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妖精達の修行?

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「それで、いつから?」

「今から……」

「八意さん、俺が学校の時どうするんですか?」

「学業は大切じゃし、勉強もせねばの。その時は邪魔はせんから……」

「期間は……」

「決めておらんが……」

それは決めていただきたい!

それにこの子達のご飯はどうするんだよ!

「翔平、飯は咲耶のところで見たように普通の食事でいい。風呂も桶ひとつ分で二人分はいけるし、金はかからん」

「迦具土、桶って可哀想」

「みんな女の子だから、私と入ればいいのよ。ほほほ」

ほほほって六人なんですけど???

「では頼んだ」と逃げるように八意さんがいなくなり、他の妖精さんも消えてしまう。

「改めましてよろしくお願いします」と六人が長座布団に正座してぺこり。

「あらあら。仲良くしましょうね」

「婆ちゃん!」

「そんなに怒らないの。覚えてもらって、他の妖精さんに伝えてもらうだけじゃないの」

「そうだぞ。それに大きな声を出したら……よしよし、怒ってないから泣かなくていいんだよ」と新人さんを抱っこ。

曾孫じゃないんだよ?爺ちゃん!

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