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妖精達の修行?
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食後に石長さんに聞いてフルーツパックから一人一切れならばと言うので好きなのを選んでもらい、みんなに食べてもらう。
「美味しい……」
「これは甘酸っぱいです」
「この者たちには一切れでも大きい位。しかも初めて食すものになる。翔平、今回だけであまり与えてはならぬぞ?」
「分かってるんですけど可愛くて」
「たしかに可愛らしいが、怒らせたら人ならば怪我くらいはさせられる程度の術は使えるから」
「そうなの?」
「物の怪などは小物程度なら数人で散らせるぞ?神社内にはあまり入っては来ないが、いない訳じゃないしな」
「マジかよ……」
食べてる姿は本当に可愛らしいのに!
「馳走であった。また明日お邪魔するが、本当にイタズラをしても良いのだろうか」
「石長さんの好きにしていいのよ。ちょっとしたイタズラでお家まで行けないのなら愛が足りないのよ」
「愛……ですか……?」
「ほほほ。そうそう。明日は大山津見神様からいただいた里芋で夕飯を作りますから、楽しみにしていてくださいね」
まだ弱々しい妹妖精を抱っこして石長さんが帰っていき、夕食後の食器を運ぶ妖精達。
「おい、妖精共。食器は俺が洗うからどけ!」
「迦具土様、私たちは修行なのです」
「俺にも事情があるんだ!爺さんのところに行ってこい」
迦具土に言われ祖父のところに集合した妖精さん達は、祖父の目の前に正座をして何をしたらいいかとそれぞれ聞いている。
「美味しい……」
「これは甘酸っぱいです」
「この者たちには一切れでも大きい位。しかも初めて食すものになる。翔平、今回だけであまり与えてはならぬぞ?」
「分かってるんですけど可愛くて」
「たしかに可愛らしいが、怒らせたら人ならば怪我くらいはさせられる程度の術は使えるから」
「そうなの?」
「物の怪などは小物程度なら数人で散らせるぞ?神社内にはあまり入っては来ないが、いない訳じゃないしな」
「マジかよ……」
食べてる姿は本当に可愛らしいのに!
「馳走であった。また明日お邪魔するが、本当にイタズラをしても良いのだろうか」
「石長さんの好きにしていいのよ。ちょっとしたイタズラでお家まで行けないのなら愛が足りないのよ」
「愛……ですか……?」
「ほほほ。そうそう。明日は大山津見神様からいただいた里芋で夕飯を作りますから、楽しみにしていてくださいね」
まだ弱々しい妹妖精を抱っこして石長さんが帰っていき、夕食後の食器を運ぶ妖精達。
「おい、妖精共。食器は俺が洗うからどけ!」
「迦具土様、私たちは修行なのです」
「俺にも事情があるんだ!爺さんのところに行ってこい」
迦具土に言われ祖父のところに集合した妖精さん達は、祖父の目の前に正座をして何をしたらいいかとそれぞれ聞いている。
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