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第一章 ぬこくん

3 4月5日 8:25──

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 鐘の音がこだまする。
 蝶が舞い、鐘と共鳴するように羽をとじ、フェンスにとまって一休みしていた。
 
 ところで、陰陽館高校は最先端のテクノロジーを駆使したスマートスクールである。校内にはお掃除ロボが、せっせと巡回しており、ゴミひとつ落ちていない。
 外壁は特殊なセラミックス製で、雨水によって汚れを絡めとって洗い流す構造となっており、いつまでも綺麗を保つことができる。半永久的に、朽ち果てるまで。
 これだから、人間の仕事はどんどん減少するわけだ。
 それと肝心なことだが、設備はすべてネットに繋がっていて、IoTを搭載した機械たちがあちこちで動いている。
 よって、校内に生徒以外に動くものといったらロボットだけ。
 大人の姿は見られない。本当にどこにもいないのだ。
 というのも、生徒たちの先生は、AIを搭載されたロボット。
 いわゆる、アンドロイドと呼ばれる機械。
 しかしながら、この陰陽館高校で採用しているアンドロイドはチューリングテストを放棄させていた。
 
 チューリングテスト──それは機械が人間にどれだけまねることができるか、といったテストである。
 
 つまり、ここのアンドロイドの姿は、実像ではない。
 それらは、壁面や天井に設置されたプロジェクターが、白亜の校舎にCGコンピューターグラフィックを投影するのだ。
 つまり簡単にいうと、教師はアバターの映像にすぎない。
 しかも、教師の容姿は美男美女のイラストを採用している。
 とはいえ、人間そっくりのアンドロイドも売られてはいるが、うーん、あいつらは、あまりオススメしない。なぜなら維持管理に莫大な費用がかかる。ようは、あいつら有象無象の機械は壊れやすいのだ。
 今、遅刻した女子生徒が登校してきたが、校門の壁面に投影されたイケメン教師と挨拶を交わしている。このような映像だけのほうが、安価でコストダウンだし、目の保養にもなる。これが人間の教師なら、女子生徒はネチネチと説教という攻撃で、心にダメージを受けていることだろう。

 ところで、生徒たちは、みなデータ管理されている。
 たとえば、遅刻したら減点1。
 スカートの丈が短いのは減点1。
 髪の毛を染めたら減点1。
 タバコを吸ったら減点3。
 淫らな行為をしたら減点5、これは痛い。
 マイナス10を超えると退学になる。
 なんとも厳しい規律正しい校風。ちなみにわたしは、自殺したら、退学になっていた。
 
──とほほ……。
 
 わたしは、屋上から校舎のなかへと侵入する。
 開け放たれていたガラス扉が、すっと自動的にしまった。
 怪しい女子生徒と、ぬこくんの姿はない。
 ぬこくんにカッターを渡し、ささっと秒で逃げた少女は黒髪ロングが美しかったが、トリートメントケアを怠っているのだろう。ボサボサの寝癖が気になった。
 どことなく、その容姿はバニーと似ていたが、身長が違う。
 そこで、天井にある監視カメラの映像から身長を測定すると、怪しい少女の身長は158センチ。バニーは160センチ。微妙だが2センチだけちがうことが判明した。だが、ボサボサの長い黒髪が乱れており、くそっ! 顔の輪郭がわからない。正体はいぜん不明なままだ。

 それにしても、この陰陽館は不思議な建物だ。
 作りは二階建てなのだが、天井が高くて一流ホテルの佇まいを彷彿とさせた。一階あたり五メートルずつあるので、総合すると校内の全長は十メートルを少し超える高さを誇る。もしも屋上から落ちたら命の保証はできない。

──だから、わたしは飛んだのだが、助かった。本当に情けない……。

 ちなみに、陰陽館の建物面積はオリンピックサイズ・プールとほぼ同じくらいで、学校としてはたいして広くはない。
 しかし反比例して、学校全体の敷地面積はFCバルセロナのホームスタジアムであるカンプ・ノウと同じ規模で、庭園のように広がる敷地のなかには、日本庭園や睡蓮が咲く池、それと綺麗に整地された芝生のサッカーコートがある。ちなみに、ぬこくんはここでボールを蹴っている。その姿がものすごくかっこいいのは、言うまでもない。
 
──さて、ぬこくんを探そう。

 おや? 屋上から校舎に入って歩いたさきに階段があるのだが、降りて最初の踊り場にて人影を発見。身長の高い男、ぬこくんがいた。

「あ、ああ……」

 あわてる彼の顔は、血の気がひいて青ざめていた。

──ん? なんだあれ?

