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第一章 異世界の村 毒の森 盗まれた三億の金貨
11 美少女は日本人
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他人のステータスが見れるというのは探偵の仕事をする上ではかなり有効なものだが、冷静に考えてみると、とんでもないことだな。プライバシーのかけらもあったものじゃない。
子どもたちに教えてもらった建物に近づいた俺は、窓から部屋の中をのぞいていた。今の俺の姿は、第三者から見たら怪しさ満点だろう。だがしょうがない。探偵ということで許してほしい。
部屋の中をのぞくと……いたいた!
俺からリンちゃんを奪いとった、あの美しい少女がいた。
しかし部屋の中にはリンちゃんの姿はない。少女はエプロン姿でキッチンに立って、ルンルンで鼻歌を唄いながら料理をしている。
ではさっそく少女を『サーチ』してみるとしよう。
俺は窓をのぞきながら指先で四角をつくって少女をおさめた。キュイン! と音が鳴るとウィンドウが放たれ、ステータスがオープンされた。
『 あかね 料理人 せいべつ:おんな 』
『 レベル:18 ねんれい:28 』
『 ちから: 3 』
『 すばやさ: 68 』
『 みのまもり: 34 』
『 かしこさ:255 』
『 うんのよさ: 88 』
『 さいだいHP: 87 』
『 さいだいMP:200 』
『 こうげき力: 8 』
『 しゅび力: 42 』
『 EX: 5820 』
『 G:300008700 』
『 スキル:リフリジュレーター』
『 のろい:永遠の少女 』
『 まほう:火 』
まぁ、いろいろツッコミどころ満載だが、まず注目したいところはこれしかない。
財力がすげえ、金持ちすぎるだろ! 三億もあるじゃないか……いいなぁ……宝くじにでも当たったのだろうか? なんで可憐な美少女のくせにこんな大金を持っているのだ。
いやいや、冷静に推理しろ。この金は……盗んだな……!
しかしいったいどこに金貨を隠しているのか?
その謎を解く鍵はおそらくこのスキルだろう。
「スキルは『リフリジュレーター』か。つまり冷蔵庫……」
そんなものが異世界にあるのだろうか。
部屋の中を窓からのぞく限り冷蔵庫は見当たらない。そもそも窓からでは部屋全体が見えないから調査には限界がある。まさか電気のないこの村に冷蔵庫があるわけないと思うが、魔法を動力にすることも考えられる。念のため確認しておくべきだろう。
ネクタイをゆるめて素早く外した俺は、ツカツカと歩いて玄関にまわりこんだ。
そしてコンコンと扉を叩く。どうせ鍵もかけてないだろうが、油断させるためだ。
「こんにちは~お届け物で~す」
「は~い」
そんな荷物あるわけないだろう。
こんな古典的な罠にハマって、は~い、などと返事をするところ、この少女は完全に日本人であることは確定である。扉の向こうから、ルンルンなんて鼻歌まで聞こえてくる。まるで男の帰りを待つ女かよ。もしかしたら、本当は少女ですらないのかもしれない。
ガチャ! と扉が開いた。少女は満面の笑顔でお出迎えしてくれた。
「おりゃ」
「きゃっ! な、な、なんだ貴様はっ?」
扉が開いた瞬間、俺は秒で少女を押し倒すと、両手を後ろにまわしてネクタイで緊縛した。
「暴れるな、大人しくしろ……」
「うわぁぁぁぁぁ! やめろぉぉぉぉ!」
少女をお姫様抱っこした俺は、部屋の中に上がり込んだ。
もちろん靴を脱ぐことを忘れない。習慣とは恐ろしいもので、ここが異世界だろうと関係ない。心はいつまでも日本人のままなのだ。
少女を床に下ろしてやると、猛烈な勢いで暴れ出した。
少女はワンピースにエプロンを重ねるという、可愛らしいメイド風のおしゃれな格好をしていた。
改めて見ると、少女は可憐で美しかった。
透き通る白い肌に漆黒の瞳、流れる黒髪からはなんとも言えない甘い香りがする。整った顔立ちは、まるでお姫様のようだ。しかしあまりにもジタバタ動くものだから、淫らにスカートがはだけ、華奢な足がチラチラと見えてしまう。
「なにをする? 貴様いったい何者だ?」
「俺は探偵だ」
「はぁ? たんてい?」
「先日、この村の倉庫にあった金貨が盗まれる、という事件が発生した。その調査を依頼された俺は君にたどり着き、犯人だと確信した。よって捕らえる。以上だ」
