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1巻
1-3
しおりを挟む「ウエストとか丈が合わないといけないから、一度穿いてみるのが試着。試し着って書いて、し・ちゃ・く!」
「うえすと?」
そうだ、今の時代のことがわからないなら、横文字も無理なんだ……
面倒だなと思いながらも、ウエストとは腰のことだと言うと、成程と納得して試着してくれたが、思っていたよりも腰が細く足が長いので、最初に手にしたものは合わず、違うサイズのものを着てもらう。
「直さなくていいみたい……だな」
「なんで人はこんなに窮屈なものを着るのか理解できない」
上下革のジャケットとパンツ姿だったくせに何を言ってるんだ!
とはいえ、何かの本で見た神様は、確か緩めの上着にズボンもゆるっとしたのを裾で縛ってあるファッションだったしな。説明をするのも面倒だったので、みんなが着てる服だからと誤魔化し、同じズボン二枚と色違いのパーカーもカゴに入れ、下着と靴下は安売り商品を狙ってカゴに入れる。
何とか買い物を済ませ店を出て歩いていると、迦具土に「一つ聞きたいんだが、あれはなんだ?」と聞かれる。
迦具土の指差す方にあるのは自販機。
「ああ、あれは飲み物とかを買う機械。何か買って飲む?」
「あの箱の中に入っているのなら、溢れ出てくるのではないのか?」
試しにお金を入れて、微糖のホットコーヒーを買って渡す。すると、迦具土はそれが温かいことに驚いて、「まさかあの中に火が?」と後ずさった。もう一つ冷たいお茶を買って渡すと、あれは妖怪か? と自販機をまじまじと見ている。
「どっちがいい?」
「この温かい方」
そう言われたので、開け方を教えて近くのベンチに座って飲む。
「苦い、でも甘い!」と目を丸くしている迦具土は、思っていたよりも感情が豊かだ。
初めて飲んだのだろうが、そんな反応をされるとちょっと親近感が湧く。
「それはコーヒーっていう飲み物。俺が飲んでるのはお茶。あの機械の中には火は入ってないし、妖怪でもない。今日学校で考えてたんだけど、今の神様達って、そういうの教えてもらわないの?」
「まとめて教えてくれるところはある。が、俺はサボって行かなかったから何も知らない……」
行けよ! と突っ込みたくなったが、ぐっと堪えた。最初の出会いから何か腑に落ちないというか、疑問に思っていたことの答えがわかった気がする。多分、迦具土は誰かに甘えたり、話をしたりしたかったものの、不器用で不貞腐れた態度しか取れなかっただけなんじゃないのだろうか。そう思った瞬間、「婆さんにも俺が見えてるみたいだぞ?」との爆弾発言を食らった。
「ば、婆ちゃん? だって他の人には見えないって……」
「そのはずなんだ。爺さんからも、姿を見せてるのか? って聞かれはしたけど、特に気にしてなかったみてーだし。お前の家はどうなってんだ?」
そんなこと、俺が聞きたい……
「婆ちゃんに見えてるって、なんでわかるんだよ」
「昼飯を道場に持ってきた時に二人分持ってきたし、爺さんの方じゃなくて、俺の方を見て笑ってた」
まてまて! 笑ってたって何なんだ? 俺に理解できる範疇を超えてないか?
「とりあえず、帰ったら瓢箪に戻るわ」
「わかった。じゃ、これ持って。帰ろう」
なんで俺が荷物を持たなきゃいけないんだと文句を言われたので、お前のものだからだと反論する。そしてゴミ箱にゴミを捨てて、迦具土が荷物を持ってついてくるのを待つ。
我儘なんだか素直なんだかよくわからない。とにかく家に帰ってすぐに瓢箪の中に入ってもらい、祖父にお釣りを渡す。
夕食と風呂を済ませて、話があるからと祖父の部屋に行き、正座をして買い物の時のことを話し、祖母について聞いた。
「婆ちゃんは見えてるの?」
「それがなぁ……昔にも聞いてはおるんだが、なんとなく気配を感じる時があると言うだけだったので、ハッキリと見えたのは今回が初めてなのかもしれん。それだけ凄い神様だということだろう」
「見えててもいいのかな?」
「仕方ないだろうなぁ。それに、今の迦具土様にはいい影響があるかもしれん。次は私も一緒に神社へ行って話をしよう」
祖父が来てくれるのなら心強い。あの暗い道を一人で怖がりながら行くのは結構キツイ。
明日、学校にいる間はまた祖父に迦具土を頼まなければと思うと同時に、祖母に何も言えないことが申し訳ない気持ちも出てくる。
ご飯の準備が一人分増えるわけだし、洗濯も増えるから迷惑をかけるなぁなどと考えつつその日は眠り、そして翌日、朝も早い時間に何かが頭に当たる感覚がして目を覚ます。
「いてっ! もー、何? 朝早くに……ってまだ六時前じゃん!」
「早う起きんか」
その声にガバッと布団から身を起こした。
「八意さん! なんで?」
「お主の祖父が朝稽古中だったのでこちらに来たんじゃ。ちょっと今日は連絡とお願いがあっての」
寝巻きのままついていったのは、いつも寛いでいる炬燵のある部屋。あとからきた祖父は客間に案内すると言ったが、八意さんはここに祖母も呼んでほしいと言う。
もう嫌な予感しかしない……
「あらまぁ、お客様でしたか。すいませんねぇ、お茶もお淹れしていなくて」
近所の友達が訪ねてきたといった感じでお茶を淹れ始める婆ちゃん。何かおかしいとか思わないのか?
