八百万の学校 其の参

神様再び

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「なんで暗闇でロウソクだけの部屋で貪り食ってるんですか！なにかの呪いですか？」

「だから困ってるって言っただろ」とヒソヒソ。

「まぁ、翔平はあいつの兄弟の子供にも会ってるから話くらいは会うんじゃねーか？」

「え？誰だろう？」

とは言っても会ったのはまだ数えられる程度でとても個性的な方々。

そのうちの一人は兄に恋してしまって、未だにまともに目も見られないでいるが、俺に言ったんじゃないかと思うほどの今も覚えているプロポーズらしきもの。

「うわー、変なこと思い出しちゃった」

「大国さん、とりあえず今日は帰っていいですか？明日掃除道具とか持ってきます。あ、ゴミ袋とか掃除道具とかここに置けませんか？」

「管理の者に気づかれない場所ならいいぞ？ほら、道真が好きな屋根裏とか？」

「わ、分かりました。そこに隠します」

掃除道具まで隠すなんてと思うが、たまに清掃に人が来ると言うので、ちゃんと昼間でも姿が見えないようにだけして欲しいと頼む。