 足下には横たわる男子生徒いた。
 色白で金髪の女子みたいな容姿をしている少年。
 王子が、右足を抱えて痛がっているではないか。
 どうやら、階段から転げ落ちたもよう。
 
「ううう……足が、足がぁっ!」

 激痛を訴える王子のそばには、タブレットが落ちていた。
 その画面には、ぷるるんと胸を寄せる水着グラドルの画像が映っている。
 
「いってぇ~~!」

 と叫んでいる王子のことを、あざ笑うかのように、グラドルは豊満な胸を寄せていた。
 だが次の瞬間、画面は黒くなり、タブレットの電源が落ちた。
 自動ロックが設定されており、しばらく操作されずに放置されたのだ。
 どのくらいの時間が経過したのだろうか。そこから逆算すれば、王子がいつ転落したのかが導き出される。
 そこでわたしは、ネットワークから王子のスマホに侵入して、設定を確認してみることした。

──どれどれ……。

 自動ロックは1分に設定されていた。
 つまり、おおよそ1分前に王子は転落したことになる。
 
──陰陽館の監視カメラも見てみよう。

 本日の映像。屋上から出た王子が映っている。そのあとに、怪しい少女が通りすぎる。階段のほうが見たいのだが、ちょうど撮影ポイントからズレていた。
 
──ああん……。

 階段を降りるところは、監視カメラでとらえていない“死角エリア”に入っていた。きっと二人は、すれ違うかしているはずだが、撮影されていないので、どうなっているかわからない。
 
──王子は、怪しい少女に突き飛ばされたのだろうか? 
 
 そのとき、「おーい!」と男の声が階段の下から響いた。
 
「王子ぃ~! 授業はじまるぞ……ん? 大丈夫かっ!?」

 ナイトが戻ってきた。
 
「げっ! 階段から落ちたのか?」
「ううっ!」

 ぎゃああっ! と悲鳴をあげる王子。
 かなりの激痛が身体に走るようで、ジタバタと身をよじらせている。
 
「あああっ! 骨が折れたっ! 足がぁぁ~足がぁぁ~」
「おいおい、マジかよぉ……」

 あわてるナイトは、おろおろと心配そうに王子の顔をのぞいた。
 こういう非常事態のときにどう行動するかで、人間の本質が現れる。
 あたふたしているナイトは、じつは気弱な性格なのであろう。
 ここはあわてず、救急車を呼び、骨が折れた患部を心臓より高くあげて、氷嚢ひょうのうなどで冷やして欲しいものだが、とてもナイトにはできそうもない。
 そこで、わたしは救急車を手配した。
 そうだな、王子の実家でもある月乃城病院に、連絡しておこう。
 やがて、しばらくすると階段の下から、

「どうしたの~」

 と可愛い声が響く。
 階段を昇ってきたのは、ゆりりんだった。
 その背後にはエリザベスもいて、横たわる王子を見つけるなり、
 
「あらっ、なんてことでしょう!!」

 と叫んだ。彼女たちは狂ったように、あたふたと腕を振る。
 
「きゃあああ! 王子ぃぃ!」

 悲鳴をあげるゆりりん。
 ぬこくんの肩が、びくりと震えた。身体はバカでかいくせに、女の悲鳴に弱いのだろうか? 狼狽えて、ただ立ち尽くしていた。
 
──しっかりして、ぬこくん!

 いぶかしむナイトは、じっと疑いの目でぬこくんを見ている。
 ゆりりんも、エリザベスもだ。
 おそらく三人は、ぬこくんが王子を突き飛ばしたと思っているのだろう。

──そんなわけないのに、本当にバカなやつら……。
 
「ふぇ?」

 あわてたぬこくんが、変な声をあげると階段の下から、
 
「みんな~」

 と声が響く。

「もう授業がはじまるわよ~! まったく……」

 この偉そうな声は委員長だ。
 ポニーテールの髪の毛を弾ませる彼女は、転げまわる王子を発見すると、くっと眉根を寄せた。
 秒でスカートのポケットからスマホを取り出す。
 素早く、サイドボタンと音量ボタンを押しつづけた。すると、画面には『緊急SOS』のスライダが表示された。彼女の指先がドラックする。やはり、非常事態に一番頼りになるのは委員長である。
 
「男子生徒一名が負傷、おそらく右足を骨折しています。場所は陰陽館高校。救急車をお願いします……はい、え? あ、そうですか……もう手配されているのですか? それならよかった……」

 委員長の冷静な口調が、しんとした階段の踊り場に響く。

「もう救急車が手配されているなんて、AIかしら?」

──いや、わたしです。

 電話を切った彼女は、ふぅと一息つくと人差し指をナイトに向けた。
 
「ナイトくん、王子を玄関まで運んで」
「はっ、はい!」

 ナイトの返事は裏返っていたが、秒で片膝をつくと悲痛な顔の王子の肩と膝に腕を入れて、ひょいっとお姫様抱っこした。
 
──おお、キレてる。筋肉が嬉しそう!