「いやいや、こちらこそ朝早くにお邪魔して申し訳ない。どうかお構いなく」
俺は構うんだが……
「婆さん、実は……」と、祖父が言いかけたところで、祖母は「ほほほ、神様……でございますか?」とあっさり尋ねた。特に驚いた様子はない。
「何故そう思われるのか聞いても?」
「だって、とても綺麗な目をされていますもの。ほほほほ」
八意さんに軽く答える祖母。怖がるとか、驚くとかないのか? と突っ込みたいのを堪えて、ひとまず八意さんの話を聞くことにした。
「儂と大国主様とで話し合ったのじゃが、奥方がやはり見える質だとわかってのぅ。何故今まで隠していたのか気になりましてな、わけを聞こうかと」
「隠していたわけではないのですが、出かけて帰ってきたお爺さんが神社と同じような空気を纏ってましたし、悪いことをしているのではないことがわかっていたので、本人が話さないのなら、特に私から聞かなくても良いかと」
「で、今この家にいるもののことも見えておるのかの?」
「うっすらとなら……」
うっすらでも見えてて、怖くなかったのかな?
「ならば、もうこの家の三人で今回の役目を引き受けてもらいたい。勿論、祖父母のお二方は補佐として。ここの家の気はとても居心地がいい。小童もいい教育が受けられるじゃろうて」
ちょっと待った!
「婆ちゃんは関係ないですよね? それに、爺ちゃんも婆ちゃんも歳だし、俺も世話になってるから、あんまり負担をかけたくないんですけど」
どうして家族で神様の面倒を見なきゃいけないんだ! あの神社に住まわせてここに通わせればいいだろう!
そんなことを思いながら見つめていると、八意さんが頷いて言う。
「本来ならばそうじゃな。あの神社から通わせればよい。しかし儂らも昨日の様子を見ておったんじゃが、まぁ、源三郎殿も容赦なく鍛えてくれておったし、買い物でも翔平が上手くやっておっただろう? そこで天御中主命様に話したところ、この一家ならばとのご判断でのぉ」
どこから見てたんだよっ! 空か? 雲の上からか? しかも俺の心の声は、神様にだだ洩れなのか⁉
そのあと迦具土を出せと言われたので、瓢箪から迦具土を出す。すると、最初の頃と変わらないムスッとした顔で出てきた。
「朝っぱらからうるさいぞジジィ!」
「ほれほれ、そう怒鳴っては奥方が驚くじゃろう。ま、ちょっと座ったらどうじゃ?」
八意さんは迦具土が座りやすいように横にずれる。祖母が湯呑みをもう一つ出してきて、お茶を淹れて置いた。
「話は聞いておったか?」
「聞きたくなくても聞こえるわ!」
「なんでお前はそんなにふてぶてしい態度をとるのかのぅ?」
迦具土はふん! と横を向いてしまった。これはしばらく機嫌は直らないなと思っていたら、パッシーン! と新聞が赤髪の頭に直撃した。「何すんだ! じじぃー!」と迦具土が祖父に怒鳴っている横で、祖母は呑気にお茶を啜っている。
「神様相手とて、私達夫婦もお役目を仰せつかった身。お帰りになられるまではこの源三郎、しっかりと教育させていただきます」
あぁ、爺ちゃんに変なスイッチが入っちゃったよ……
「あらまぁ、お爺さんたら。そういうことは道場でしてくださいな」
サラリと許可した祖母に、いいのか? という顔を向けたところ、こちらをちらりと見て口を開く。
「翔平、そのお爺さんがしていたお役目とやらを、翔平が受け継いだのよね? だったらちゃんと、神様のお手伝いをしなきゃあねぇ?」
こんな時、祖父と同じように祖母も言い出したら譲らない。
「迦具土さんと言いましたか。お部屋の準備をしますからね。自分の家と思って寛いでくださいな」
「………………」
祖母の言葉に迦具土はムスッとして答えない。それを横目に、俺は祖母に声をかけた。
「婆ちゃん、いいのかよ」
「いいも悪いも、私はお爺さんの決めたことなら文句はないですよ?」
いいんだ……
呆れる俺の前で八意さんが頷く。
「ふむ、ならば瓢箪は全員が使えるようにしておくとしよう。それと、迦具土よ。よもや逃げたりした場合は追放じゃ。よーく覚えておくように」
「追放?」
「もう神には戻れんということじゃ。そのくらいせんと、小童は何をしでかすかわからんでのぅ」
追放という言葉が出た辺りから、迦具土の顔色はどんどんと悪くなっていき、最後には頭を抱えて瓢箪に戻っていってしまった。
「さて、本当なら今日じゃったが、話は今した通りじゃ。来週の水曜日に、翔平と源三郎殿が神社へ来てくれたらよい。ここでの生活は任せるとしようかの。奥方、なんでも言いつけて構わんから、こき使ってやってくれ」
「ほほほ。わかりました」
婆ちゃん、神様相手だってわかってる!?
