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第3章 白と黒の狭間で
14.二年前のこと
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「おい、あんた! ひょっとして、ここ最近の行方不明事件を起こしている犯人なのか!?」
仮面の女子に追いついたオレは、単刀直入にそう質問をしてみた。すると、仮面の女子は首を縦に振った。
「うぅむ。否定するかと思えば、あっさり認めたのう。ところでお主、ワシの声は聞こえているか?」
仮面の女子が、また首を縦に振る。
「なるほど。ワシの声が聞こえるということは、負共鳴者とみて間違いないようじゃのう」
「ってことは、こいつが最近の行方不明事件を起こしている犯人……」
思わず、オレの全身に力が入った。
こいつが、最近の行方不明事件の犯人。シバの声が聞こえているってことは、負共鳴者で間違いない。
……ん? シバの声が、聞こえている? 待てよ。フラスピの声が聞こえるということは、共鳴者か負共鳴者ということになる。なら、一昨日の夕方、あいつはどうして……。
「……なあ。お前、シバの声を聞いたのは今日が初めてではないんじゃないか?」
オレがそう尋ねると、仮面の女子はぴくりとも動かなかった。代わりに、「どういうことじゃ?」と、シバが首を傾げて質問をしてきた。
「シバ。一昨日、スーパーのベンチで話をしたことは覚えているか?」
「急にどうしたんじゃ? それはもちろん、覚えておるぞい」
「その時、シバは泥船に乗ったつもりで任せろみたいなことを言ったよな?」
「うむ。それが関係あるのか?」
オレとシバが、スーパーのベンチで会話をしている途中、話しかけてきたやつがいた。そいつが言ったある言葉を今思い出して、オレはおかしいと思ったんだ。
「オレとシバが話している時に現れたあいつは、『泥船がどうとか騒がしい声が聞こえた』って言ったはずだ。けど、泥船って言葉をオレは口に出していない」
「むっ。言われてみれば、そうじゃな」
つまり、あの時あいつはシバの声が聞こえていたということになる。恐らく、姿も見えていたはずだ。それなのに、あいつは見えないフリをしていた。
「……お前、ミツバなんじゃないか?」
仮面の女子に向かって、そう問いかける。すると、仮面越しでも分かるほどの深いため息を吐くのが聞こえてきた。
「まさか、僕がこんな凡ミスをするなんてね。しかも、まさかキミなんかにバレるとは思わなかったよ」
そう言って、目の前の女子は仮面を取った。そこから現れた顔はよく見知ったヤツ――三本木 ミツバだった。
「はぁ、ひぃ、迷ったけどなんとか到着したでー!」
「お待たせしましたカズキさん! って、あれっ?」
タイミングが良いのか悪いのか。シロー先輩たちが自転車でグラウンドに乗り込んできた。そして、オレの前にいるミツバの姿を見て、驚いた表情を浮かべた。恐らく、驚いた表情をしているのはオレも同じだろう。
「……なんて顔をしてるのさ。僕がこんな姿をしているのは、キミにとっては“普通”のことなんじゃないか?」
笑みを浮かべながら、ミツバがそう呟く。
「えっ? ミツバさん!? 女装!? えっ、えっ? どういうことなんですかこれ?」
二宮があたふたとしている。混乱するのは、無理もないだろう。
「君が、行方不明事件の犯人なんか?」
「ええ。その通り」
シロー先輩の質問に、ミツバは迷いなくそう答えた。
「何でこないなことを……」
「何でと言いたいのはこっちだよ。せっかく、邪魔者をラビリンスに閉じ込めたのにキミたちが助け出しちゃうんだからさ」
ミツバが、パチンと指を鳴らす。その瞬間、ミツバとオレたちの間の空間に、大きな黒い穴――ラビリンスのひずみが出現した! そしてそのひずみはまるで掃除機のようにオレたちの体を吸い寄せようとしてきた!