「はぁ? 金貨? 何を言ってるんだ貴様? この部屋をみろ! 金貨なんてない」
そう断言した少女は俺のことをキツく睨みつけながら、必死になって身をよじってもがく。どうにか後ろに回されている緊縛された手を解こうとしているようだが、それは無駄なことだ。捕縛術を習っている俺の技術は、緊縛師になれるほどだからな。
「ところで、リンちゃんはどこだ?」
「リンちゃん? 誰だそれは?」
「……猫のことだ」
「貴様……あの猫のことをリンちゃんと呼んでいるのか?」
「ああ、わるいか?」
「いや……よき……かわいい♡」
「だろう? めっちゃ可愛いだろう……リンちゃんはどこだ?」
「……」
少女は、顎をグイッとあげて棚の上を示した。
そこには、異世界にはまったくもって似つかわしくない世界観のものがあった。
「おい……これって猫のぬいぐるみ? だよな?」
「御名答」
「ん? これってリラネコか!」
「きゃははははは」
少女はいきなり笑いだした。
その目つきはまるで悪魔のようで、キリッと俺を見据えてた。開いた口からは八重歯が光っている。
「貴様……もしかして日本人か?」
「それはこっちのセリフだぞ……あかねちゃん」
「な……なんでわたしの名前を知っている!? しかも下の名前を」
「ふふふ、俺は神だ」
「嘘をつけ」
「……」
少女と俺との空間に火花がスパークして飛び散った。
そのとたん、部屋の角から、もくもくと煙が上がった。
俺と少女は、はっとして目を移した。
ポワン! 弾ける音が響くと、そこには人間の姿となったリンちゃんが立っていた。
「ぎゃーーーーーーーー!」
少女はひっくり返って叫んだ。
と同時にまるで芋虫のように玄関のほうにはいつくばって逃げていく。
緊縛された状態でこの部屋から脱走しようとでも言うのか? 無駄なことを。
「ね、ね、猫が人間に……わぁぁぁぁっぁ!」
少女が俺の足下で転がりまくっている。
うわぁ、まじか……スカートがめくれ上がってしまってパンツが丸見えじゃないか。
まったく見てられない。俺はジャケットを脱ぐと、ファサッと少女の足にかけてやった。
「えっ……貴様……以外と、優しいんだな……」
「罪を憎んで人を憎まずだ。君のためじゃない」
「……でもありがとう」
感謝するくらいなら、人の金貨を盗むんじゃない、と叱ってやろうかと思ったがやめておいた。
だって泣いちゃいそうなんだもん。
「ふぁぁぁぁ……あれ? 御主人様ぁ、おはようございます」
「おはよう、寝てたのか?」
「ふぁああい。ああ、よく寝たぁ」
リンちゃんはあくびをしながら、そう答えた。
ガチで寝ていたようだ。やっと眠りから目覚めたようで、ここはどこだ? ときょろきょろとあたりを見回す。
すると、すぐにリンちゃんは目を丸くして驚いた。その瞳には後ろ手に回された緊縛少女が映っている。
そしてすぐに、冷たい視線を、俺のほうに走らせるのだった。
子どもたちに教えてもらった建物に近づいた俺は、窓から部屋の中をのぞいていた。今の俺の姿は、第三者から見たら怪しさ満点だろう。だがしょうがない。探偵ということで許してほしい。
部屋の中をのぞくと……いたいた!
俺からリンちゃんを奪いとった、あの美しい少女がいた。
しかし部屋の中にはリンちゃんの姿はない。少女はエプロン姿でキッチンに立って、ルンルンで鼻歌を唄いながら料理をしている。
ではさっそく少女を『サーチ』してみるとしよう。
俺は窓をのぞきながら指先で四角をつくって少女をおさめた。キュイン! と音が鳴るとウィンドウが放たれ、ステータスがオープンされた。
『 あかね 料理人 せいべつ:おんな 』
『 レベル:18 ねんれい:28 』
『 ちから: 3 』
『 すばやさ: 68 』
『 みのまもり: 34 』
『 かしこさ:255 』
『 うんのよさ: 88 』
『 さいだいHP: 87 』
『 さいだいMP:200 』
『 こうげき力: 8 』
『 しゅび力: 42 』
『 EX: 5820 』
『 G:300008700 』
『 スキル:リフリジュレーター』
『 のろい:永遠の少女 』
『 まほう:火 』
まぁ、いろいろツッコミどころ満載だが、まず注目したいところはこれしかない。
財力がすげえ、金持ちすぎるだろ! 三億もあるじゃないか……いいなぁ……宝くじにでも当たったのだろうか? なんで可憐な美少女のくせにこんな大金を持っているのだ。
いやいや、冷静に推理しろ。この金は……盗んだな……!
しかしいったいどこに金貨を隠しているのか?
