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天界・幻界そして魔界
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そのまま、自室で休み、朝の朝食時に見たままを話す。
兵は外側を固めるためだけ。
私兵が来たらそのもの達も確保。
「私が突き破ってやるから、暴れてくれ」とルーカスに言う。
「それは良いが、まさか建物全部壊す気じゃないだろうな?」
「駄目か?」と、天王を見る。
「好きにしたらいい。そのまま天界の牢で良いのか?」
「それでいい。中に入れたら私が魔法を使えないようにする」
「簡単に言うが、そこまでしたら魔力は持たないんじゃないのか?」
「あまりあるから大丈夫だ。私に対する対抗策は勿論練っているだろうが、無駄だ」
「じゃぁ俺はぶっ飛ばすでいいんだな?」
「我が子ながらしたことは許されん。好きにしてくれてかまわないし、その事で魔界と揉め事を起こす気もない」
トテトテトテ……「ひめー!」
「どうした?」
「奏太くんが動いたのー。ユーリさんに頼まれてきたよ」
と尻尾をブンブン振っている。
「その短い尻尾でよくそこまで振れるな……」
「そう?」と、自分の尻尾を見ようとクルクル回っている。
「見てから行くか……母も来てくれ」
「そのまま居ればいいのね?」
「そうなる」
奏太の寝ている部屋に行くと、ユーリが話しかけている。
手が動き反応はするが、目はまだ開かないようだ。
「ユーリ、点滴を3番に変えてくれ」
「ですがまだ1番目です」
「いいから言う通りにせんか!今なら濃くしても構わん!肌にも血色がもどっているからな。3番が終わる頃、目がさめるだろう。そしたら冷蔵庫に入れてあるゼリーを食べさせてくれ。一口でも構わん」
「ぜりー?ぷるぷるする?」
「あー!するがお前は食うな」
「僕もほしいもん!」
「あれは奏太が元気になる薬が入ってるからダメだ!」
「ムーンちゃん、私が後でプリン作って上げるから、我慢できる?」
「ほんと?かぼちゃがいいなぁ……」
「いい子にしてたら、カボチャにしてあげるわ」
「はい!いい子にします!」
相当嬉しいのか、ムーはまだクルクル回って遊んでいたが、見た事を全員に話し、ユーリに魔法陣を書いてくるように言った。
「あいつがいると、なんでも反対されるからな……
今回は、おっさんの分まで気配を消す。全て私が補う。おっさん、リアムを拘束するが……」
「分かっておる。天界魔法まで消せるのか?」
「あぁ、リアムは奏太の血を使って書いてる筈だ。相殺させてやる。では母、行ってくる」
「行ってらっしゃい。天王、結月を頼みます」
「分かっておる。魔界への連絡は任せて良いかな?」
「ええ、お気をつけて。ルー君もね」
「ルーカスだ!」
そのまま中庭に行くと既に魔法陣は書き上がっており、真ん中の輪の中に入るとユーリを下がらせる。
と、同時に左手の掌を持っていたナイフで切り血を垂らし、小瓶に入れる。
その小瓶をルーカスに渡し、「攻撃時に手の甲にでも塗ってやれば、奏太の血を使われてても相殺できる。飲むなよ?」
「飲まん!約束する」
「天王はリアムの弦より強固な檻を作って置いてくれ」
「分かった」
では行ってくると、手のひらから流れ落ちる血を真ん中に垂らし、三人同時に天界へと向かう。
兵は外側を固めるためだけ。
私兵が来たらそのもの達も確保。
「私が突き破ってやるから、暴れてくれ」とルーカスに言う。
「それは良いが、まさか建物全部壊す気じゃないだろうな?」
「駄目か?」と、天王を見る。
「好きにしたらいい。そのまま天界の牢で良いのか?」
「それでいい。中に入れたら私が魔法を使えないようにする」
「簡単に言うが、そこまでしたら魔力は持たないんじゃないのか?」
「あまりあるから大丈夫だ。私に対する対抗策は勿論練っているだろうが、無駄だ」
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「我が子ながらしたことは許されん。好きにしてくれてかまわないし、その事で魔界と揉め事を起こす気もない」
トテトテトテ……「ひめー!」
「どうした?」
「奏太くんが動いたのー。ユーリさんに頼まれてきたよ」
と尻尾をブンブン振っている。
「その短い尻尾でよくそこまで振れるな……」
「そう?」と、自分の尻尾を見ようとクルクル回っている。
「見てから行くか……母も来てくれ」
「そのまま居ればいいのね?」
「そうなる」
奏太の寝ている部屋に行くと、ユーリが話しかけている。
手が動き反応はするが、目はまだ開かないようだ。
「ユーリ、点滴を3番に変えてくれ」
「ですがまだ1番目です」
「いいから言う通りにせんか!今なら濃くしても構わん!肌にも血色がもどっているからな。3番が終わる頃、目がさめるだろう。そしたら冷蔵庫に入れてあるゼリーを食べさせてくれ。一口でも構わん」
「ぜりー?ぷるぷるする?」
「あー!するがお前は食うな」
「僕もほしいもん!」
「あれは奏太が元気になる薬が入ってるからダメだ!」
「ムーンちゃん、私が後でプリン作って上げるから、我慢できる?」
「ほんと?かぼちゃがいいなぁ……」
「いい子にしてたら、カボチャにしてあげるわ」
「はい!いい子にします!」
相当嬉しいのか、ムーはまだクルクル回って遊んでいたが、見た事を全員に話し、ユーリに魔法陣を書いてくるように言った。
「あいつがいると、なんでも反対されるからな……
今回は、おっさんの分まで気配を消す。全て私が補う。おっさん、リアムを拘束するが……」
「分かっておる。天界魔法まで消せるのか?」
「あぁ、リアムは奏太の血を使って書いてる筈だ。相殺させてやる。では母、行ってくる」
「行ってらっしゃい。天王、結月を頼みます」
「分かっておる。魔界への連絡は任せて良いかな?」
「ええ、お気をつけて。ルー君もね」
「ルーカスだ!」
そのまま中庭に行くと既に魔法陣は書き上がっており、真ん中の輪の中に入るとユーリを下がらせる。
と、同時に左手の掌を持っていたナイフで切り血を垂らし、小瓶に入れる。
その小瓶をルーカスに渡し、「攻撃時に手の甲にでも塗ってやれば、奏太の血を使われてても相殺できる。飲むなよ?」
「飲まん!約束する」
「天王はリアムの弦より強固な檻を作って置いてくれ」
「分かった」
では行ってくると、手のひらから流れ落ちる血を真ん中に垂らし、三人同時に天界へと向かう。
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