「もうこれ以上邪魔されたくないから、僕の相棒のラビリンスにキミたちを閉じ込めさせてもらうよ」
「ミツバ、お前っ……!」
「ふぬぬぬぬっ! 吸い込まれるぞいっ!」
何とかその場に、踏ん張ろうとしたけどひずみが吸い寄せる力は強力だった! ずるずると、オレたちの体がひずみのある方に引っ張られていく!
「安心して良いよ。僕も、少ししたらラビリンスの中に入るからさ。そして、君たちをケージの中に閉じ込める。それで、全部解決だ」
「ミツバーっ!!」
ミツバに手を伸ばすも、届かない。抵抗むなしく、オレたちの体はひずみの中に吸い込まれてしまった。
§
ひずみに吸い込まれながら、オレは二年前のことを思い返していた。
二年前まで、家が近所ということもあり、ミツバとはいつも一緒に登下校をしていた。
『カズキくん。大丈夫?』
それは、小学四年生がもうすぐ終わるという時期の下校時。ミツバは、心配そうにオレの顔を覗き込んできた。きっと、この時のオレはひどい顔をしていたと思う。何故なら、父さんが居なくなったばかりで不安な日々を送っていたからだ。
『……ああ。大丈夫だ』
本当は、大丈夫なんかじゃなかった。だけど、オレは大丈夫と言った。
『ウソはつかなくていいよ。大丈夫じゃないでしょ』
『……大丈夫だって』
『大丈夫な人はそんな疲れたような顔をしないよ。最近のカズキくん、らしくないよ』
『らしくない……?』
『うん。前は、あんなにお花が好きだったのに。道端にお花があったら喜んで近づいていってたのに』
父さんがいなくなって、オレはかっこよくてしっかりとした人間にならなければいけないと思っていた。だから、可愛いものが好きなままだとダメだと思っていた。だから、大好きな花も見ないふりをしていたんだ。
『……もう、オレは花なんて好きじゃない』
オレはさらにウソを重ねた。本当は、大好きだった。だけど、言ったんだ。花なんて好きじゃないと。
『どうしてウソをつくんだよ! 本当は好きなんでしょ! なのに強がって、好きじゃないなんて言って!』
『ウソじゃない! オレはもう、花なんて好きじゃない! オレみたいな男が花を好きなんておかしいだろうが!』
ウソにウソを重ね続けると、もう止まらない。いら立ちといっしょに吐き出したウソが、次から次に口から漏れていく。
『おかしくないよ! むしろ、今のカズキくんの方がおかしいよ!』
『どこがだよ!』
『今のカズキくんは、好きなものから逃げているようにしか見えない! そんなの、絶対おかしいよ!』
そうだ。ミツバの言葉は正しかった。だけど、この時のオレはそれを認めたくなかった。だから、言ってはいけない言葉を言ってしまった。
『オレがおかしいならお前もおかしいだろ! そんな恰好をして!』
『っ!?』
この時、ミツバがとても悲しい顔をしたのを覚えている。
『僕が、おかしい……?』
しまった、と思った時にはもう遅い。パン、と乾いた音が辺りに響いた。少し遅れて、左のほほがじんと痛んだ。ミツバに、ビンタをされたのだ。
『女なのに、こんな格好をしているのはおかしい。キミは、そう言うんだね……?』
そう。ミツバは、女性だ。だけど、かっこいいものが好きだった。だから、小学生の時も男子と同じ制服を着ていたんだ。
オレは花やぬいぐるみのような可愛いものが好きだった。ミツバは戦隊ヒーローみたいなかっこいいものが好きだった。好きなものは正反対。なのに不思議とオレたちは気が合って友達になったんだ。だけど、この日からオレたちの仲は悪くなった。
「……カズキくんなんて、キライだ」
「……オレも、お前なんてキライだ」
そうやってケンカしたまま、オレたちは小学五年生になりクラスも別々になった。
それからオレは新しい友達もできず、怖い顔をしてずっと一人で居たせいで周りから不良扱いされるようになったんだ。オレはそれがイヤで、遠空小学校から離れた花守中学校に通うことを決めた。
