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第一章 異世界の村 毒の森 盗まれた三億の金貨
10 ステータスオープンで謎を解く
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「にほんじん……」
「ああ、俺と同じ人種だ。今からそいつが盗んだという証拠をみつけにいく」
ゴローさんは首を傾けながら後頭部をかいた。
その首には縄のネックレスがついており、先端には鍵がくくりつけてある。この金庫の鍵だ。失くしたくない、という気持ちもわからなくもないが、そんなところに鍵をぶら下げていては、私が金庫番ですよ、と言っているようなものだ。
おそらく、ゴローさんという人間はバカ正直な性格なのだろう。だから村のリーダーという人望のある役職に着任しているというわけだ。
それにしても、ゴローさんは常に笑っている。金貨が盗難されてもなんのその。純粋な心をもっているのだろう。いや、単なるアル中の症状なのかもしれないが。
俺は腕を組むと右手の指を顎にあて、推理をはじめた。
このスタイルが一番集中できる。過去に起きた物事を振り返ってみるには、頭の記憶を整理しなくてはならない。
さて……この村にたどり着いて強烈な印象を残したのは、なんといっても日本のB級グルメがどっさりあったことだろう。そして猫のことを神だと崇めたてまつる村人の信仰心は、ある意味でマインドコントロールされていると言っても過言ではない。
ここからは仮説だが、おそらく金貨を盗んだ犯人は、この村もろとも懐柔した。
つまり簡単に言うと、村人たちの胃袋をつかんだのだ。
そして村長であるゴローにビールを浴びるほど飲ませアルコール中毒にし、短時間でも行動不能となる時間を作り出すことに成功した。
犯行は夜だろう。
泥酔したゴローの枕元に近づき、ネックレスの鍵を奪い、その足で金庫を解錠し、中にある金貨を盗んだ。そして、鍵をゴローの首に戻せば完全犯罪が成立する。
しかし……。
どうやって重量のある金貨を運んだのだろうか?
さらに、どうやって日本の食材を異世界に持ってこられたのだろうか?
この二つの謎に焦点を絞って調査をはじめていくとしよう。
「まぁゆっくりやってくれよ。また何かわかったら教えてくれ」
「ああ、わかった」
ゴローと別れた俺は清々しさを感じた。
心地良い風が吹いている。ここ異世界の季節はおそらく初夏なのだろうか。暑さのなかに瑞々しく飽和した水っぽさが木々を青く染めている。異世界にも雨が降るのだろう。その雨上がりの空には虹だってかかるはずだ。見てみたいな。
空を仰いだ俺は、異世界でも探偵じみたことをやっていると思った。
皮肉なことだが、事件がなくては俺は活躍できない。
つまり俺が活躍しない世の中というのは平和だということだ。やっぱり、どう考えてもそのほうがいい。
しかしこの異世界でも探偵として活躍できるとは思ってもみなかった。
しかも俺のスキル『サーチ』をつかって、目星のついた容疑者をのぞけば、事件はまたたくまに解決できることだろう。
気がつくと俺は笑っていた。腹の底から笑いが込み上げてきた。
「あははは! これなら簡単に事件を解決できるぜっ」
歩きながら高笑いする俺だったが、村の中央の焚き火に着いた瞬間、それは大きな間違いだと気づいた。
「リンちゃーん? リンちゃーん?」
嘘だろ……。
テーブルの上で、ご飯を食べていたはずのリンちゃんがいない。
「どこにいった……?」
首をふってリンちゃんを探すが、まったく見当たらない。
村人たちの食事も終わりになったようで、みんなそれぞれ片付けをしている。
「しまった……俺はまたやってしまった!」
あれほど大切な人を失う怖さを知っていたはずなのに油断した。
