊すなよ」
あかねちゃんは慌てているが、俺のパワーなら簡単に開けることができた。そして中をのぞくと……。
「おおおお! キラキラしてんなぁ」
俺は思わず感嘆の声を漏らした。
なぜなら木箱に詰めらた金貨がザクザク入っていたからだ。
「す、すげぇぇぇぇ、これが金貨ってやつか……輝きがヤバイ」
あかねちゃんは後頭部を右手でポリポリと掻くとつぶやいた。
「あちゃ~やっぱり残ったままだったか……妹に一枚ずつでいいから抜き取れって言っておいたのに……あいつなんでやってないんだよ……まったく」
「おいおい……妹ちゃんを億万長者にしてどうする?」
「大丈夫だよ。妹はオタクだから二次元とゲームが好きで金なんか興味がない。レートすら知らないから換金はできっこない」
「それならいいけど……って……おい! ちょっと待てよあかねちゃん! もしもこのまま魔王を倒して帰還したら……あかねちゃんは地球で大金持ちじゃないか!」
「おい……言葉には気をつけろよ……」
あかねちゃんはそう言うと、人差し指を俺の唇に当ててきた。
ドキッとした。俺の心臓は跳ねるように鼓動をはじめ、離されたあかねちゃんの指先を目で追いながら、気づくと金貨ばかり見つめていた。野菜室いっぱいの金貨の量は、ざっと日本円に見積もっても十億以上はくだらないだろう。
あかねちゃんは野菜室を閉めてから、俺のほうを見つめてきた。
「探偵さん……いいことを教えておいてやる。この異世界で魔王を倒すとか気軽に言わないほうがいいぞ」
「なぜだ? 転移直後、神にこう言われたぞ。魔王を倒せば生き返れると」
「ふふふ、おめでたいやつだ」
「何がおかしい?」
「いやあ、久しぶりに威勢のいい日本人が転移してきたと思ってな」
「どういうことだ?」
「この異世界で魔王を本気で倒そうと思っているやつなんか、いないってことだ」
「簡単なことだ。私が金貨を盗んだことを黙っていてくれないか? そうしたら貴様にも金貨をやろう。二割でどうだ?」
「……三億の二割ってことは六千か……あかねちゃんってけっこう小悪魔ちゃんタイプなんだな」
「まぁね……」
「取引するにしても、金貨の存在を確認していないため交渉できない」
「それもそうか……」
あかねちゃんは、しれっとした顔で冷蔵庫の上段をあけた。
観音開きタイプの冷蔵庫で、その中には日本で生活していればお馴染みの食材が補充されていた。透明トレーには調理された物が入っている。どれも綺麗に収納されていて見た目もすっきりとしていた。あかねちゃんはもしかしたら主婦なのかもしれない。ドアポケットには牛乳パックや麦茶の入ったピッチャーがあったことは言うまでもない。
「なるほど……この冷蔵庫の扉を隔てて異世界と地球が繋がっているというわけか。これで異世界でB級グルメが食べれたことと辻褄があうな」
「ああ、料理は得意なんだ。一応、ホテルでコックをしてる」
「へ~そうなのか。それにしても、この食材は誰が補充してるんだ」
「妹だよ。一緒に暮らしてるんだ」
「へぇ、仲が良いんだな」
「ぜんぜん」
あかねちゃんは急に肩をすくめた。妹さんと何か確執があるのだろうか。
するとリンちゃんが冷蔵庫の中をのぞくと口を開いた。
「すごい……ほんとに冷蔵庫ですね……」
「ああ、どういう仕組みなんだろうな。まったくこの異世界の物理法則がわからん」
「はい、よくわかりませんが……あたしちょっとひらめきました」
「なんだ?」
「これを使えばあたしだけでも前世に戻れるのではないでしょうか? つまりあたしが猫の姿になってこの中に入ればいいのです」
「なるほど……」
それを聞いたあかねちゃんは、俺の顔を見つめると「ダメ」と言って首を横にふった。
「どういうことだ? もうすでに動物実験をしたというのか?」と俺は尋ねた。
「ああ、そうだ。試しにやってみなよ」とあかねちゃんは顎を上げて示す。
「……」
リンちゃんと俺は目を合わせると微笑んだ。
「やってみるか?」
「ええ、ちょっと猫に戻りますね」
しゅるるるる、ボワン、と煙が上がる。
リンちゃんはその場で回転すると、猫の姿に戻っていった。
「ニャン」
と鳴くリンちゃんを、俺はひょいと抱っこした。
あかねちゃんが、やってみろよと言わんばかりの顔でこちらを見ている。
よし、入れてやろう。リンちゃんの鮮度を保ってやろう。
「あれ?」
俺はリンちゃんのお腹の部分を優しく右手で持つと、冷蔵庫の中にいれた。
しかし、スカッと通過してしまう。
「あれ? なんだこれ?」
「ニャー」
リンちゃんは透けた冷蔵庫の向こう側で、ニャンニャン鳴いている。
