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第二章 宇宙はドーナツかもしれないことを知る
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あかねちゃんはスマホの電源を落とすと、ふんわりフェミニンな色合いのハンドバッグにしまう。女子中学生にしては、随分と大人っぽい鞄だな。
本当に十四歳なのかな?
見た目は美少女、頭脳は大人なんじゃないのか?
真実は一つ、とか突然言ってきたらどうしようかなと思っていると、あかねちゃんは席を立つ。髪をかきわけながら、「トイレ」と一言だけつぶやくと、店内の隅に消えていく。その流れる双眸は、黒い光りを宿して見えた。
一人になり、とりあえず落ち着こうと思い、腕を組んでじっくりとこれまでの情報を元に推理してみることにする。
真里は、どうやら佐野という家にいるらしい。
いや、そんな穏やかなものではないか。
録音の内容と写真の健康状態からすると、おそらく拉致されて監禁された後に平和に暮らしいることが推測されるが、実際に真里を見てみないことには、なんとも言えない。とりあえず、謎の録音と過去との時系列を重ねてみることにしよう。俺は頭のなかで、ロジックを組んでみた。
十年前、真里が行方不明になったのは、高校二年の夏休みのことだ。そこから、あかねちゃんの情報を加えていくと、真里は俺の家で遊んだあとの帰り道で、軽自動車との事故に巻き込まれた。
そして、その相手の男に襲われた。テープで肢体を緊縛。さらに目も口も塞がれ、最終的には車に拉致られて監禁された。
だが、不思議なことに、真里はそのまま健康的に暮らしていたと推測される。大人に成長した真里の画像が、その証拠だ。しかも、綺麗な貴妃服まで着せられている。まるでお姫様のような扱いをうけているような、そんな印象がある。
さらに、有益な情報があった。
なんと、監禁場所の外から、ピアノの音が聞こえてきたという証言だ。その曲はショパンのエチュード、つまり別れの曲が聞こえてきたらしい。そして、音源はどうやら、どこかの学校らしい。だが、どうやってその学校を特定しようか悩むところだ。その学校がわかれば監禁場所の特定にもつながる。
それにしても、あかねちゃんの情報源は、どれも信ぴょう性に欠ける。
だが、不思議なことに辻褄だけはあっている。悪戯の情報にしては出来過ぎている。それに、あかねちゃんが俺を騙すメリットが、まったく見当たらない。唯一挙げられるとすれば、まぁ、俺は背の高い爽やかイケメンの二十六歳ってことぐらいか。少女がちょっと背伸びして、俺の気を引きたくなる気持ちもわからなくもないが、ここまでするとは到底思えない。
したがって、情報が真実かもしれないという前提で話しを進めたとすると、一番気になることがある。
情報源を明かせない理由が、世界が消える、という言い訳についてだ。
全然意味がわからない。
ラノベの小説に影響を受けて、どうやら鵜呑みにしているのだろうが、大人の俺には通用しないぞ、あかねちゃん。
まあ、いずれにしても、真里が見つかるかもしれない。そんなありえない希望の光が、まるで天界から降りてきた蜘蛛の糸のように、俺の目の前でキラキラと揺れている。そして、俺はこの糸を掴もうとしている。胸のなかは、喜びに舞ってしまう。
こんな日が来るなんて、想像もしていなかった。
なぜなら残念なことに、実は真里が見つかるという希望の光りは、大学卒業してすぐに儚くも消えていた。
ちょうどその頃、先輩の探偵事務所で修行をしていたのだが、世のなかには真里の失踪だけじゃなく、あらゆる残酷な現状があふれていることを知った。例を挙げると、誘拐された少女が風俗店で性奴隷のように働いていたり、DVやストーカー被害を受ける女性たちが殺されかけていた。それが現実。ハードな社会で、人間はとても儚く弱い生き物なのでそれだけに美しいと確信した。この世の地獄を生で見てしまうと、生死感が変化する。人間とは何か、優しさとは、暴力とは、女とは、男とは何か、この星の空にのびる螺旋起動を描く遺伝子が笑って見えた。
そうすると、それらを調査し、解決していく過程で、いつまでも真里のことを引きずっていることが、とても虚しいものに変化していった。まぁ、実のところ、泳ぎ疲れたのかもしれない。
さらに、家族や友達からは、いい加減に彼女を作れ、と怒られることもあった。モラトリアムの崩壊とともに、真里という恋人が心のなかから消えていく、そんな感覚があった。
それでも、きっと彼女はこの星にいる、と、どこかで望んでいることもある。その形が、人間のままじゃないとしても。朽ち果て、土となって植物の栄養となり、または塵となって風にのり、海の藻屑となっていたとしても、真里はこの星のどこかにいる、目には見えないけどな。ああ、まともな考えじゃないことは、わかっている。
そして今でも、密かに真里のことを調査している。
自分への罪滅ぼしでもあるし、ずっと真里が好きなんだ。
その気持ちだけは絶対に捨てることができない。だからせめて、真里の遺体だけでも見つけてやりたい。それが本音だ。
真里がいなくなった原因は、事件性が高いことは十分承知している。真里は何らかに事件に巻き込まれたあと、海や山などに遺棄されている可能性もあると踏んでいた。いや、いやいや、覚悟していたと言ったほうが適切か。そのような空想をすると泣けてくるが、それが現実だ。
人はいずれ死ぬ。
その倫理だけはみんな平等にある。貧乏人も金持ちも、子どもも大人も、女も男も、死だけはフェアだ。みんな必ず訪れる。この星だって例外ではない。いずれ太陽とキスして火滅する。そういう運命なのだ。それが早いか、遅いかだけの話だ。
だから、だから俺は……。
どうせ死ぬなら……やるだけやって死にたい!
