八百万の学校 其の参

浅井 ことは

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妖精達の修行?

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「ま、自分の社でのルールは自分で決めるしかないしな。俺と翔平は妖精連れて戻るが、お前たち晩飯に遅れるなよ」

「あ、待ってください」

石長さんが届ける予定だった山菜をと裏から持ってきてくれ手渡してくれる。

「ありがとうございます」

「沢山取れる時期は少ないから、祖母殿には今のうちに冷凍をと」

「伝えますね。じゃあ夜に!兄貴、石長さん困らせたらダメだよ」

「はいはい」

迦具土と家に戻ると、タスキをした妖精さん達が祖父に向かって「えいやー」と向かっていく。

しかも木の枝で!

「おかえり」

「ただいま。何やってんの?」

「ほらほら、休憩にしようか」

元気な声で「はいっ!お師匠様」と聞こえて、「は?」と言っていると、冷たいお茶がいいと言うので机に持っていき、話を聞く。

「師匠って……あの子たちが弟子?」

「最初は弓を見てたんだが、今はこの道場では弓は教えてないと言ったら、剣道をと言われてな。だが、しないなんて持てないから無理だと言ったら、木の枝で……」

「それで相手してたの?」

「遊ぶつもりだったんだ。小さいし体力もないだろうと思ったら、みんな元気でな。ついつい……」

「もう!程々にしてよ?」
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