八百万の学校 其の参

神様再び

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みんなが食べ終わったところで、「志那、あと三日はいると聞いたが、お前なにかしたいことがあるのか？」といきなり聞く大国さん。

「そうなのだ。滅多にこちらには来れないのでと、挨拶の後の帰りに大山津見神の所によろうと思っていたのだ」

「父のところに？」

「あれは山の総締めのような者であろう？私は風の神。やはりどこが繋がるものがあるのでな。たまには……と思っていたら……その」

「スイーツにハマって引きこもったんだよな！」と迦具土がズバリ。

「スイーツ……ですか？」と石長さんもほっぺたを手で触る始末。

「い、石長さんはもうすっかりと良くなってますから」

「そうねぇ。石長さんは長く食べすぎちゃってたけど、志那都比古神様はこの三日ほど食べてらしただけだから。もし、神様にも遺伝とかあるのなら、志那都比古神様のお顔にも、吹き出物が出来て、綺麗なお顔がボロボロに……おばあちゃん困るわぁ」と恐ろしいことを言う祖母。

「肌が？あの甘いものはそのような力があるのか？」

ここは祖母に乗った方がいいとみんな思ったのか、大国さんと八意さんまで「儂らとてあれは恐ろしいものよ」と言い出す。