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決断
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「私、もう友達とか親しい人とか要らない……」
「そんなこと言うな。俺達も要らないのか?」
フルフルと頭を振り、みんなは守ってくれてるから。まだ何を守られているのかは分からないけどとポツポツと話す。
「大丈夫。いつも通りでいい。急かした俺も悪かった……ただ、守りやすくなるのもあったし、人の多いところで変なことは起こらないと思ってたんだ」
「これからどうしよう……」と今までの出来事と今日の出来事で泣きまくり、その間ずっと黙って春が話を聞いてくれていたのだが……
「春、この前行けなかっ……何をしてるんですか!!!」
「静かにしろ。寝たところだ」
「泣いてたんですか?」
「部屋に連れてってくれ。着替えたらリビングで話す」
コーヒーをいれて栗花落に昼間に見て聞いた事、それを直接姫愛が言われてしまったこと。
店長の死をやっと受け入れ、学校に再登校できた初日の出来事でかなりショックは大きく、食欲もないようだとひと通り話し、ずっと泣くのでああするしか無かったと言うと。
「今回だけですよ?次からは私の役目ですから」
「お前なぁ、いつもいるとは限らんだろう?葉子にも話せなかったのは姫愛なりに考えたからだと思うし、初めて嘘までついたんだぞ?」
「ショックにショックを重ねてしまうと……」
「鈍いよな!医者に聞け!」と秋穂に勝手に電話をかけ、スピーカーオンで話をし、意見を聞くと「馬鹿ですか?栗花落、幼稚園からやり直します?いえ、日本の誕生以前からでも構いませんけど」と最初から毒舌。
「嫌です。それよりも……」
「このままだとストレスで心を閉ざしてしまうか、壊れてしまいますね」
「カウンセリングとかいうやつは?」
「無理です。私の専門外ですし。今は学校に行きたがるのならばそのように。姫愛さんの好きなようにさせて、あなたがた大人は見守り隊でもしておいてください。もし、また倒れたり食欲が低下した時は病院に」
「分かりました。でも相手の記憶が残るというのは聞いたことあります?」
「たまに見える、感じるなどの勘の良い子がいるでしょう?それの強化版でしょうか?中に入ったいたものが雑魚ならいいです。が、今回は意志を持ったものと思った方がいいでしょうね」
対策などを考えるが、結局は姫愛次第。
特に感情の昂りなどなるべくさせないようにする事しかないと電話を切る。
「そんなこと言うな。俺達も要らないのか?」
フルフルと頭を振り、みんなは守ってくれてるから。まだ何を守られているのかは分からないけどとポツポツと話す。
「大丈夫。いつも通りでいい。急かした俺も悪かった……ただ、守りやすくなるのもあったし、人の多いところで変なことは起こらないと思ってたんだ」
「これからどうしよう……」と今までの出来事と今日の出来事で泣きまくり、その間ずっと黙って春が話を聞いてくれていたのだが……
「春、この前行けなかっ……何をしてるんですか!!!」
「静かにしろ。寝たところだ」
「泣いてたんですか?」
「部屋に連れてってくれ。着替えたらリビングで話す」
コーヒーをいれて栗花落に昼間に見て聞いた事、それを直接姫愛が言われてしまったこと。
店長の死をやっと受け入れ、学校に再登校できた初日の出来事でかなりショックは大きく、食欲もないようだとひと通り話し、ずっと泣くのでああするしか無かったと言うと。
「今回だけですよ?次からは私の役目ですから」
「お前なぁ、いつもいるとは限らんだろう?葉子にも話せなかったのは姫愛なりに考えたからだと思うし、初めて嘘までついたんだぞ?」
「ショックにショックを重ねてしまうと……」
「鈍いよな!医者に聞け!」と秋穂に勝手に電話をかけ、スピーカーオンで話をし、意見を聞くと「馬鹿ですか?栗花落、幼稚園からやり直します?いえ、日本の誕生以前からでも構いませんけど」と最初から毒舌。
「嫌です。それよりも……」
「このままだとストレスで心を閉ざしてしまうか、壊れてしまいますね」
「カウンセリングとかいうやつは?」
「無理です。私の専門外ですし。今は学校に行きたがるのならばそのように。姫愛さんの好きなようにさせて、あなたがた大人は見守り隊でもしておいてください。もし、また倒れたり食欲が低下した時は病院に」
「分かりました。でも相手の記憶が残るというのは聞いたことあります?」
「たまに見える、感じるなどの勘の良い子がいるでしょう?それの強化版でしょうか?中に入ったいたものが雑魚ならいいです。が、今回は意志を持ったものと思った方がいいでしょうね」
対策などを考えるが、結局は姫愛次第。
特に感情の昂りなどなるべくさせないようにする事しかないと電話を切る。
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