人間というのは本当に忘れやすい生き物で、しかも同じ過ちを何度も繰り返す。
「すいません! うちの猫……いや、ニャンガミ様を知りませんか?」
話しかけた女性は食器を片付ける手を止めると、目を上に移しつつ口を開いた。
「ニャンガミ様なら子どもたちが抱っこして連れていったわよ」
「どこに行ったのかわかりますか?」
「ええと……遊具があるほうじゃないかしら?」
「遊具?」
「村のはずれに子どもたちが遊べる場所があるの、きっとそこね」
「ありがとうございます」
ペコっと頭を下げてお礼をした俺は、急いで村の隅々まで探索した。
村の規模はたいしたことなく、すぐに遊具がある場所を発見することができた。
しかしリンちゃんの姿はなかった。
いくら辺りを見回しても、子どもたちが、木に吊るされたロープを登ったり、ブランコしたりする光景だけだった。
みんなとても楽しそうに遊んでいる。とても大人の俺が調査のために子どもたちに話しかけるなんて、ナンセンスなことにように思えた。しかし、今はそうも言ってられない。俺は勇気を出し、子どもたちに話しかけた。
「ねぇ、子どもたち!」
「ん? なにおじさん?」
一人の少年がこちらに反応して首を向けてくれた。
それにしても、やっぱり俺はおじさんに見えるのか……もうそろそろ慣れよう。
「ニャンガミ様を探してる。どこにいるか知らないかな?」
「しらねぇよ」
「ぐ……マジか……」
少年は走って行ってしまった。
この調査は、もしかしたらめちゃくちゃ大変かもしれない。
そうだ……少年を『サーチ』してみよう。俺はひとつ閃いた。
四角をつくった指先で少年をおさめると、キュインという音が跳ね、少年のステータスがオープンした。
『 パウロ こども せいべつ:おとこ 』
『 レベル:1 ねんれい:6 』
『 ちから: 3 』
『 すばやさ: 10 』
『 みのまもり: 6 』
『 かしこさ: 4 』
『 うんのよさ: 50 』
『 さいだいHP: 16 』
『 さいだいMP: 0 』
『 こうげき力: 3 』
『 しゅび力: 5 』
おいおい、うんのよさが俺よりあるじゃないか……負けた。
しかし一番欲しい情報はそれではない。名前を呼びたいのだ。
「パウロくーん!」
少年が俺の大きな声に反応して足をとめた。
そりゃそうだろう、子ども時代は名前を呼んでもらうことが一番嬉しいからな。
パウロくんはまるで花が咲いたように笑顔になっていた。踵を返してこちらに駆け寄ってくる。
「ねえおじさん! なんで僕の名前を知ってるんだよ!」
「ふふふ、少年だけではない。俺はみんなの名前を知っている」
「ええ!? マジかよすげー! おーいみんなこっちこいよ!」
なになに、と言った顔を並べた子どもたちが集まってきた。
指先で四角をつくった俺は、腕を下ろし、子どもたちの顔の位置に焦点をあわせ、そこから体を一回転させた。
キュイン、キュイン、キュイン! 連続で子どもたちを『サーチ』した。
子どもたちは、なにやってんだこのおっさん? という目で俺を見ている。
驚くがいい。君たちのステータスは丸見えだ。
子どもたちに指を差した俺は、一人一人の名前を上げていく。
「君はメルちゃん、それから君はテリーくんで、隣の君はサマンサちゃん、そしてそっちにいる君はピッコくん」
キョトンとする子どもたち。だったが、次の瞬間には歓喜の声を上げていた。
「すっげーーー! なんで知ってるんだよ!」とテリーくん。
「パパとママに聞いたの?」とメルちゃん。
「ふふふ、俺にはわかるんだよ」と自慢する俺はなんて大人げないのだろう。
するとピッコくんが街道にいる女性を指差して言った。
「おじさん! じゃあ、あそこにいるうちのママの名前を言ってみてよ」
「たやすいことだ」
キタコレ……はいはい、絶対そうくると思いましたよ。キュイン!
