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神様再び

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席について、もう焼くのかな?と迦具土を見ると「あと2人来るぞ」と言うので庭を見る。

一本のおおきな木の前が光り、来たのは兄と石長さん。

「お、焼肉か!」

「こ、こんばんは……」

「兄貴早いじゃん」

「仕事終わったの?」

「ああ。帰ろうと思ったら会社の机の上にメモがあって、会社の裏の倉庫に来いって書いてあった」

それ、体育館裏に来い的な……

「わ、私も使いが来て……着替えが間に合わず……」とモジモジ。

いいから座って欲しい!

席を開けて座ってもらうと、兄はいつも通り志那都比古神と聞いても至って普通。

「へえ、志那さん甘党なんですか。俺も好きですよ、エクレアとか特に」

「ああ、あの黒くて甘いものの乗っている……」と胸焼けしそうなトークが繰り広げられそうになったので、急いでメールを送る。

『スイーツの話は禁止』

『了解』

察しが早いのは助かるが、隣に座った石長さんは祖母に紐を借りて着物のそれを縛っているので、兄だけのためにきっと焼く気満々なのだろう。
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