欲を言えば、好きな人に抱かれて死にたい。
好きな人を見つけに行くんだ。イケナイことはないだろう。
それを咎めようとするやつがいたって知ったことか。
俺は真里を探しにいく。
その情報が、イカれた美少女から出たものだとしても構わない。
夏の魔物に騙されたつもりで、踊り狂ってやる。
やめたやめた。
もう、あかねちゃんに気を使うのはやめた。
あかねちゃんが何者なのか? ということも、この際どうでもいいから。詮索しない。知らないフリをする。世界が消える、そんなことを言われてもピンとこない。真里が見つからないなら、別にこんな世界、消えたってかまわない。とっくの昔に、この星に絶望していたじゃないか、俺は。
となれば……やることは決まったな。
よし! 今日はあかねちゃんと探偵ごっこをする。
明日で真里が失踪して十年になる、ちょうどいい節目だ。あかねちゃんと探偵ごっこをして、真里失踪事件の調査を打ち切ろう。そろそろ前に進まないと、ダメなことはわかっていた。
気を取り直し、コーヒーカップを持ち上げて口をつける。
相変わらずドーナツ屋の店内は、わいわい騒ぐ女の子たちであふれている。彼女たちを見ていると、なぜかわからないが元気をもらえるから不思議だな。冷めたブラックの苦味さえも平気になった。もう俺は大人になったわけだ。
本当に十四歳なのかな?
見た目は美少女、頭脳は大人なんじゃないのか?
真実は一つ、とか突然言ってきたらどうしようかなと思っていると、あかねちゃんは席を立つ。髪をかきわけながら、「トイレ」と一言だけつぶやくと、店内の隅に消えていく。その流れる双眸は、黒い光りを宿して見えた。
一人になり、とりあえず落ち着こうと思い、腕を組んでじっくりとこれまでの情報を元に推理してみることにする。
真里は、どうやら佐野という家にいるらしい。
いや、そんな穏やかなものではないか。
録音の内容と写真の健康状態からすると、おそらく拉致されて監禁された後に平和に暮らしいることが推測されるが、実際に真里を見てみないことには、なんとも言えない。とりあえず、謎の録音と過去との時系列を重ねてみることにしよう。俺は頭のなかで、ロジックを組んでみた。
十年前、真里が行方不明になったのは、高校二年の夏休みのことだ。そこから、あかねちゃんの情報を加えていくと、真里は俺の家で遊んだあとの帰り道で、軽自動車との事故に巻き込まれた。
そして、その相手の男に襲われた。テープで肢体を緊縛。さらに目も口も塞がれ、最終的には車に拉致られて監禁された。
だが、不思議なことに、真里はそのまま健康的に暮らしていたと推測される。大人に成長した真里の画像が、その証拠だ。しかも、綺麗な貴妃服まで着せられている。まるでお姫様のような扱いをうけているような、そんな印象がある。
さらに、有益な情報があった。
なんと、監禁場所の外から、ピアノの音が聞こえてきたという証言だ。その曲はショパンのエチュード、つまり別れの曲が聞こえてきたらしい。そして、音源はどうやら、どこかの学校らしい。だが、どうやってその学校を特定しようか悩むところだ。その学校がわかれば監禁場所の特定にもつながる。
それにしても、あかねちゃんの情報源は、どれも信ぴょう性に欠ける。
だが、不思議なことに辻褄だけはあっている。悪戯の情報にしては出来過ぎている。それに、あかねちゃんが俺を騙すメリットが、まったく見当たらない。唯一挙げられるとすれば、まぁ、俺は背の高い爽やかイケメンの二十六歳ってことぐらいか。少女がちょっと背伸びして、俺の気を引きたくなる気持ちもわからなくもないが、ここまでするとは到底思えない。
したがって、情報が真実かもしれないという前提で話しを進めたとすると、一番気になることがある。
情報源を明かせない理由が、世界が消える、という言い訳についてだ。
全然意味がわからない。
ラノベの小説に影響を受けて、どうやら鵜呑みにしているのだろうが、大人の俺には通用しないぞ、あかねちゃん。