――結局、逃げようとしていたんだ。ミツバからも、好きなものを好きと言えないかっこ悪い自分からも。
仮面の女子に追いついたオレは、単刀直入にそう質問をしてみた。すると、仮面の女子は首を縦に振った。
「うぅむ。否定するかと思えば、あっさり認めたのう。ところでお主、ワシの声は聞こえているか?」
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「なるほど。ワシの声が聞こえるということは、負共鳴者とみて間違いないようじゃのう」
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思わず、オレの全身に力が入った。
こいつが、最近の行方不明事件の犯人。シバの声が聞こえているってことは、負共鳴者で間違いない。
……ん? シバの声が、聞こえている? 待てよ。フラスピの声が聞こえるということは、共鳴者か負共鳴者ということになる。なら、一昨日の夕方、あいつはどうして……。
「……なあ。お前、シバの声を聞いたのは今日が初めてではないんじゃないか?」
オレがそう尋ねると、仮面の女子はぴくりとも動かなかった。代わりに、「どういうことじゃ?」と、シバが首を傾げて質問をしてきた。
「シバ。一昨日、スーパーのベンチで話をしたことは覚えているか?」
「急にどうしたんじゃ? それはもちろん、覚えておるぞい」
「その時、シバは泥船に乗ったつもりで任せろみたいなことを言ったよな?」
「うむ。それが関係あるのか?」
オレとシバが、スーパーのベンチで会話をしている途中、話しかけてきたやつがいた。そいつが言ったある言葉を今思い出して、オレはおかしいと思ったんだ。
「オレとシバが話している時に現れたあいつは、『泥船がどうとか騒がしい声が聞こえた』って言ったはずだ。けど、泥船って言葉をオレは口に出していない」
「むっ。言われてみれば、そうじゃな」
つまり、あの時あいつはシバの声が聞こえていたということになる。恐らく、姿も見えていたはずだ。それなのに、あいつは見えないフリをしていた。
「……お前、ミツバなんじゃないか?」
仮面の女子に向かって、そう問いかける。すると、仮面越しでも分かるほどの深いため息を吐くのが聞こえてきた。
「まさか、僕がこんな凡ミスをするなんてね。しかも、まさかキミなんかにバレるとは思わなかったよ」
そう言って、目の前の女子は仮面を取った。そこから現れた顔はよく見知ったヤツ――三本木 ミツバだった。
「はぁ、ひぃ、迷ったけどなんとか到着したでー!」
「お待たせしましたカズキさん! って、あれっ?」
タイミングが良いのか悪いのか。シロー先輩たちが自転車でグラウンドに乗り込んできた。そして、オレの前にいるミツバの姿を見て、驚いた表情を浮かべた。恐らく、驚いた表情をしているのはオレも同じだろう。
「……なんて顔をしてるのさ。僕がこんな姿をしているのは、キミにとっては“普通”のことなんじゃないか?」
笑みを浮かべながら、ミツバがそう呟く。
「えっ? ミツバさん!? 女装!? えっ、えっ? どういうことなんですかこれ?」
二宮があたふたとしている。混乱するのは、無理もないだろう。
「君が、行方不明事件の犯人なんか?」
「ええ。その通り」
シロー先輩の質問に、ミツバは迷いなくそう答えた。
「何でこないなことを……」
「何でと言いたいのはこっちだよ。せっかく、邪魔者をラビリンスに閉じ込めたのにキミたちが助け出しちゃうんだからさ」
ミツバが、パチンと指を鳴らす。その瞬間、ミツバとオレたちの間の空間に、大きな黒い穴――ラビリンスのひずみが出現した! そしてそのひずみはまるで掃除機のようにオレたちの体を吸い寄せようとしてきた!