 颯爽と階段を降りていくナイトの姿は、まるで少女漫画に登場する白馬の王子様のようでメルヘンチック。ゆりりんとエリザベスは羨ましそうに、「ああん」といって見惚れた。
 
「王子のほうがお姫様じゃん……」
 
 ちょうど階段を昇ってきたバニーは、そういったあと、

「あはは」

 と苦笑いを浮かべた。
 ナイトが横を通り過ぎた瞬間、風がなびきバニーのスカートが大きく揺れる。
 それほどまでに、ナイトの駆けるスピードは速い。

──あわてて王子を落とさないといいけど……。

 かたや、ぬこくんは女子たちの鋭い視線に集中砲火されていた。
 
「ぬこくん……まさか、王子を階段から突き落としたの?」

 エリザベスがけげんそうに尋ねる。
 ぶんぶん、とぬこくんは大きく首を振った。
 
「なんで俺がそんなことを?」
 
 腕を組んで思考していた委員長が口を開く。
 
「おそらく、王子もぬこくんの恥ずかしい姿を撮っていたのでしょう。このタブレットで!」

 委員長は、ゆっくりと腰を曲げてタブレットをひろった。しなやかな美脚がスカートから伸びている。

「えええ! 脅されていたのぉ? 王子にぃ?」

 ぱたぱたと両手を広げてゆりりんが訊く。
 恐ろしい質問と可愛いらしい動きが、ぜんぜんあっていない。
 ギャップ萌えだったのか、ぶっ、とバニーが噴いた。
 
「はあ? 脅されてないっ! 俺がここを来たときには、もう王子は倒れていたんだ」
「本当?」と委員長が訊く。
「ああ、家族に誓って」

 そう、といった委員長は眼鏡を光らせた。疑いはまだ晴れていないもよう。

「まあ、いいわ。王子は何を考えているか分からないから」

 うんうん、とうなずく女子たちは笑った。
 
「王子ってさぁ、いつもAVみてるよね」とゆりりん。
「いや草……」口元を手で隠すバニー。
「王子って変態なんじゃない?」毒つくエリザベス。
 
 あれは擬態ぎたいよ、そういった委員長は眼鏡を光らせる。
 ふふっと鼻で笑うと、タブレットを軽く持ちあげた。
 
「それにAVではなくて、アイドルの写真集よ」
「なんでそんなものを?」

 エリザベスが訊いた。
 
「さっきも言ったけど、王子は擬態しているのよ」
「ギタイ?」

 ゆりりんが首を傾けて尋ねる。

「擬態とは昆虫や動物が天敵に襲われないように身体を環境の色に変化させることなの。たとえば、カマキリが葉っぱの上では緑になったり、土の上では茶色になるのはこの現象よ」
「じゃあ、王子は女子に襲われないためにAVを見てるの?」

 エリザベスの問いに、委員長がうなずく。
 
「エッチな画像を見ている男子に、好意を抱く女子はいない。つまり、王子は変態に擬態することによって、わざと女子から嫌われるように仕向けている。そして、AVではなくて写真集よ、まったく、何回訂正すればいいの?」

 ええええ! 女子たちは叫んで驚いた。
 階段に、なんとも陽キャらしい明るい声が響く。ビクッとしたぬこくんは、ぐっと瞼を狭めた。

──女の悲鳴に何かトラウマでもあるのだろうか?
 
「でも、なんで王子は私たち女子から嫌われるようなことをするの?」

 エリザベスが唇をすぼめて、委員長にたずねる。
 
「さあ、わからない」

 委員長は肩をすくめた。その横でゆりりんが、やおら口を開く。
 
「だけど、凛ちゃんだけは王子がAVを見ていても話しかけていたよね? えっへへ」

──ほう、よく見ているわね、ゆりりん……。

 はっと女子たちは驚いた。
 
「AVではなくて写真集っ! それに……」

 言葉を切った委員長の声をさえぎるように、エリザベスは虚空のなかに漂う何かを見つめて、

「凛ちゃん……」

 とつぶやく。
 委員長は眼鏡を指先であげた。

「エリザベス……校内で天宮凛の話はタブーよ」
「あ、ごめんなさい……委員長」

──そうか、やはり禁忌事項になっていたか……。

 ぺろっとエリザベスは舌を出す。
 
「おちゃめなお嬢様だこと、やれやれ」

 といって委員長は首を振った。

「さあ、もう授業がはじまってる。いきましょう」

 委員長の言葉を皮切りに、女子たちが動きはじめる。
 委員長は大股で歩き、エリザベスは金髪ドリルを揺らしながら歩く。一番背の低いゆりりんは両手を広げて駆ける。バニーはふつうに歩きはじめたが、ふと足を止めた。
 
「ぬこくん……どうやって縄を解いたの?」

 誰かがカッターをくれたんだ、とぬこくんは答えた。どんな? とバニーが続けて訊くので、ぬこくんは、すっとズボンのポケットからカッターを取り出して見せた。
 
「これなんだけど」
「……そう」

 カッターを一瞥したバニーは、ゆっくりと踵を返して歩きはじめた。
 残されたぬこくんは、首を傾ける。
 
「なぜ、みんな凛ちゃんのことを話さなくなったんだろう?」
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