まあ、いずれにしても、真里が見つかるかもしれない。そんなありえない希望の光が、まるで天界から降りてきた蜘蛛の糸のように、俺の目の前でキラキラと揺れている。そして、俺はこの糸を掴もうとしている。胸のなかは、喜びに舞ってしまう。
こんな日が来るなんて、想像もしていなかった。
なぜなら残念なことに、実は真里が見つかるという希望の光りは、大学卒業してすぐに儚くも消えていた。
ちょうどその頃、先輩の探偵事務所で修行をしていたのだが、世のなかには真里の失踪だけじゃなく、あらゆる残酷な現状があふれていることを知った。例を挙げると、誘拐された少女が風俗店で性奴隷のように働いていたり、DVやストーカー被害を受ける女性たちが殺されかけていた。それが現実。ハードな社会で、人間はとても儚く弱い生き物なのでそれだけに美しいと確信した。この世の地獄を生で見てしまうと、生死感が変化する。人間とは何か、優しさとは、暴力とは、女とは、男とは何か、この星の空にのびる螺旋起動を描く遺伝子が笑って見えた。
そうすると、それらを調査し、解決していく過程で、いつまでも真里のことを引きずっていることが、とても虚しいものに変化していった。まぁ、実のところ、泳ぎ疲れたのかもしれない。
さらに、家族や友達からは、いい加減に彼女を作れ、と怒られることもあった。モラトリアムの崩壊とともに、真里という恋人が心のなかから消えていく、そんな感覚があった。
それでも、きっと彼女はこの星にいる、と、どこかで望んでいることもある。その形が、人間のままじゃないとしても。朽ち果て、土となって植物の栄養となり、または塵となって風にのり、海の藻屑となっていたとしても、真里はこの星のどこかにいる、目には見えないけどな。ああ、まともな考えじゃないことは、わかっている。
そして今でも、密かに真里のことを調査している。
自分への罪滅ぼしでもあるし、ずっと真里が好きなんだ。
その気持ちだけは絶対に捨てることができない。だからせめて、真里の遺体だけでも見つけてやりたい。それが本音だ。
真里がいなくなった原因は、事件性が高いことは十分承知している。真里は何らかに事件に巻き込まれたあと、海や山などに遺棄されている可能性もあると踏んでいた。いや、いやいや、覚悟していたと言ったほうが適切か。そのような空想をすると泣けてくるが、それが現実だ。
人はいずれ死ぬ。
その倫理だけはみんな平等にある。貧乏人も金持ちも、子どもも大人も、女も男も、死だけはフェアだ。みんな必ず訪れる。この星だって例外ではない。いずれ太陽とキスして火滅する。そういう運命なのだ。それが早いか、遅いかだけの話だ。
だから、だから俺は……。
どうせ死ぬなら……やるだけやって死にたい!
欲を言えば、好きな人に抱かれて死にたい。
好きな人を見つけに行くんだ。イケナイことはないだろう。
それを咎めようとするやつがいたって知ったことか。
俺は真里を探しにいく。
その情報が、イカれた美少女から出たものだとしても構わない。
夏の魔物に騙されたつもりで、踊り狂ってやる。
やめたやめた。
もう、あかねちゃんに気を使うのはやめた。
あかねちゃんが何者なのか? ということも、この際どうでもいいから。詮索しない。知らないフリをする。世界が消える、そんなことを言われてもピンとこない。真里が見つからないなら、別にこんな世界、消えたってかまわない。とっくの昔に、この星に絶望していたじゃないか、俺は。
となれば……やることは決まったな。
よし! 今日はあかねちゃんと探偵ごっこをする。
明日で真里が失踪して十年になる、ちょうどいい節目だ。あかねちゃんと探偵ごっこをして、真里失踪事件の調査を打ち切ろう。そろそろ前に進まないと、ダメなことはわかっていた。
気を取り直し、コーヒーカップを持ち上げて口をつける。
相変わらずドーナツ屋の店内は、わいわい騒ぐ女の子たちであふれている。彼女たちを見ていると、なぜかわからないが元気をもらえるから不思議だな。冷めたブラックの苦味さえも平気になった。もう俺は大人になったわけだ。
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