その謎を解く鍵はおそらくこのスキルだろう。
「スキルは『リフリジュレーター』か。つまり冷蔵庫……」
そんなものが異世界にあるのだろうか。
部屋の中を窓からのぞく限り冷蔵庫は見当たらない。そもそも窓からでは部屋全体が見えないから調査には限界がある。まさか電気のないこの村に冷蔵庫があるわけないと思うが、魔法を動力にすることも考えられる。念のため確認しておくべきだろう。
ネクタイをゆるめて素早く外した俺は、ツカツカと歩いて玄関にまわりこんだ。
そしてコンコンと扉を叩く。どうせ鍵もかけてないだろうが、油断させるためだ。
「こんにちは~お届け物で~す」
「は~い」
そんな荷物あるわけないだろう。
こんな古典的な罠にハマって、は~い、などと返事をするところ、この少女は完全に日本人であることは確定である。扉の向こうから、ルンルンなんて鼻歌まで聞こえてくる。まるで男の帰りを待つ女かよ。もしかしたら、本当は少女ですらないのかもしれない。
ガチャ! と扉が開いた。少女は満面の笑顔でお出迎えしてくれた。
「おりゃ」
「きゃっ! な、な、なんだ貴様はっ?」
扉が開いた瞬間、俺は秒で少女を押し倒すと、両手を後ろにまわしてネクタイで緊縛した。
「暴れるな、大人しくしろ……」
「うわぁぁぁぁぁ! やめろぉぉぉぉ!」
少女をお姫様抱っこした俺は、部屋の中に上がり込んだ。
もちろん靴を脱ぐことを忘れない。習慣とは恐ろしいもので、ここが異世界だろうと関係ない。心はいつまでも日本人のままなのだ。
少女を床に下ろしてやると、猛烈な勢いで暴れ出した。
少女はワンピースにエプロンを重ねるという、可愛らしいメイド風のおしゃれな格好をしていた。
改めて見ると、少女は可憐で美しかった。
透き通る白い肌に漆黒の瞳、流れる黒髪からはなんとも言えない甘い香りがする。整った顔立ちは、まるでお姫様のようだ。しかしあまりにもジタバタ動くものだから、淫らにスカートがはだけ、華奢な足がチラチラと見えてしまう。
「なにをする? 貴様いったい何者だ?」
「俺は探偵だ」
「はぁ? たんてい?」
「先日、この村の倉庫にあった金貨が盗まれる、という事件が発生した。その調査を依頼された俺は君にたどり着き、犯人だと確信した。よって捕らえる。以上だ」
「はぁ? 金貨? 何を言ってるんだ貴様? この部屋をみろ! 金貨なんてない」
そう断言した少女は俺のことをキツく睨みつけながら、必死になって身をよじってもがく。どうにか後ろに回されている緊縛された手を解こうとしているようだが、それは無駄なことだ。捕縛術を習っている俺の技術は、緊縛師になれるほどだからな。
「ところで、リンちゃんはどこだ?」
「リンちゃん? 誰だそれは?」
「……猫のことだ」
「貴様……あの猫のことをリンちゃんと呼んでいるのか?」
「ああ、わるいか?」
「いや……よき……かわいい♡」
「だろう? めっちゃ可愛いだろう……リンちゃんはどこだ?」
「……」
少女は、顎をグイッとあげて棚の上を示した。
そこには、異世界にはまったくもって似つかわしくない世界観のものがあった。
「おい……これって猫のぬいぐるみ? だよな?」
「御名答」
「ん? これってリラネコか!」
「きゃははははは」
少女はいきなり笑いだした。
その目つきはまるで悪魔のようで、キリッと俺を見据えてた。開いた口からは八重歯が光っている。
「貴様……もしかして日本人か?」
「それはこっちのセリフだぞ……あかねちゃん」
「な……なんでわたしの名前を知っている!? しかも下の名前を」
「ふふふ、俺は神だ」
「嘘をつけ」
「……」
少女と俺との空間に火花がスパークして飛び散った。
そのとたん、部屋の角から、もくもくと煙が上がった。
俺と少女は、はっとして目を移した。
ポワン! 弾ける音が響くと、そこには人間の姿となったリンちゃんが立っていた。
「ぎゃーーーーーーーー!」
少女はひっくり返って叫んだ。
と同時にまるで芋虫のように玄関のほうにはいつくばって逃げていく。
緊縛された状態でこの部屋から脱走しようとでも言うのか? 無駄なことを。
「ね、ね、猫が人間に……わぁぁぁぁっぁ!」
少女が俺の足下で転がりまくっている。
うわぁ、まじか……スカートがめくれ上がってしまってパンツが丸見えじゃないか。
まったく見てられない。俺はジャケットを脱ぐと、ファサッと少女の足にかけてやった。
「えっ……貴様……以外と、優しいんだな……」
「罪を憎んで人を憎まずだ。君のためじゃない」
「……でもありがとう」
感謝するくらいなら、人の金貨を盗むんじゃない、と叱ってやろうかと思ったがやめておいた。
だって泣いちゃいそうなんだもん。
「ふぁぁぁぁ……あれ? 御主人様ぁ、おはようございます」
「おはよう、寝てたのか?」
「ふぁああい。ああ、よく寝たぁ」
リンちゃんはあくびをしながら、そう答えた。
ガチで寝ていたようだ。やっと眠りから目覚めたようで、ここはどこだ? ときょろきょろとあたりを見回す。
すると、すぐにリンちゃんは目を丸くして驚いた。その瞳には後ろ手に回された緊縛少女が映っている。
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