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妖精達の修行?

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「飯できたぞ」

お盆を持ってきた迦具土の近くにもチカチカ。

「なぁ……」

「話はあとだ。味噌汁が冷める」

そうは言っても気になるんだから仕方がない。

八意さんも「朝は鮭が一番じゃ」と食べる気満々。

ちょっと神様の分の食費増やしてもらっていいですか?

それか、誰か連れてくる度にバイト料貰ってもいいですか?

食事中はチラチラと見えはするものの、見えるだけで特に何もしてこない。

一体なんなんだ?

ご飯を急いで食べてから冷蔵庫にお茶を取りに行き、グラスに氷をパンパンに入れて麦茶を注いで一気に飲み、もう一度注いでから部屋に戻る。

「ふぅ、朝も良いのぉ」

「朝は軽めなんですよ。満足していただけました?」

「ちょうど良い。たまに朝粥も良いが」

「あら、今度そうしましょうか」

「そうだな。さっぱりさていて胃にも良いし」

ニコニコと祖父母と八意さんが話しているのはいいのだが、迦具土は時折どこかに向かって「邪魔」と言っているので見えているのだろう。

普段は何も見えなくていいが、見えないと見てみたくなるこの心理を理解しろ神様ズ!
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