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  しっとりとしたジャズの流れのなかに、荒い呼吸が響く。
  
  ソファに座っている私は、ディーンにおっぱいを舐められていた。
  
  男と女が乱れるこの絵図の何とも言えない淫乱さがシュールで……エロくて……。
  
  つかんでしまった。
  
  私はディーンの頭をガシッとつかんでしまった。
  
  枯れていたはずの女の部分がもう潤いだしている。
  
  私は誰のものでもなく、欲情するただの女になっていた。
  
「あんっ、あんっ……」

  乳首は舐められるとがって、私はかってに声がでる。
  
  まるでそういう機械みたいだなあ。
  
  すると、ディーンは、ちゅぱんっと乳首を解放した。
  
  なぜ彼はここでそんなにさわやかな笑顔になれるのだろう。
  
  ディーンはニコッと笑った。
  
  そんな笑顔を見せられたら、私だって笑顔になってしまうではないか……なんともずるい笑顔だ。
  
「ああ、美味しい……最高です」

  ディーンはよだれをふき取る仕草をして言った。

  私は気持ちよくなりすぎて、目がとろーんとしてきた。
  
  だから、ディーンの言っていることがよくわからなったし、もう、ディーンの言うことしかきけなかった。
  
「ブラウス脱いで」
「えっ……」
「自分で脱いでください」

  私はもういいやっと思って勢いよくブラウスを脱いだ。
  
  ぬぎっ!
  
「で、でか……こんなおっぱいしてたんですね」
「い、いやん、あんまり見ないで……」
「綺麗です」

  ディーンもシャツを脱いだ。
  
「す、すごい腹筋ね……それに、すごい胸板……」
「舐めますか?」
「ね、ねえ、それ、言わなきゃダメ?」
「じゃあ、もう俺におまかせってことでいいですか?」

  私がコクっとうなずくと、ディーンは胸板を私の顔に近づけた。
  
  ディーンのスタイルはめちゃくちゃカッコよかった。
  
  まさに舐め回したくなるレベルの筋肉美だった。
  
  私は夢中でディーンを舐めた。
  
  乳首、首筋、やがて顔の方にいって……
  
  目と目が合うと、キスをした。
  
  チュッと軽いものから、だんだん温(ぬく)まって深くなり、ついにぐちゃぐちゃと音を立てはじめた。
  
  口の中が甘くとろけた。ついでに頭もイカれてきた。
  
  ディーンは立ち上がるとスラックスのベルトを外した。
  
  私はソファに座りながら、まじまじとディーンの股間を見つめた。
  
  パンツの先がもっこりしていて張り裂けそうだった。
  
  ガチガチに勃起していた。
  
  いや~ん、私に欲情してこんなになっちゃって……嬉しかった。
  
  女としての需要があると認められた気がした。
  
  ちゃんと若いイケメンでも勃起させることができる!
  
  女としてまだまだいける!
  
  私は最高の気分になって狂喜(きょうき)する。
  
  勃起したちんぽを見て満面の笑みを浮かべてしまった。
  
  なんて変態なんだ私は……。
  
  すると、ディーンが私の手を取ってどこかに誘導してくる。
  
  あ、そういうことね……と察した私はディーンのパンツを脱がしてあげた。

「あ……おっきい……」

  私は上目遣いのまま、ちんぽに自分の顔を肉薄させた。
  
「ん、んん……」

  しゃぶりまくった。
  
  ジュル、ジュル、ズボッ、ズボッと卑猥な音が唇からこぼれた。
  
  私は貪(むさぼ)るようにひたすらちんぽを咥(くわ)えて顔を上下に動かした。
  
  今までそんなことやったことなかった。
  
  おかずで見ていたAVを真似してみたのだ。
  
「うわぁ、エロいですね、旦那さんにもするんですか?」
  
  私はちゅぱんっとちんぽを口から抜いてシコった。
  
「しないわよ……こんなことしたら、たぶんすぐ発射しちゃうもん」
「あはは、そうなんだ」
「うん、フェラしてあげても、すぐいれようとしてくる」
「じゃあ、いれてもすぐ逝くの?」
「そうね、自分さえ気持ちよければいいんじゃない」

  旦那とのエッチを振り返ってみると、前戯もなく、フェラしていれて精子をお腹に出して終了の連続だった。そのパターンしかない。
  
  私も経験人数2人だからそれが当たり前だと思っていたら、スマホでAVをみたらぜんぜんエッチの内容が違ってびっくりした。
  
  私は旦那とのエッチで逝ったことなんてなかった。
  
  正直に言うと、私が気持ちよくなるなら自分でお気に入りの動画みながらオナってた方が数倍気持ちよかった。
  
  だけど、だけど……ディーンのちんぽをしゃぶっていると……なに、この感覚は?
  