「イザベルさーん」
俺は手をふってピッコくんのママであるイザベルさんに声をかけた。俺の声はとても大きな声だったので、イザベルさんはびっくりしてこちらを見ていた。
「どうだピッコくん? 君のママはイザベルだろ?」
「すっげーーーー!」とピッコくん。
「きゃは、ピッコくんのママの顔みてよ! あかくなってるよ」とサマンサちゃん。
言われてみればそうだった。
イザベルさんは頬を赤く染めて俺のほうを見つめていた。
すると右手を軽くふってくるではないか……これは恋のはじまりか、と言わんばかりのニヤついた顔までしている。おいおい、イザベルさん、子どもたちの前で女をだすのはやめなさい。
さて……お遊びはこれくらいにして、本題にはいろうか。
「なぁ、みんな、ニャンガミ様がどこにいるか知らないか?」
子どもたちはいっせいに同じ建物を指さした。
「スカーレットちゃんが連れてったよ」とメルちゃんが教えてくれた。
「どうもありがとう」
俺が礼を言った去りぎわに、テリーくんが「なんでみんなの名前がわかるんだ?」と尋ねてきた。
「探偵だからさ」
と俺は答えた。
子どもたちは、キラキラとした羨望の眼差しで俺を見つめていた。
「ああ、俺と同じ人種だ。今からそいつが盗んだという証拠をみつけにいく」
ゴローさんは首を傾けながら後頭部をかいた。
その首には縄のネックレスがついており、先端には鍵がくくりつけてある。この金庫の鍵だ。失くしたくない、という気持ちもわからなくもないが、そんなところに鍵をぶら下げていては、私が金庫番ですよ、と言っているようなものだ。
おそらく、ゴローさんという人間はバカ正直な性格なのだろう。だから村のリーダーという人望のある役職に着任しているというわけだ。
それにしても、ゴローさんは常に笑っている。金貨が盗難されてもなんのその。純粋な心をもっているのだろう。いや、単なるアル中の症状なのかもしれないが。
俺は腕を組むと右手の指を顎にあて、推理をはじめた。
このスタイルが一番集中できる。過去に起きた物事を振り返ってみるには、頭の記憶を整理しなくてはならない。
さて……この村にたどり着いて強烈な印象を残したのは、なんといっても日本のB級グルメがどっさりあったことだろう。そして猫のことを神だと崇めたてまつる村人の信仰心は、ある意味でマインドコントロールされていると言っても過言ではない。
ここからは仮説だが、おそらく金貨を盗んだ犯人は、この村もろとも懐柔した。
つまり簡単に言うと、村人たちの胃袋をつかんだのだ。
そして村長であるゴローにビールを浴びるほど飲ませアルコール中毒にし、短時間でも行動不能となる時間を作り出すことに成功した。
犯行は夜だろう。
泥酔したゴローの枕元に近づき、ネックレスの鍵を奪い、その足で金庫を解錠し、中にある金貨を盗んだ。そして、鍵をゴローの首に戻せば完全犯罪が成立する。
しかし……。
どうやって重量のある金貨を運んだのだろうか?
さらに、どうやって日本の食材を異世界に持ってこられたのだろうか?
この二つの謎に焦点を絞って調査をはじめていくとしよう。
「まぁゆっくりやってくれよ。また何かわかったら教えてくれ」
「ああ、わかった」
ゴローと別れた俺は清々しさを感じた。
心地良い風が吹いている。ここ異世界の季節はおそらく初夏なのだろうか。暑さのなかに瑞々しく飽和した水っぽさが木々を青く染めている。異世界にも雨が降るのだろう。その雨上がりの空には虹だってかかるはずだ。見てみたいな。
空を仰いだ俺は、異世界でも探偵じみたことをやっていると思った。
皮肉なことだが、事件がなくては俺は活躍できない。
つまり俺が活躍しない世の中というのは平和だということだ。やっぱり、どう考えてもそのほうがいい。
しかしこの異世界でも探偵として活躍できるとは思ってもみなかった。
しかも俺のスキル『サーチ』をつかって、目星のついた容疑者をのぞけば、事件はまたたくまに解決できることだろう。
気がつくと俺は笑っていた。腹の底から笑いが込み上げてきた。
「あははは! これなら簡単に事件を解決できるぜっ」
歩きながら高笑いする俺だったが、村の中央の焚き火に着いた瞬間、それは大きな間違いだと気づいた。
「リンちゃーん? リンちゃーん?」
嘘だろ……。
テーブルの上で、ご飯を食べていたはずのリンちゃんがいない。
「どこにいった……?」
首をふってリンちゃんを探すが、まったく見当たらない。
村人たちの食事も終わりになったようで、みんなそれぞれ片付けをしている。
「しまった……俺はまたやってしまった!」
あれほど大切な人を失う怖さを知っていたはずなのに油断した。
人間というのは本当に忘れやすい生き物で、しかも同じ過ちを何度も繰り返す。
「すいません! うちの猫……いや、ニャンガミ様を知りませんか?」
話しかけた女性は食器を片付ける手を止めると、目を上に移しつつ口を開いた。