そう思いつつ、八意さんが帰っていくのを見届けた直後、「爺ちゃん! 婆ちゃん!」とつい大きな声を出してしまう。でも、二人とも気にする様子もない。
「翔平、八意様がああ仰ってるんだ。三人で取り組もう。しかし、教える役目は翔平のものだ。私達がすることは昼間に面倒を見る程度だからな?」
祖父の言葉に、肩を落として祖母を見る。
「婆ちゃん……」
「何とかなりますよ。さ、顔を洗ってらっしゃい。迦具土君も出してね。朝ご飯にしましょう」
顔を洗いに行く前に、瓢箪の蓋を開け、「出てきてくれよ」と声をかけた。迦具土は出てきてはくれたが、仏頂面はあいかわらずだ。
「あ、あのさ、婆ちゃんも歳だから、その……」
「そのくらいわかってるっつーの!」
そう言われたので、一緒に洗面台に行き、新しい歯ブラシを出して二人で歯を磨き顔を洗う。
この時も、迦具土が「歯磨き粉?」「この変な棒を口に入れるのか」などと首を傾げていたので、ちょっと子供のお世話気分だ。
「さあさ、朝ご飯にしましょう」
婆ちゃんの朝ご飯は、炊き立てのご飯におかずとあったかい味噌汁が定番で、その日の具材によって味噌が変わる。
今日は具が里芋で赤だし味噌。おかずはいつも玉子焼きと漬物と魚だが、今日はそれ以外のものも沢山作ってあり、テーブルに所狭しと並んでいた。
「迦具土君は何が好きかわからなかったから、沢山作ったのよ。お婆ちゃんの料理でお口に合うかわからないし、簡単なものばかりだけど、沢山食べてねぇ」
皆で「いただきます」と手を合わせる。迦具土も渋々ながら「いただきます」と手を合わせていたが、里芋の味噌汁を口に含んだ次の瞬間、「美味い!」と言ってガツガツと食べ始めた。
「あら、そんなに慌てなくてもお代わりはありますからねぇ。翔平は急ぎなさいな。学校に遅れますよ」
「あ、ヤバい!」
慌てて食べ、鞄を取りに部屋へ戻ってから玄関まで行く。すると、祖母が「はい、お弁当」と包みを渡してくれた。
「婆ちゃんありがとう。その、迦具土のことよろしくね」
「気にしないで、気をつけて行くのよ」
「行ってきます!」
その後ろから、俺も行くと叫ぶ迦具土の声と、行けるわけがないだろうと言っている祖父の声が聞こえたが、無視して自転車を漕ぎ出す。
先日と同じで、下校までまた一日落ち着かず、友達にも何かあるのかと聞かれてしまった。友達は俺が祖父母と住んでいることを知っているので、「ちょっと用があって家に早く帰らないといけないんだ」と言うと、早く帰ってやれと気を遣ってくれた。
うん、嘘はついていない!