俺は諦めきれず、えい、えい、えい……何回もリンちゃんを入れたり出したりして往復した。しかしどういうわけか絶対に入ることはなかった。
どうやら生き物はダメなようだ。
リンちゃんは猫のまま、しょんぼりとラグに寝そべった。もうあとは御主人様にまかせたわっと言わんばかりに目を閉じる。猫は本当によく眠る生き物だ。野生時代の名残で、いざってときのために日常の大半は、寝て体力を温存しているのだ。よく寝る子の寝子から、猫という名前になったとも言われている。
「だからダメだって言ったでしょ」
あかねちゃんは人に失敗をさせて学ばさせるタイプの人間のようだ。
長女に生まれたことによって得られた性格なのだろう。まず自分がやって失敗したことを妹にも同じように失敗させる。そういう生活の中にあって二人は、共感しあい姉妹愛が生まれると聞いたことがあるが、でも実際に、妹さんはどんな思いをしているのか気になるところだ。俺がそんなことを思っていると、あかねちゃんは冷蔵庫の扉を閉めた。
冷蔵庫の前面はガラストップでキラキラに光っていた。
その部分にマグネットでとめてあるA4用紙を発見した。大学生がよく使っているキャンパスノートをやぶいた紙だった。そこには可愛らしい文字で、このように書かれてあった。
『 お姉ちゃん! いつ帰ってくるの? もう1年もいないとさすがにお母さんたちも気づいてきたよ。お姉ちゃんが行方不明になったんじゃないかって……とりあえずスマホで撮ったそっちの異世界の絶景写真を送っておいたから、今のところ海外旅行してるってことで落ち着いてはいるけどそろそろ限界だよ……ねぇ、帰ってこれる日だけでもわかんないかな? 』
俺の身体は手紙を読んでいる途中で、興奮してブルッと震えてきた。
なぜならあかねちゃんのスキルによって出現した冷蔵庫は、どうやら異世界と地球を繋ぐゲートが開いているからだ。男の子は、こういう科学では証明できない不思議なファンタジーというものが大好きなのだ。そして、妹の字は可愛いなあ、きっと顔も可愛いのだろうと妄想してしまう。
「おい……この冷蔵庫は生き物以外ならあっちの物を持ってこれるのか?」
「そういうことだ。逆にこっちの物も地球へ転送できるってわけ」
「大きさの際限が冷蔵庫サイズだが、こいつはすごい便利だな。リラネコのぬいぐるみもこれで?」
「そうだよ。これがあれば異世界を制覇できると思った」
「なんだそれ? 発想がガキだな」
「うるさいっ」
「じゃあ、ここを開けさせもらうぞ」
「えっ、あっ! やめろ」
俺は腕を伸ばすと、下段の野菜室を開けようと手をかけた。しかし物凄い重量があり、なかなか開かなかった。そこでグイッと引いてみる。
「おい、あまり強引に開けるな! 高耐荷重レールで補強してあるだけだから……壊すなよ」
あかねちゃんは慌てているが、俺のパワーなら簡単に開けることができた。そして中をのぞくと……。
「おおおお! キラキラしてんなぁ」
俺は思わず感嘆の声を漏らした。
なぜなら木箱に詰めらた金貨がザクザク入っていたからだ。
「す、すげぇぇぇぇ、これが金貨ってやつか……輝きがヤバイ」
あかねちゃんは後頭部を右手でポリポリと掻くとつぶやいた。
「あちゃ~やっぱり残ったままだったか……妹に一枚ずつでいいから抜き取れって言っておいたのに……あいつなんでやってないんだよ……まったく」
「おいおい……妹ちゃんを億万長者にしてどうする?」
「大丈夫だよ。妹はオタクだから二次元とゲームが好きで金なんか興味がない。レートすら知らないから換金はできっこない」
「それならいいけど……って……おい! ちょっと待てよあかねちゃん! もしもこのまま魔王を倒して帰還したら……あかねちゃんは地球で大金持ちじゃないか!」
「おい……言葉には気をつけろよ……」
あかねちゃんはそう言うと、人差し指を俺の唇に当ててきた。
ドキッとした。俺の心臓は跳ねるように鼓動をはじめ、離されたあかねちゃんの指先を目で追いながら、気づくと金貨ばかり見つめていた。野菜室いっぱいの金貨の量は、ざっと日本円に見積もっても十億以上はくだらないだろう。
あかねちゃんは野菜室を閉めてから、俺のほうを見つめてきた。
「探偵さん……いいことを教えておいてやる。この異世界で魔王を倒すとか気軽に言わないほうがいいぞ」
「なぜだ? 転移直後、神にこう言われたぞ。魔王を倒せば生き返れると」
「ふふふ、おめでたいやつだ」
「何がおかしい?」
「いやあ、久しぶりに威勢のいい日本人が転移してきたと思ってな」
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