八百万の学校 其の参

神様再び

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「そなたは神に人間の世界のことを教えているのだろう？」

「そうなってますけど、最近はなんだかお悩み相談とか雑用係みたいな感じです」

「いや、自分で気付いていないようだが、ちゃんと我らも教えを受けている。祖父母殿と兄殿を大切にな」

「はい」

コーヒーを飲み終え、決めていたものを購入してから大国さんの神社へ。

鳥居を潜り、そのまま行くのかと思ったら、何故か社務所へ。

「拝殿はこっちですけど」

「大国様の気がこちらからしたのでな」

嫌な予感がするとついて行くと、やはり巫女姿の大国さん。

それを見て口をポカーンと開ける志那都比古神。

そりゃそうだろう！

子供姿は見慣れてるかもしれないが、まさか巫女になってるなんて思わないだろうから。

「こんにちは」と巫女姿の大国さんにいつもなら声をかけるところなのだが、箒を持って掃除していた大国さんの前にはいつもの二人。

あいつらまだ探してたのか！