「ただいま」
帰宅すると、祖母が出迎えてくれた。
「おかえり翔平。早かったのね」
「テスト前だから短縮授業ってこと忘れてた。爺ちゃん達は? ちょっと迦具土と出かけたいんだけど」
道場で稽古をしていると聞いたので、迦具土を引っ張ってきてお風呂に入ってもらい、嫌がる迦具土を連れて駅の方へ向かう。
ちなみに、お風呂は二回目だから平気かなと思っていたが、シャンプーとトリートメント、ボディソープが臭いなどと文句を言われた。それに、髪を乾かす時にもドライヤーから熱風が出るのは火を使っているんじゃないかと大騒ぎしたので、出かけるまでにかなり時間がかかってしまった。
向かった場所は、駅の近くにある電器屋さん。電化製品を見ながらなら、今の生活について説明しやすいかと思ったからだ。
「家にもあるから、冷蔵庫と炊飯器、ガスコンロは見ただろ? あの壁についてるのはエアコン。夏の暑い時には涼しい風が出て、冬の寒い時には温かい風が出てくるんだ」
「理解できない。火がないのに温められる箱に、氷もないのに冷やせる箱。火を使わずに点く明かり。しかも風が吹いてくるって、今はどうなってるんだ……電気製品というものでなんでもできてしまうのか……? だったら、火の神なんていらないだろう?」
迦具土が不思議そうな顔をするのも無理はなかった。神様の世界というか、住んでいる場所には、電気が通っているとは思えない。
「あ、これこれ。これは電気で温かくなる……えーとガスコンロの電気版って言えばわかる? で、こっちはトースターっていって、内側が炬燵の中みたいに赤くなるんだけど、これでパンが焼けるんだ」
と一般家庭にある家電製品を見ながら説明していく。
あちこち見て回る迦具土は、つまみを回したり、『チーン』と鳴る音にビックリしたりと興味津々で、友達と遊びに来たようでちょっと楽しい。
「昔は、全て火だった。今は火を使う場面はないのか?」
「大きな火ならキャンプファイヤーとか、神社のお焚き上げとか? でも、迦具土が思ってるような業火は、工場とかならともかく、一般の家庭にはないかな」
洗濯機にテレビなども一通り見てから、隣の建物にある本屋へ向かい、ゲームやDVDも見せた。そして夕飯に間に合うようにと公園を通って家までのんびり歩く。
その途中、迦具土が尋ねてきた。
「今日見たものの中には、お前の家にあるのと同じものも沢山あったが、何故あそこのものは押したり引っ張ったり回したりしても動かなかったんだ?」
そこか? そこに興味を持ったのか?
「あれは見本なんだ。あそこで買って、家に持って帰って……ガス会社とか水道局とか電気会社に連絡して使えるようにしてもらわないと使えない。神様の住んでいるところでは電気とかないだろうし、使えないと思うよ?」
迦具土がホッとしたような顔をしていたが、この後、俺がしたいことを知ったらそんな顔はしていられないだろうな。
ちょうど話が終わる頃家に着いたので、迦具土に促す。
「ただいまー。ほら、すぐにうがいと手洗い。しないとご飯抜きだから」
面倒くさそうな顔をしているけれど、この家で暮らしている間はルールを守ってもらわないといけない。
うがいと手洗いを済まし、台所にいる祖母に一言声をかけてから、「じゃ、電器屋で見てた時みたいにコンロの前に立ってみて」と迦具土の背中を押す。
そう、俺はこれがしたかったんだ!
「い、今からか?」
「そう。今から」
「む、無理」
そう言って怯えている迦具土は、神様っぽくなくてちょっと可愛い。
「だったら婆ちゃんの横に俺が立つから、その横に立ってみて」
コンロの前に婆ちゃん、調理スペースに自分、流しに迦具土と並ぶ。これだけ離れているのに、迦具土は「で、できたぞ?」とすぅっと離れてしまう。
最初にしては上出来なのかな? と自分に言い聞かせ、次は炬燵の部屋でストーブをつけて、中を見せる。
「これも中は小さな火」
「お、俺はそれには寄らねーぞ! 電器屋では音も何もしなかったから良かったけど」
「すぐに近づけとは言わないよ。で、俺はテストが近いし、夕飯までここで宿題とテスト勉強をするから邪魔しないでくれよ?」
夕飯はいつも十九時。
それまで、祖父は道場の掃除を終えて風呂に入り、この部屋でニュースを見ていることが多いのだが、今日は俺が勉強しているためか来ていない。迦具土は静かにはしているものの、「店のとは違う」と言いながら、炬燵の中を見たり、小さな電球に興味を示したりしていた。
「翔平、勉強中にすまんが、ちょっとこれを直してくれ」
しばらくして祖父に言われたのは、ファックスのインク交換。年齢のせいか、祖父は機械に疎い。
「すぐに使う?」
「うむ。お前の両親のところに送りたいんだが、交換の表示が出てな。壊してはいけないと思うと触れない」
「親父に?」
「そうだ。急ぐと言っていたし、今の時間なら向こうは朝だろう?」
アメリカの両親のいるところとの時差は、大体十三時間。
それなら先にした方がいいだろうと思い、炬燵から出てファックスのインクを交換する。
それにも興味があるらしく、迦具土はその様子を横でずっと見ていた。
「すまんな」という祖父の言葉に、いいよと答える。ご飯がそろそろできる頃なので、勉強道具を片付けて台所に向かう。
そして祖母の手伝いをする。
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