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神様再び
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「翔平、この機械つけてくれ」
「ホットプレート!迦具土いい加減覚えろよ」
「横文字は苦手だ」
そう言いながらもやはり野菜から焼いていくので、大国さんのほっぺはぷくーっと膨らんでいる。
大人の姿だと可愛くないですから!
お肉が焼けて行くところをじーっと見ていた志那さんだったが、石長さんと兄のラブラブぶりを見て、視線がキョドキョドし始める。
「志那さん、気にしなくていいですから」
「そ、そうだな……」とお酒をクイッと飲む姿がまた綺麗。
「翔平、志那は行動の一つ一つが綺麗だろう?」
「はい。お昼もお華を生けていて、婆ちゃんも褒めてました」
「ほぉー。風邪はすっかり良くなったようだな」
「あー、はい……」
「じゃあ、飯食ったらお前帰れ」
「え?あと二日ほどは……」と言いながら、まだ食べてないものがと言っているのはちゃんと聞いたぞ!
「それより、大国さんは今日は赤で、八意さんはカラシ色って意味あるんですか?」
先に聞いておいた方が心の準備もできると思って聞いたのに……
「洗濯して赤いのしか無かっただけだ」
「儂もじゃ。盆栽の土が着いたから洗っておいたのじゃがまだ乾いておらん」
「それだけ?」
「ふむ」
心配して損したじゃないか!
しかも盆栽って似合いすぎだろう!
「ホットプレート!迦具土いい加減覚えろよ」
「横文字は苦手だ」
そう言いながらもやはり野菜から焼いていくので、大国さんのほっぺはぷくーっと膨らんでいる。
大人の姿だと可愛くないですから!
お肉が焼けて行くところをじーっと見ていた志那さんだったが、石長さんと兄のラブラブぶりを見て、視線がキョドキョドし始める。
「志那さん、気にしなくていいですから」
「そ、そうだな……」とお酒をクイッと飲む姿がまた綺麗。
「翔平、志那は行動の一つ一つが綺麗だろう?」
「はい。お昼もお華を生けていて、婆ちゃんも褒めてました」
「ほぉー。風邪はすっかり良くなったようだな」
「あー、はい……」
「じゃあ、飯食ったらお前帰れ」
「え?あと二日ほどは……」と言いながら、まだ食べてないものがと言っているのはちゃんと聞いたぞ!
「それより、大国さんは今日は赤で、八意さんはカラシ色って意味あるんですか?」
先に聞いておいた方が心の準備もできると思って聞いたのに……
「洗濯して赤いのしか無かっただけだ」
「儂もじゃ。盆栽の土が着いたから洗っておいたのじゃがまだ乾いておらん」
「それだけ?」
「ふむ」
心配して損したじゃないか!
しかも盆栽って似合いすぎだろう!
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