  自分でオナってるより数百倍気持ちいいんですけど~!
  
  ちんぽをしゃぶっているだけで頭がぽわぽわ気持ちよくなるなんて知らなかった。
  
  それもそうか……私は旦那の小さいちんぽしかしゃぶったことないからわからなかったのだ。
  
「フェラ、めっちゃうまいですね」
「んぐ、んぐ、んっぐ……そう?」
「はい、嫌いじゃないんですね、フェラ、むしろ好きなんじゃないですか?」

  そんなこと考えたこともなかった。
  
  けど、ディーンの太くて硬い反り返ったちんぽをしゃぶっていると……もう何も考えられないほど夢中になってしまう。
  
  私はただの淫乱な雌犬(めすいぬ)のように、ちんぽを咥えることしかできなかった。
  
  もっとちんぽを喉奥にぶち込んだらどうなるのかなあ……。
  
  私がそんな卑猥なことを考えていると、ディーンは私の髪の毛をつかんだ。
  
  そして、器用な手つきでポニーテールにまとめると、グイッとちんぽを私の喉奥にぶち込んできた。
  
  うわぁ!  いやん、なにこれ!  死ぬうううう!
  
  ディーンは悶える私を見計らってちんぽをズボッと抜いた。
  
「うぉえ、はあ、はあ、はあ……」
「大丈夫ですか?」
「え、ええ、大丈夫……」

  死ぬかと思った。死ぬかと思ったけど……めっちゃ気持ちよかった。
  
  もう一回やって欲しくなった。
  
  また私はちんぽにしゃぶりつく。
  
  ぐっぽ、ぐっぽと卑猥な音が口の中から漏れだす。
  
  私は自分からディーンの手をうばって頭に持ってこさせる。
  
  やれ!  私を犯せ!
  
  ディーンはエスパーかと思うくらい私のして欲しいことをしてくれた。
  
  私に頭を鷲掴みにすると、腰を動かして私の口の中いっぱいにちんぽを突っ込んでストロークしてくる。
  
「んがっ、うごぉ、ごぼっ」

  そして、最後に思いっきり喉奥にちんぽをぐいぐい入れてきた。
  
  私はディーンの太ももをパンパン叩いて、もう無理ってアピールした。
  
  やっとちんぽが口から抜けると、だらだらとよだれが床に落ちた。

  すると、ディーンは私のスカートの腰ベルトを外してきた。
  
  私は腰を浮かしてスカートが脱がしてもらいやすいようにした。
  
  ほんと健気な私……。
  
  スカートはするっとぬけ落ちた。
  
  この時は足の処理をしておけばよかった、と思った。
  
  やっぱり女として終わっている。
  
  しかも、下着の上下があっていなかった。
  
  黒のパンツに紺色のブラだった。
  
  ラブホにくるなんて夢にも思ってなかったんだから許して欲しかった。
  
  しかし、ディーンはそんなこと気にしていないようで、私をすぐに抱き寄せた。
  
  なにをするかと思ったら、ディーンはいきなり私をお姫様抱っこしてくれた。 
  
「ちょっ!  重いよぉ」
「大丈夫だよ」

  ディーンは本当に軽々と私を持ち上げた。
  
  鍛えられた腕に包まれている私は夢のようなお姫様気分になっていた。
  
  そのまま、ディーンは歩いてベットに私を降ろした。
  
  私はベッドの柔らかさに吸い込まれるように寝そべった。
  
  そして、仰向けになり、天井からの照明がちょっと明るいなあと思っていると、急に部屋が落ち着いた暖色の間接照明だけになった。
  
  ディーンが照明を調整してくれたのだ。本当に気がきく人だった。
  
  その後はひたすら、ディーンに私のことはおまかせしてみることにした。
  
  期待しかなかった。驚くほど罪悪感がまったくなかった。
  
  セックスで逝けるかもしれない!
  
  私の頭の中は欲望で埋めつくされていた。
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