「ニャンガミ様なら子どもたちが抱っこして連れていったわよ」
「どこに行ったのかわかりますか?」
「ええと……遊具があるほうじゃないかしら?」
「遊具?」
「村のはずれに子どもたちが遊べる場所があるの、きっとそこね」
「ありがとうございます」
ペコっと頭を下げてお礼をした俺は、急いで村の隅々まで探索した。
村の規模はたいしたことなく、すぐに遊具がある場所を発見することができた。
しかしリンちゃんの姿はなかった。
いくら辺りを見回しても、子どもたちが、木に吊るされたロープを登ったり、ブランコしたりする光景だけだった。
みんなとても楽しそうに遊んでいる。とても大人の俺が調査のために子どもたちに話しかけるなんて、ナンセンスなことにように思えた。しかし、今はそうも言ってられない。俺は勇気を出し、子どもたちに話しかけた。
「ねぇ、子どもたち!」
「ん? なにおじさん?」
一人の少年がこちらに反応して首を向けてくれた。
それにしても、やっぱり俺はおじさんに見えるのか……もうそろそろ慣れよう。
「ニャンガミ様を探してる。どこにいるか知らないかな?」
「しらねぇよ」
「ぐ……マジか……」
少年は走って行ってしまった。
この調査は、もしかしたらめちゃくちゃ大変かもしれない。
そうだ……少年を『サーチ』してみよう。俺はひとつ閃いた。
四角をつくった指先で少年をおさめると、キュインという音が跳ね、少年のステータスがオープンした。
『 パウロ こども せいべつ:おとこ 』
『 レベル:1 ねんれい:6 』
『 ちから: 3 』
『 すばやさ: 10 』
『 みのまもり: 6 』
『 かしこさ: 4 』
『 うんのよさ: 50 』
『 さいだいHP: 16 』
『 さいだいMP: 0 』
『 こうげき力: 3 』
『 しゅび力: 5 』
おいおい、うんのよさが俺よりあるじゃないか……負けた。
しかし一番欲しい情報はそれではない。名前を呼びたいのだ。
「パウロくーん!」
少年が俺の大きな声に反応して足をとめた。
そりゃそうだろう、子ども時代は名前を呼んでもらうことが一番嬉しいからな。
パウロくんはまるで花が咲いたように笑顔になっていた。踵を返してこちらに駆け寄ってくる。
「ねえおじさん! なんで僕の名前を知ってるんだよ!」
「ふふふ、少年だけではない。俺はみんなの名前を知っている」
「ええ!? マジかよすげー! おーいみんなこっちこいよ!」
なになに、と言った顔を並べた子どもたちが集まってきた。
指先で四角をつくった俺は、腕を下ろし、子どもたちの顔の位置に焦点をあわせ、そこから体を一回転させた。
キュイン、キュイン、キュイン! 連続で子どもたちを『サーチ』した。
子どもたちは、なにやってんだこのおっさん? という目で俺を見ている。
驚くがいい。君たちのステータスは丸見えだ。
子どもたちに指を差した俺は、一人一人の名前を上げていく。
「君はメルちゃん、それから君はテリーくんで、隣の君はサマンサちゃん、そしてそっちにいる君はピッコくん」
キョトンとする子どもたち。だったが、次の瞬間には歓喜の声を上げていた。
「すっげーーー! なんで知ってるんだよ!」とテリーくん。
「パパとママに聞いたの?」とメルちゃん。
「ふふふ、俺にはわかるんだよ」と自慢する俺はなんて大人げないのだろう。
するとピッコくんが街道にいる女性を指差して言った。
「おじさん! じゃあ、あそこにいるうちのママの名前を言ってみてよ」
「たやすいことだ」
キタコレ……はいはい、絶対そうくると思いましたよ。キュイン!
「イザベルさーん」
俺は手をふってピッコくんのママであるイザベルさんに声をかけた。俺の声はとても大きな声だったので、イザベルさんはびっくりしてこちらを見ていた。
「どうだピッコくん? 君のママはイザベルだろ?」
「すっげーーーー!」とピッコくん。
「きゃは、ピッコくんのママの顔みてよ! あかくなってるよ」とサマンサちゃん。
言われてみればそうだった。
イザベルさんは頬を赤く染めて俺のほうを見つめていた。
すると右手を軽くふってくるではないか……これは恋のはじまりか、と言わんばかりのニヤついた顔までしている。おいおい、イザベルさん、子どもたちの前で女をだすのはやめなさい。
さて……お遊びはこれくらいにして、本題にはいろうか。
「なぁ、みんな、ニャンガミ様がどこにいるか知らないか?」
子どもたちはいっせいに同じ建物を指さした。
「スカーレットちゃんが連れてったよ」とメルちゃんが教えてくれた。
「どうもありがとう」
俺が礼を言った去りぎわに、テリーくんが「なんでみんなの名前がわかるんだ?」と尋ねてきた。
「探偵だからさ」
と俺は答えた。
子どもたちは、キラキラとした羨望の眼差しで俺を見つめていた。
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