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南の島のおじいちゃん
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魚を磨り潰していると、「遅くなったわねぇ」と祖母と幸、京弥と小雪がやって来て、すぐに家の中に挨拶へはと向かったが、外に出ていたいとお爺さんが言ったらしく、京弥がおぶってみんなの近くに座らせる。
「那智よ……まだまだ下手じゃの?」
「いやいや、俺じゃなくて、これ捌いたの航平だから!」
「そうか、上手に出来たの」
那智さんには最後までキツい!
「おじーちゃーん!えびとれたよ?焼く?蒸す?」
籠いっぱいのえびを金たちが見せると、半分ずつでよかろ?と思っていたよりも元気にみんなに指示を出している。
「ご飯炊けました」との声に、「おにぎりにして下さい」と冬弥が言い、先に申し訳ないがと、侑弥と小雪に焼けたパンをスープに浸して食べさせている女性陣。
ツンツンと服を引っ張られてみると、煌輝が「紫狐ちゃんが……」と指をさすので見ると、可愛いボンボンと、鬼のパンツをせっせと用意している。
「え?踊るの?」
「多分。宴会ではないと言ったけど、那智様はいいって」
「だったら、僕もそれでいいよ?煌輝君、嫌だったら無理しなくてもいかいからね?」
「する。この島好きだからする……」
そう言って、紫狐を手伝いに行ったので、残りのすり身を団子状にしていく。
「那智よ……まだまだ下手じゃの?」
「いやいや、俺じゃなくて、これ捌いたの航平だから!」
「そうか、上手に出来たの」
那智さんには最後までキツい!
「おじーちゃーん!えびとれたよ?焼く?蒸す?」
籠いっぱいのえびを金たちが見せると、半分ずつでよかろ?と思っていたよりも元気にみんなに指示を出している。
「ご飯炊けました」との声に、「おにぎりにして下さい」と冬弥が言い、先に申し訳ないがと、侑弥と小雪に焼けたパンをスープに浸して食べさせている女性陣。
ツンツンと服を引っ張られてみると、煌輝が「紫狐ちゃんが……」と指をさすので見ると、可愛いボンボンと、鬼のパンツをせっせと用意している。
「え?踊るの?」
「多分。宴会ではないと言ったけど、那智様はいいって」
「だったら、僕もそれでいいよ?煌輝君、嫌だったら無理しなくてもいかいからね?」
「する。この島好きだからする……」
そう言って、紫狐を手伝いに行ったので、残りのすり身を団子状にしていく。
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