「もうこれ以上邪魔されたくないから、僕の相棒のラビリンスにキミたちを閉じ込めさせてもらうよ」
「ミツバ、お前っ……!」
「ふぬぬぬぬっ! 吸い込まれるぞいっ!」
何とかその場に、踏ん張ろうとしたけどひずみが吸い寄せる力は強力だった! ずるずると、オレたちの体がひずみのある方に引っ張られていく!
「安心して良いよ。僕も、少ししたらラビリンスの中に入るからさ。そして、君たちをケージの中に閉じ込める。それで、全部解決だ」
「ミツバーっ!!」
ミツバに手を伸ばすも、届かない。抵抗むなしく、オレたちの体はひずみの中に吸い込まれてしまった。
§
ひずみに吸い込まれながら、オレは二年前のことを思い返していた。
二年前まで、家が近所ということもあり、ミツバとはいつも一緒に登下校をしていた。
『カズキくん。大丈夫?』
それは、小学四年生がもうすぐ終わるという時期の下校時。ミツバは、心配そうにオレの顔を覗き込んできた。きっと、この時のオレはひどい顔をしていたと思う。何故なら、父さんが居なくなったばかりで不安な日々を送っていたからだ。
『……ああ。大丈夫だ』
本当は、大丈夫なんかじゃなかった。だけど、オレは大丈夫と言った。
『ウソはつかなくていいよ。大丈夫じゃないでしょ』
『……大丈夫だって』
『大丈夫な人はそんな疲れたような顔をしないよ。最近のカズキくん、らしくないよ』
『らしくない……?』
『うん。前は、あんなにお花が好きだったのに。道端にお花があったら喜んで近づいていってたのに』
父さんがいなくなって、オレはかっこよくてしっかりとした人間にならなければいけないと思っていた。だから、可愛いものが好きなままだとダメだと思っていた。だから、大好きな花も見ないふりをしていたんだ。
『……もう、オレは花なんて好きじゃない』
オレはさらにウソを重ねた。本当は、大好きだった。だけど、言ったんだ。花なんて好きじゃないと。
『どうしてウソをつくんだよ! 本当は好きなんでしょ! なのに強がって、好きじゃないなんて言って!』
『ウソじゃない! オレはもう、花なんて好きじゃない! オレみたいな男が花を好きなんておかしいだろうが!』
ウソにウソを重ね続けると、もう止まらない。いら立ちといっしょに吐き出したウソが、次から次に口から漏れていく。
『おかしくないよ! むしろ、今のカズキくんの方がおかしいよ!』
『どこがだよ!』
『今のカズキくんは、好きなものから逃げているようにしか見えない! そんなの、絶対おかしいよ!』
そうだ。ミツバの言葉は正しかった。だけど、この時のオレはそれを認めたくなかった。だから、言ってはいけない言葉を言ってしまった。
『オレがおかしいならお前もおかしいだろ! そんな恰好をして!』
『っ!?』
この時、ミツバがとても悲しい顔をしたのを覚えている。
『僕が、おかしい……?』
しまった、と思った時にはもう遅い。パン、と乾いた音が辺りに響いた。少し遅れて、左のほほがじんと痛んだ。ミツバに、ビンタをされたのだ。
『女なのに、こんな格好をしているのはおかしい。キミは、そう言うんだね……?』
そう。ミツバは、女性だ。だけど、かっこいいものが好きだった。だから、小学生の時も男子と同じ制服を着ていたんだ。
オレは花やぬいぐるみのような可愛いものが好きだった。ミツバは戦隊ヒーローみたいなかっこいいものが好きだった。好きなものは正反対。なのに不思議とオレたちは気が合って友達になったんだ。だけど、この日からオレたちの仲は悪くなった。
「……カズキくんなんて、キライだ」
「……オレも、お前なんてキライだ」
そうやってケンカしたまま、オレたちは小学五年生になりクラスも別々になった。
それからオレは新しい友達もできず、怖い顔をしてずっと一人で居たせいで周りから不良扱いされるようになったんだ。オレはそれがイヤで、遠空小学校から離れた花守中学校に通うことを決めた。
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